キーワード 原作、実話、製作
原作、実話、製作
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「大脱走」は、第二次大戦中にドイツ軍の捕虜となったポール・ブリックヒルが体験した脱走計画の詳細をまとめた本「The Great Escape」を映画化した作品である。冒頭では、実話を元にしており、脱走の手順を詳細に描いていることが字幕で表示される。また映画の終わりでは、処刑された50名の捕虜にささげる献辞が表示される。
監督を務めたジョン・スタージェスが原作の出版後すぐに映画化権を買い取り、自らが製作も担当している。キャストには、スタージェスの監督作「荒野の七人」(1960)に出演したスティーヴ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーンが再集結している。
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大脱走
「大脱走」の舞台となるのは、ドイツ軍による捕虜収容所である。これまでに脱走を試み・・・てきた捕虜たちをまとめて監視する目的で新設され、主にイギリス軍の捕虜が収容される。鉄条網のフェンスで囲われており、フェンスの少し内側に捕虜たちが踏み込んではいけない領域がワイヤーで示されている。スポーツ、図書室、娯楽室、園芸道具などがそろえ・・・
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大脱走
バートレットの発案により、250名を脱走させる大規模な計画が立てられる。脱走のた・・・めに、「トム」「ディック」「ハリー」と名づけられた3本のトンネルが掘られる。トンネルは、音を消すために9メートルの深さまで掘られる。トンネル掘りで出た土を外に出すために、ズボンの中に土を入れた袋をつり下げ、ズボンのすそから外に出す方法が取ら・・・
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大脱走
脱走のために必要な道具が作られる。ツルハシはナチス軍のトラックから外した部品を使・・・って作られ、セジウィックはトンネルに空気を送るためのエアポンプを作る。また、脱出後の逃走用に、軍服や毛布などを使った服が作られ、コリン・ブライスを中心に身分証などが偽造される。さらに、最寄りの町や駅までの道順を調べるために、ヒルツが1人で脱・・・
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大脱走
ヒルツは、4度に渡って懲罰房(独房)に入れられる。1回目は移送した初日に監視塔の・・・死角を確認しようとした時で、最初は10日間だったが所長に不遜な態度を取ったために20日間となった。この時、所長にブーイングをしたアイヴスも懲罰房に入れられる。2回目は、アイヴスと2人でフェンスの下に穴を掘って脱獄しようとして捕らえられた時。・・・
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大脱走
懲罰房の中でのヒルツは、グローブとボールを持ち込み、壁にぶつけて跳ね返ったボール・・・をキャッチすることで時間をつぶす。ヒルツが脱走した時には、同じアメリカ兵であるゴフがヒルツにグローブとボールを持っており、懲罰房に入れられるヒルツに投げ渡してやる。また、監視塔の死角を確認しようとした時には、ボールが転がったフリをして鉄条網・・・