ストーリー・あらすじ紹介　大脱走

捕虜収容所

第二次大戦中のドイツに、特別な捕虜収容所が建設される。収容所に多くのイギリス軍の捕虜たちが移送されてくる。所長のルーガーは、捕虜のリーダーであるラムゼイに、脱走を繰り返す捕虜たちを集めた特別な収容所であることを説明する。ラムゼイは、脱走は将校の義務であるとルーガーに語る。

監視塔の死角

捕虜のダニー、セジウィック、アイヴスたちは、移送されるロシア兵の捕虜たちにまぎれて逃げ出そうとするものの失敗に終わる。多くのイギリス兵の捕虜に混じって、数人のアメリカ兵もいる。アメリカ兵の1人であるヒルツは、監視塔に死角があると考える。転がった野球ボールを拾うふりをして、境界線のワイヤーを越えたヒルツは懲罰房に入れられる。

シーン 1

ルーガー所長に懲罰房を命じられるヒルツ

第二次大戦中のドイツに、過去に何度も脱走をくわだてた捕虜たちが集められた、特別な・・・捕虜収容所が設立される。バートレットが計画を立て、収容所の外の森まで3本のトンネルを掘って脱走することになる。「調達屋」の異名を持つヘンドリーがナチスのトラックから必要な部品を盗み出し、手製のツルハシが作られる。宿舎のストーブの下から掘・・・

ロジャー・バートレット

同じく懲罰房に入れられたアイヴスと話をしたヒルツは、監視塔の死角を使った脱走計画を考え出す。一方、新しい捕虜としてロジャー・バートレットが移送されてくる。移送を担当したゲシュタポや親衛隊の男たちは、バートレットが多くの脱走を指揮してきたとルーガー所長に警告する。ルーガーは、イギリス空軍の捕虜はドイツ空軍の管轄であることを語る。

シーン 2

懲罰房のヒルツとアイヴス

第二次大戦中のドイツに捕虜収容所が新設され、多くのイギリス軍の捕虜たちが移送され・・・てくる。所長のルーガーは、脱走を繰り返す捕虜たちを集めた特別な収容所であることを説明する。アメリカ兵の捕虜であるヒルツは、ワイヤーカッターで鉄条網を切って脱走しようとしていたとして、懲罰房に入れられる。また、所長にブーイングしたアイヴスも懲・・・

脱走計画

ラムゼイと話をしたバートレットは、脱走のプロたちが集まっていることを知り、250人を脱出させる大規模な脱走計画を考える。その夜、集められた捕虜たちを前に、バートレットが3本のトンネルを収容所の外に向けて掘る計画を説明し、それぞれに役割が与えられる。調達屋のヘンドリーは、紅茶が好きなブライスのためにミルクを手に入れてやる。

穴掘り

トンネル掘りが始まる。ヘンドリーが作ったツルハシを使って、ダニーが中心となってトンネルを掘る。見張りが来た時にはすぐに連絡が伝わる手はずが整っている。一方、懲罰房に入れられていたヒルツとアイヴスが戻ってくる。バートレットたちに呼ばれたヒルツは、鉄条網の近くから穴を掘ってアイヴスと逃げようと考えていることを明かす。脱走は実行されるが捕らえられてしまい、ヒルツとアイヴスは再び懲罰房に入れられる。

シーン 3

ダニーの17本目のトンネル

シーン 4

抜き打ちの見回り

第二次大戦中のドイツに、過去に何度も脱走をくわだてた捕虜たちが集められた、特別な・・・捕虜収容所が設立される。バートレットが計画を立て、収容所の外の森まで3本のトンネルを掘って脱走することになる。掘るのを担当するのはダニー。宿舎のストーブの下から、ダニーにとって17本目となるトンネルを掘り始める。別の場所でもトンネル掘り・・・

