7月10日より劇場公開される、「ひとくず」の上西雄大が監督とともに赤井英和とダブル主演する映画「ねばぎば 新世界」の、予告編が公開された。
予告編では、大阪の新世界を舞台に、赤井英和演じる勝吉と上西雄大演じる弟分のコオロギの2人が、宗教団体や関係するヤクザと戦う様子などが、激しいアクションを交えて描き出されている。
あわせて、カメレオン役の田中要次、鷲尾正吉役の菅田俊、勝吉の恩師の娘で宗教団体に入信している須賀田琴音役を務めた有森也実のコメントが公開された。田中要次は30年前に赤井英和主演の映画「王手」に照明助手として参加したことに触れながら出演の興奮を語り、有森也実は「コロナに翻弄されている私たちに、“ネバーギブアップ”と言うメッセージと共に、人を想う気持ちこそが希望なんだと教えてくれる映画」とコメントを寄せている。
「ねばぎば 新世界」は、大阪の新世界を舞台にした、勝新太郎・田宮二郎の「悪名」シリーズを彷彿とさせるアクションドラマ。新世界・西成に住む人間味あふれる人々の個性、今も残る浪速の人情を織り交ぜながら、社会の明と暗、善と悪、表と裏の世界を描く。かつてヤクザの組をつぶし回っていた村上勝太郎(通称・勝吉）を赤井が演じ、勝吉の弟分・神木雄司(通称・コオロギ）を上西が演じる。他にも、小沢仁志、西岡德馬、有森也実、菅田俊、田中要次、堀田眞三、徳竹未夏、古川藍、神戸浩、坂田聡らが出演している。
【コメント全文】
■カメレオン役 田中要次
この業界に入ったばかりだった頃、僕は赤井英和さん主演の映画『王手』で照明助手として参加しておりました。あれから30年が経ち、再び大阪で赤井さんと今度は役者として共演できている事の興奮をカメレオンのごとく抑えながら、カメレオン役を演じました。手の中に宇宙のエネルギーをイメージしてw
■鷲尾正吉役 菅田俊
八尾の朝吉に若い時に憧れて、映画の世界へ、リアル朝吉、浪速のロッキー赤井英和さん主演、大阪の街を暴れまくる。笑って泣ける映画は上西監督の得意とする所、是非映画館へ。医者の役でちょこっと出てます。
■賀田琴音役・有森也実 コメント
善の皮をかぶった悪を、赤井さん演じる勝吉と上西さん演じるコオロギの二人が、人情と心意気で暴いていく痛快な作品。コロナに翻弄されている私たちに、“ネバーギブアップ”と言うメッセージと共に、人を想う気持ちこそが希望なんだと教えてくれる映画です。
私が演じる琴音は闇を背負ってしまった人。不条理に抗う強さと弱さ、両面が一緒に表現ができたら琴音になれるかな…と思いながら演じました。
【作品情報】
ねばぎば 新世界
2021年7月10日（土）より新宿K's cinemaほか全国順次公開
配給：10ANTS 渋谷プロダクション
(c) YUDAI UENISHI
