ストーリー・あらすじ紹介　キャプテン・マーベル

記憶を失ったヴァース

クリー帝国が治める惑星ハラ。特殊部隊スターフォースの一員であるヴァースは、隊長のヨン・ロッグから感情をコントロールする訓練を受けている。過去の記憶を失っているヴァースは、年上の女性が登場し、クリー帝国と敵対しているスクラル人の男性に襲われる夢を繰り返し見る。ヴァースとヨン・ロッグ率いるスターフォースの部隊は、トルファ星にいるクリー帝国のスパイであるソー・ラーを救出する任務を与えられる。

ヴァースの記憶の断片

ヴァースはソー・ラーを見つける。だが、ソー・ラーはスクラルの擬態した姿で、ヴァースは気絶させられる。スクラルの宇宙船に連行されたヴァースは、記憶を調べられる。少女時代や空軍時代の記憶を見るヴァースだったが、自分の記憶とは思えない。また、記憶を調べられたことで、夢に出てきた年上の女性の名前がウェンディ・ローソンであることがわかる。スクラルのリーダーであるタロスはローソンについてヴァースに聞くが、ヴァースに覚えはない。

地球へ落下

スキをついて逃げ出したヴァースは、ポッドに乗って地球に落下する。通信機でヨン・ロッグたちに地球にいることを伝えるが、通信機はつながらなくなってしまう。通報を受けたS.H.I.E.L.Dのエージェントであるニック・フューリーとフィル・コールソンが、ヴァースを逮捕しようとする。だが、地球人に擬態したスクラル人がヴァースを襲撃し、ヴァースはスクラル人を追う。

スクラル人に追われるヴァース

地下鉄に乗るスクラル人を追ったヴァースだが、逃がしてしまう。ヴァースを車で追ったフューリーは、助手席に乗るコールソンがスクラル人の擬態した姿と知る。車は事故を起こし、スクラル人は死亡する。フューリーは地球外生命体の存在を信じざるを得なくなる。一方、スクラル人のタロスは、フューリーの上司であるケラーに擬態する。

ペガサス計画

記憶に残っている「パンチョス」という店にやって来たヴァースは、追ってきていたフューリーと話をする。ヴァースとフューリーは、ヴァースの記憶にある「ペガサス計画」を実行していた軍の基地に向かう。基地でヴァースは、ローソンがライトスピード・エンジンの開発を手掛け、テスト飛行で死んだことを知る。さらに、自分が地球にいたことを思い出す。ヨン・ロッグに報告したヴァースは、ローソンはクリー人でスパイとして地球に送り込まれていたことを聞かされる。

基地からの脱出

上司のケラーを呼び出したフューリーだったが、ケラーがいつもと異なる呼び方をすることから偽物と気づく。フューリーはヴァースを連れて逃げることにし、格納庫にあるジェット機をヴァースが操縦して脱出に成功する。ジェット機には、基地にいたネコのグースも乗り込んでいる。グースを連れたヴァースとフューリーは、テスト飛行について証言していた元空軍のマリア・ランボーのいるルイジアナに向かう。

マリアとの再会

マリアと娘のモニカと会ったヴァースは、かつて空軍でマリアと親友だったこと、ローソンのテスト飛行のパイロットを務めたこと、テスト機は墜落して行方不明となっていたことをマリアから聞く。そこにタロスが現れ、墜落したジェット機から回収した音声データをヴァースたちに聞かせる。宇宙船の攻撃を受けて墜落したこと、エネルギー・コアを破壊しようとしたローソンはヨン・ロッグに射殺されたこと、エンジンを撃ったバースがエネルギー・コアのエネルギーを浴びて超人的なパワーを身につけたこと、記憶喪失になったヴァースをヨン・ロッグが連れ帰ったことが明らかになる。

自分を取り戻したキャロル

タロスは、スクラル人はクリー人によって迫害された存在で、エネルギー・コアの力で安全な場所で暮らすことを望んでいることを話す。混乱するヴァースだったが、マリアから本名がキャロル・ダンヴァースであることを教えてもらい、自分を取り戻す。キャロルやタロスは、ローソンが向かおうとしていた座標にある、ローソンの研究所に向かうことになる。

ローソンの研究所

宇宙に浮かぶ研究所に到着したヴァースたちは、エネルギー・コアの源である四次元キューブを見つけ、隠れ住んでいたスクラル人たちと会う。スクラル人の中にはタロスの妻や子どももいる。そこにヨン・ロッグと仲間が現れ、四次元キューブを奪い、スクラル人やフューリーたちを捕らえる。首につけられていた装置によって力を発揮できなくなったキャロルも捕らえられる。

グースの真の姿

捕らえられたキャロルだったが、首につけられた装置を取り外したことで、パワーを完全に発揮できるようになる。タロスやフューリーたちも脱出し、ネコの姿をしたフラーケンのグースは、口の中から何本も触手を伸ばしてヨン・ロッグの手下を食べてしまう。また、四次元キューブも飲み込む。キャロルはヨン・ロッグや手下と戦うことで時間を稼ぎ、タロスやフューリーたちはマリアの操縦するジェット機で地球に向かう。ヨン・ロッグの手下であるミン・エルヴァがジェット機で追いかける。空中戦の末、ミン・エルヴァのジェット機は撃墜される。

圧倒的な強さを見せるキャロル

ヨン・ロッグに呼び出されたロナンの軍勢が地球に向けて弾道ミサイルを発射するが、宇宙を自在に飛べるようになったキャロルがすべてのミサイルを宇宙で爆発させてしまう。さらにキャロルは、攻撃してくるロナンの軍勢を蹴散らす。ロナンは撤退する。地球でヨン・ロッグと1対1で向かい合ったキャロルは、ヨン・ロッグを宇宙船に押し込めて惑星ハラに送り返す。

アベンジャーズ計画

キャロルはフューリーに、緊急時に連絡可能なポケベルを渡し、スクラル人の安住の地を一緒に探すために宇宙へと旅立つ。地球外からの脅威を知ったフューリーは、キャロルのようなヒーローを集めたチームの計画書を書く。かつてキャロルが乗っていた戦闘機に書かれた言葉を見たフューリーは、計画名を「アベンジャーズ計画」とする。