シーン 5

ヒルツとアイヴスの脱走計画

第二次大戦中のドイツに、過去に何度も脱走をくわだてた捕虜たちが集められた、特別な・・・捕虜収容所が設立される。所長に不遜な態度を取ったアメリカ兵のヒルツは、20日間の懲罰房を命じられる。懲罰房でアイヴスと話をしたヒルツは、ある脱走計画を思いつく。一方、懲罰房の外では、バートレットが立てた脱走計画がスタートしていた。懲罰房・・・

土を捨てる方法

トンネル掘りで出る土の処分の問題が発生するが、土を入れた袋をズボンに吊り下げ、外で土を地面にまく方法をアシュレーが考えつく。ルーガー所長が巡回に来るが、畑を耕して色の違う土をごまかしているとことに気づかない。一方、セジウィックはトンネルを掘るダニーたちに空気を送るために、ポンプを作り上げる。

シーン 6

土の処分の方法

第二次大戦中のドイツに、過去に何度も脱走をくわだてた捕虜たちが集められた、特別な・・・捕虜収容所が設立される。バートレットが計画を立て、収容所の外の森まで3本のトンネルを掘って脱走することになる。ダニーとウィリーが中心となってトンネルが掘り進められていく。一方、自分たちだけで脱走しようとしたヒルツとアイヴスは捕らえられ、懲罰・・・

財布

ヘンドリーは、親しくなったドイツ兵のヴェルナーを部屋に呼び、ヴェルナーから盗み出した身分証明書などが入っている財布を偽造担当のブライスに渡す。懲罰房に入れられていたヒルツが戻ってくる。バートレットたちはヒルツに対し、1人で脱走して周囲の情報を集め、再び捕まるように頼むが、ヒルツに断られてしまう。

支柱

ヘンドリーは、財布を探しに来たヴェルナーに対し、見つけ出す代わりにブライスが必要としているカメラを持ってこさせる。トンネルで落盤が続いたため、ヘンドリーとヒルツが木材を調達して支柱が立てられる。バートレットは、3つのトンネルのうち、「トム」と名付けたトンネルを集中して掘ることに決める。一方、ヒルツ、ヘンドリー、ゴフの3人は、大量のじゃがいもから酒を作る。

シーン 7

崩れた土の下敷きになったウィリーを助けるダニー

第二次大戦中のドイツの捕虜収容所。バートレットが計画を立て、収容所の外の森まで3・・・本のトンネルを掘って脱走することになる。セジウィックが作ったポンプで空気を送られながら、ダニーとウィリーが中心となってトンネルが掘り進められていく。一方の外では、脱走したあとに着る服作りや、身分証明証の偽造などが進められていた。トンネル・・・

発見されるトンネル

7月4日、アメリカの独立記念日。ヒルツたちは、ひそかにじゃがいもから作っていた酒を、捕虜たちに振る舞う。捕虜たちが舌鼓を打つ中、ヴェルナーたちナチス兵が「トム」のトンネルがある棟を調べる。熱湯をこぼしたヴェルナーは、お湯が床に吸い込まれているのを発見し、トンネルが発覚してしまう。長い収容所生活で精神的に追いつめられていたアイヴスは、絶望からフェンスをよじ登って外に逃げようとし、銃殺されてしまう。

シーン 8

射殺されるアイヴス

トンネルで落盤が続いたため、ヘンドリーとヒルツが木材を調達して支柱が立てられる。・・・バートレットは、3つのトンネルのうち、「トム」と名付けたトンネルを集中して掘ることに決める。一方、ヒルツ、ヘンドリー、ゴフの3人は、大量のじゃがいもから酒を作る。7月4日、アメリカの独立記念日。じゃがいもで酒を作っていたヒルツたちは、ひそか・・・

閉所恐怖症

アイヴスの死によって考えを変えたヒルツは、バートレットから頼まれていた通り、1人で脱走して周囲の地理を調べた上でわざと捕らえられ、懲罰房に入れられる。ハリーのトンネルが急ピッチで掘られる。だが、実は閉所恐怖症だったダニーが我慢の限界を迎えてしまう。夜中にフェンスを越えて逃げようとするダニーだったが、ウィリーに止められる。また、ブライスの近視が進行し、ほとんど目が見えなくなってしまう。

