登場人物・キャスト　戦場のメリークリスマス

ジョン・ロレンス英軍中佐(トム・コンティ)

重要な部分に触れている場合があります。

ジョン・ロレンスは、イギリス軍の中佐である、映画「戦場のメリークリスマス」の登場人物。ジャワ島レバクセンバタ俘虜収容所に俘虜として収容されている。日本に住んでいたことがあり、日本語ができる。そのため、日本軍と俘虜たちの連絡将校（通訳）をしている。ハラ軍曹と親しい。セリアズとはリビア戦線でドイツ軍を相手に戦った仲。ウィンチェスター大卒。

ハラ軍曹がオランダ人兵のカールをレイプしようとしたカネモトを処刑しようとし、必死に止める。また、レイプされたことで精神的に追いつめられたカールを司令部で預かって欲しいとハラ軍曹に頼むが、断られてしまう。その後、無線ラジオを持ち込んだ容疑で捕らえられ、見せしめとして処刑されかけるが、クリスマスの夜にハラ軍曹の計らいで助けられる。更迭されたヨノイからは、ヨノイが切り取っていたセリアズの髪の毛を、ヨノイの故郷の神社に奉納してほしいと頼まれる。

戦後、翌朝に処刑されることになったハラ軍曹と再会。クリスマスの夜の出来事を語り、笑い合う。立ち去る際に、ハラ軍曹から「メリー・クリスマス！ミスター・ローレンス！」と笑顔で語りかけられる。

・日本にいた時の思い出として、雪について語る。また、正座もできる。見せしめに処刑されそうになった時には、日本人が崇める神を否定する一方で、個人の日本人のことは憎みたくないとも語る。処刑されるハラ軍曹には、かつての日本軍と同様にハラ軍曹の処刑を決めた戦勝国も正しいことをしていると思っているが、正しい者など存在しないと語る。

・営倉に入れられた時、セリアズに陥落直前のシンガポールで会った女性の話をする。女性とは翌朝に朝食を約束したが、夜に出動命令が出て果たせなかった。だが、数日後に戻ると、女性はまだそこにいたという話である。

キャスト

ジョン・ロレンス英軍中佐を演じているのは、イギリスの俳優であるトム・コンティ。公開時42歳頃。同時期の出演作には、アカデミー主演男優賞にノミネートされた「Reuben, Reuben」(1983)などがある。

「戦場のメリークリスマス」の関連項目

セリフ・名言 5 戦場のメリークリスマス

ロレンス「私は恥ずかしくはないよ」

0:25:55頃連絡将校のロレンスはハラ軍曹に、カネモトにレイプされたカールを・・・司令部で預かるように頼む。カールがレイプされた話は、兵士たちの間で広まってしまっていたのだった。ハラ軍曹は「恥を知れ」と語るが、ロレンスは反論する。日本とイギリスの価値観の違いが浮き彫りになる。・・・

セリフ・名言 7 戦場のメリークリスマス

ロレンス「われわれは恥とは呼ばない。俘虜になるのも時の運だ。われわれも俘虜になったのを喜んでいるわけではない」

0:35:25頃病棟にセリアズの様子を見に来たハラ軍曹は、寝ていたロレンスを起・・・こす。そして2人は恥について話をする。ロレンスたちには、俘虜になったことで自決するという考えはなかった。日本とイギリスの価値観の違いが浮き彫りになる。・・・

セリフ・名言 12 戦場のメリークリスマス

ロレンス「誰かを罰する必要があるから私に死ねと言うのか。死ぬのは誰でもいいのか？」

1:07:05頃病棟で無線ラジオが発見され、持ち込んだ疑いでセリアズとロレンス・・・が捕らえられる。ロレンスは無実を主張するものの、ヨノイ大尉はロレンスを犯人として処刑しようとする。無実の者が犠牲になっても事件が解決した形にしなければならないというヨノイ大尉たちの考えを、ロレンスは理解できない。・・・

セリフ・名言 13 戦場のメリークリスマス