キーワード　イラン、テヘラン、革命

イラン、テヘラン、革命

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Argo - Over the Wall Scene (1/9) | Movieclips

イランでは、2500年にわたりシャーと呼ばれる王が統治してきた。1950年、非宗教的な民主的指導者モサデクが首相となり、英米が支配していた石油を国有化した。だが1953年に国有化に反対する英米が画策したクーデターが起き、モサデク政権は倒されてパーレビがシャーとなった。

パーレビはコンコルドでパリから昼食を運ばせるなどのぜいたく三昧の生活をし、王妃はミルクの風呂に入ったという。一方で、国民は飢えていた。さらにパーレビは、権力保持のために秘密警察「サヴァク」を創設し、拷問と恐怖による統治を行った。西欧化を目指すパーレビに、保守的なシーア派は怒りを募らせる。革命が起こり、1979年にパーレビは追放され、亡命中だったホメイニ師が帰国し、最高指導者に　就任する。

イランは、報復、粛清、混沌に包まれる。そんな時、末期がんのパーレビがアメリカに入国する。イラン国民はテヘランにあるアメリカ大使館に押し寄せ、裁判にかけて処刑するために、パーレビの引き渡しを要求するのだった。群衆は大使館を占拠し、大使館員たちは人質となる。

アメリカ大使館を取り囲む群衆

前国王パーレビをアメリカが入国させたことから、イラン国内ではアメリカにパーレビの・・・返還を求める抗議運動が起こっていた。アメリカ大使館の敷地の周りを、イラン国民の群衆が包囲する。群衆はシュプレヒコールを上げ、ホメイニ師の写真を掲げ、アンクル・サムの人形を燃やす。やがて、群衆は壁を乗り越え、門のチェーンを切断して敷地内へと入・・・

シーン 2 アルゴ

人質となるアメリカ大使館員たち

イラン人の群衆に取り囲まれたアメリカ大使館。群衆が、壁を乗り越えて大使館の建物に・・・近づく。危険を察知した大使館員は、書類を燃やし、設備を破壊する。警備兵は催涙弾を撃つなどして群衆を押し止めようとするが、勢いは止まらない。群衆は大使館の建物を取り囲む。警備主任の男は、群衆を説得しようとドアから外に出る。だが、すぐに群衆・・・

キーワード 3 アルゴ

革命防衛隊

革命防衛隊は、イランの正規軍とは別にホメイニ師が創設した軍隊である。革命防衛隊に・・・は欧米で教育を受けた者が多数参加している。アメリカ大使館の占拠後は、子どもたちにシュレッダーで寸断された大使館職員の顔写真を復元させ、復元された写真からロケハンでバザールに訪れた一団の1人が大使館員であることが発覚する。空港では、革命防・・・

キーワード 4 アルゴ

アメリカ大使館

イランのアメリカ大使館がイラン国民に囲まれるシーンから「アルゴ」は始まる。集まっ・・・たイラン国民たちの中には、アメリカ国旗を燃やす者、ホメイニ師の写真を掲げるもの、メッセージの書かれたプラカードを持つ者がいる。やがて群衆は柵を乗り越え、チェーンを切断し、大使館の敷地内に入り込む。群衆が押し寄せてくることが不可避となり、大使・・・

キーワード 5 アルゴ

カナダ大使邸

アメリカ大使館がイランの群衆に占拠される直前に、6人の大使館員が裏口から脱出する・・・。6人は、イギリスやニュージーランドに拒否された後、カナダ大使邸にかくまわれる。6人は外出が許されず、物音が聞こえると地下に身を隠す。カナダ政府はアメリカ政府に、6人の対応を求める。カナダ大使邸に住むのは、カナダ大使のケネス・D・テイラ・・・