脱走当日

ブライスの目に気づいたバートレットは、脱走からブライスを外そうとする。だがヘンドリーがブライスと一緒に逃げると約束したことから、脱走が許されることになる。トンネルは目標の距離に到達し、いよいよ脱走の夜となる。捕虜たちは用意された平服やナチスの軍服などに着替え、トンネルのある棟に集まる。

脱走開始

トンネルの中で待機するダニーだが、耐えられなくなりウィリーとともにいったん外に出る。トンネルの先から地面に顔を出したヒルツは、トンネルが森まで届いていないことに気づく。先に出たヒルツがロープを引っ張って合図をし、看守に見つからないように1人ずつ逃げることになる。バートレットやヘンドリーらが逃げていく

シーン 9

トンネルから逃げ出る閉所恐怖症のダニー

1本のトンネルが看守に見つかってしまうものの、別のトンネルが急ピッチで掘り進めら・・・れる。だが、トンネル掘りの中心人物であるダニーは、実は閉所恐怖症だった。ある時、我慢の限界を迎えてしまったダニーは、夜中にフェンスを越えて逃げようとする。そのことに気づいたトンネル掘りの仲間であるウィリーは、止めるためにダニーを殴る。ダニー・・・

76名が脱走

空襲によって消灯となり、あたりが暗くなる。トンネルに戻ってきたダニーたちもそのすきに逃げる。だが、1人が転んで立てた物音に看守が気づき、順番を待つ次の男がトンネルから顔を出してしまったため、トンネルが発覚してしまう。森からロープを引っ張っていたヒルツも逃げる。翌朝、捕虜の人数が確認され、76人の脱走が明らかになる。

逃走

バートレットやヘンドリーたちは列車に乗って逃げる。ゲシュタポが乗客をチェックするのを見たヘンドリーは、ブライスとともに列車から飛び降りる。セジウィックは盗んだ自転車で逃げ、ダニーとウィリーはボートで川を逃げる。ナチス兵のバイクを奪ったヒルツはスイスに向かうが、ナチス兵の車やバイクに追われる。

捕らえられる捕虜たち

バートレットたちは終着駅に着く。SSの将校がバートレットに気づいたのを見たアシュレーが、将校に襲いかかって銃で胸を撃つ。逃げるアシュレーが射殺される間に、バートレットとマクドナルドは逃げる。ヘンドリーとブライスは、ナチスの飛行機を盗み出してスイスに向かう。だが、途中でエンジンが不調となって不時着。駆けつけたナチス兵にブライスは射殺され、ヘンドリーは捕らえられる。

バイクで逃げるヒルツ

ナチス兵からバイクで逃げるヒルツは、スイスとの国境のフェンスをジャンプして飛び越えようとするが、銃撃を受けて転倒して有刺鉄線にからまり、捕らえられてしまう。フランスにたどり着いたセジウィックは、レジスタンスにスペインまで逃がすように頼む。バスに乗ろうとしたマクドナルドは、警官から英語で語りかけられ、英語で返したために捕らえられる。1人で逃げたバートレットも、旧知のSSに捕らえられてしまう。

シーン 10

バイクで逃げるヒルツ

捕虜収容所からの大人数の脱走作戦が実行される。だが、76人が脱走したところでトン・・・ネルが見つかってしまう。逃げ出した76人はバラバラになって逃げていく。バートレットやマクドナルドは列車で、ヘンドリーとコリンは飛行機で、セジウィックは自転車で、ダニーとウィリーはボートで逃げる。だが、多く者は捕らえられ、殺されてしまう。・・・

再び懲罰房

捕らえられたバートレットたちがトラックで移送される。移送途中に草原で降ろされたバートレットたちは、マシンガンによって全員が銃殺される。ダニーとウィリーは船に乗って逃げることに成功し、セジウィックはスペインの国境を越える。責任を問われた所長のルーガーは解任される。収容所に戻されたヒルツは懲罰房に入れられ、以前にもしていたように、野球のボールを壁にぶつける。