キーワード 製作、評価、バージョン
製作、評価、バージョン
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「メトロポリス」は、ニューヨークを訪れた時に強いインパクトを受けた監督のフリッツ・ラングが巨大都市についての映画を着想し、妻で脚本家のテア・フォン・ハルボウが脚本を書き上げた作品。多額の製作費がかけられ、未来都市はミニチュアを駆使して作り上げられた。SF映画の古典として高く評価されている。
フィルムは散逸してしまい、さまざまなバージョンが存在している。1984年には、「メトロポリス」の熱狂的ファンである作曲家のジョルジオ・モロダーが、世界中から集めた「メトロポリス」のフィルムに自作の曲をつけたバージョンが公開された。
「メトロポリス」の関連項目
人物 1
メトロポリス
俳優:グスタフ・フレーリッヒ
フレーダーは、メトロポリスの支配者の息子である、映画「メトロポリス」の登場人物。・・・「御曹司クラブ」で楽しい時間を過ごすなど、地上の世界で不自由なく暮らしている。だが、「御曹司クラブ」に子どもを連れて来たマリアのことが気になり、マリアを追いかけて地下の機械工場にたどり着く。そこで奴隷のように働かされている労働者たちの姿を見・・・
人物 2
メトロポリス
俳優:ブリギッテ・ヘルム
マリアは、「媒介者」による救済を労働者に説く、映画「メトロポリス」の登場人物。苦・・・しい重労働の日々を送る労働者たちをカタコンベに集め、いずれ媒介者が登場し、労働者を救ってくれると説く。子どもたちを連れて「御曹司クラブ」に現れたことからフレーダーの目に留まる。カタコンベの集会に現れたフレーダーを「媒介者」と考え、フレーダー・・・
人物 3
メトロポリス
俳優:アルフレート・アーベル
ジョー・フレーダーセンは、メトロポリスの支配者でフレーダーの父である、映画「メト・・・ロポリス」の登場人物。妻であるヘルは、フレーダーの出産時に亡くなっていた。また、科学者のロートヴァングとはヘルを巡ってライバル関係にあった。メトロポリスを一望できる「バベルの新塔」と呼ばれる高層ビルにオフィスを構え、フレーダーには不自由のな・・・
人物 4
メトロポリス
俳優:ルドルフ・クライン=ロッゲ
ロートヴァンクは、科学者・発明家である、映画「メトロポリス」の登場人物。かつてヘ・・・ルを巡ってフレーダーセンとライバル関係にあった。ヘルの面影を今も追い求め、部屋にはヘルの頭像を飾り、女性型アンドロイドの開発に命を燃やす。開発のために右腕を失い、義手をしている。
労働者が持つ地図について聞くために訪れたフレーダーセンとカ・・・
人物 5
メトロポリス
俳優:ブリギッテ・ヘルム
アンドロイドは、ロートヴァンクによって開発された、映画「メトロポリス」の登場キャ・・・ラクター。金属でできたボディが本体だが、特殊な装置によってマリアの容姿を持つようになる。マリアよりも妖艶で残酷な面を持つ。片目を薄く閉じ、片方の眉を上げるしぐさを見せる。また、ヨシワラのステージでは裸同然の姿で、体をくねらせるダンスで男たち・・・
その他の「メトロポリス」のキーワード
キーワード 2
メトロポリス
「メトロポリス」の舞台となるのは、未来の大都市「メトロポリス」である。地上では支・・・配者階級が繁栄を享受した生活を送っており、高層ビルが多く建ち、多くの車が行き来している。一方で、地上の生活を支えているのは地下の工場で、工場では多くの労働者が10時間の厳しい肉体労働を強いられていることが描かれている。
地下の工場では、多・・・
キーワード 3
メトロポリス
科学者・発明家のロートヴァンクは、人間のアンドロイドを開発している。金属製のボデ・・・ィで、女性がモデルとなっている。マリアとアンドロイドをラインでつなげ、特殊な装置を起動させることで、アンドロイドの容姿はマリアと同じになる。装置を起動させると、フラスコに入れられた液体が沸騰し、アンドロイドの周囲をいくつもの電気の輪が包む。・・・
キーワード 4
メトロポリス
「メトロポリス」で描かれる社会では、富裕層と労働者の階級差が激しい。富裕層の人々・・・は地上で繁栄を謳歌する一方で、労働者は地下で重労働にあえいでいる。マリアは両者を取り持つ「媒介者」が現れると説き、メトロポリスの支配者であるフレーダーセンの息子フレーダーが媒介者の役割を果たすことになる。
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キーワード 5
メトロポリス
メトロポリスの地下にある工場では、労働者たちが謎の地図を持っていることが発覚する・・・。地図について調べるフレーダーセンは、ロートヴァンクから古いカタコンベの地図であることを聞かされる。カタコンベでは、重労働に苦しむ労働者たちの集会が行われており、マリアは「媒介者」が登場して苦しみから救ってくれると説く。
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キーワード 6
メトロポリス
労働者たちを集めた集会で、マリアは「バベルの塔」の話をして媒介者が必要性を説く。・・・「かつて人間は、星に届くほどの塔を建て、頂上に“世界と創造主は偉大なり。人間は偉大なり”と記そうと考えた。雇われた労働者たちは、塔の意味を知らずに働かされた。雇った者と雇われた者は、互いを理解していなかった」という内容である。
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