由紀さおりの映画初主演作「ブルーヘブンを君に」の完成披露試写会が、主な撮影場所となった岐阜県で、24日に開催された。出演者の由紀さおり、小林豊(BOYS AND MEN)、本田剛文(BOYS AND MEN) と秦建日子監督が登壇した。
「ブルーヘブンを君に」は、岐阜県の豊かな自然とそこに暮らす人々を背景に、いくつになっても夢を諦めない人生の素晴らしさを描いた作品。本作が映画初主演となる由紀さおりが、がんに冒されながらも「ハンググライダーで空を飛ぶ」という夢をかなえようとする女性・冬子を演じ、BOYS AND MEN のメンバーとして俳優のほかバラエティでも活躍する小林豊と本田剛文が共演。監督・脚本は、本作が映画監督3本目となる秦建日子が務めている。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、昨年に予定されていた上映が延期となっていた本作。公開の喜びを語った由紀は、「主演に関して最初は荷が重くて、本当に私で大丈夫だろうか…と不安だったのですが、この作品に出会えたことに感謝しています。私が演じた冬子のモデルとなった河本純子さんの、ブルーヘブン（青いバラ）を作るという自分の夢に心折れることなく向き合っていく心の強さと、やり遂げようとする 決意の強さを感じてもらえるように演じました」と、映画初主演について語った。
由紀が演じたのは、余命宣告された病気を抱える役。「監督から病気を抱えていてもシリアスになりすぎなくて良いとおっしゃっていただき、ブルーヘブンを作った人の思いや、私が演じた冬子と同じくらいの年代の方に、これからをどう生きていくか、どう夢を持って過ごしていくかなど、いくつになっても幸せになる努力をしていかなきゃいけないことを感じてもらえるよう、前向きに明るく演じさせていただいてます」と演じた役柄を振り返った。
孫役で共演した小林豊と本田剛文については、「イケメン2人が本当にかわいくて（笑）。試写で見た時に頼もしいと二人を見直しました」語り、秦監督が「撮影してない時も小林くんは本当の孫みたいに仲良かったよね」と話す一幕も見られた。
【作品情報】
ブルーヘブンを君に
2021年6月11日（金）全国公開
配給：ブロードメディア
©2020「ブルーヘブンを君に」製作委員会
