重要な部分に触れている場合があります。
横山秀夫の小説を、豪華キャスト陣で映画化!映画『64-ロクヨン-』予告編
三上義信は、県警警務部の広報官である、映画「64-ロクヨン-後編」の登場人物。昭和64年に発生した誘拐事件(通称ロクヨン)の捜査を担当したものの、犯人を捕らえられず、誘拐された少女が殺害されてしまっていた。また、家出したまま行方不明となっているあゆみのことを探している。数カ月前まで刑事部にいた。警務部への異動によって、刑事部からは白い目で見られている。
「ロクヨン」事件を模した誘拐事件の発生を知り、メディアと報道協定を結ぼうとする。だが、刑事部は被害者名を伏せようとするため、捜査一課長で一緒に「ロクヨン」事件の捜査を担当した松岡から被害者の情報を聞き出し、メディアに提供することで仮協定を結ぶ。だが、記者会見に登壇した捜査二課長が事件について何も知らないことがメディアの怒りを借り、松岡の乗る捜査車両に自ら乗り込み、捜査の状況を部下たちに伝える。
事件の被害者である目崎が「ロクヨン」事件の犯人であることを知り、下の娘を預かっていると話して目崎を「ロクヨン」事件の死体遺棄現場に呼び出す。しらばくれる目崎と格闘になり、危うく殺しかけるまでになるが、駆けつけた警察によって止められる。「ロクヨン」事件の捜査が動き出したのを見届け、警察を辞職。行方不明となっている娘を探すことを決意する。
・誘拐されたと思われた目崎の娘が見つかった時には、すぐに報道協定を解除しようとする。それを止められた時には、自分の娘がいなくなる苦しみを涙ながらに訴える。また、「ロクヨン」事件の犯人と目される目崎が釈放された時には、刑事部長の荒木田に詰め寄る姿を見せる。一方で、目崎を呼び出したことについては、「肉親を失う感情に付け入った」と、してはいけないことをしたと感じている。
三上義信を演じているのは、前編に引き続き佐藤浩市。公開時56歳頃。日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した「忠臣蔵外伝 四谷怪談」(1994)や、ともに同賞最優秀助演男優賞を受賞した「ホワイトアウト」(2000)、「壬生義士伝」(2003)のほか、「THE 有頂天ホテル」(2006)、「ザ・マジックアワー」(2008)、「ステキな金縛り」(2011)、「清須会議」(2013)などの出演作がある。本作でも日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した。同時期の出演作には、「続・深夜食堂」(2016)などがある。