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動く城

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ハウルとマルクルは動く城に住んでいる。城は、ハウルと契約を結んだ火の悪魔カルシファーの力によって動く。老婆となったソフィー、魔力を無効化された荒地の魔女、カカシのカブ、マダム・サリマンの使い魔であるヒンが、成り行きから一緒に住むようになる。

ソフィーが最初にやってきた時の城の部屋は、物が散乱し、ホコリも多く、天井にはクモの巣が張られているなど非常に汚い。ソフィーが掃除をすると、ムカデ、ネズミ、ゴキブリといった虫や動物が逃げていく。ハウルが好んで入る風呂はユニットバスで、壁には色とりどりのペイントがされている。ハウルの寝る部屋にはきらびやかな調度品が多くあるが、それらは荒地の魔女の魔力を寄せつけないための魔除けだという。

玄関は、さまざまな場所とつながっており、ドアノブのそばにあるつまみを回すことで、ドアを開けた先の場所が変わる。場所は色によって区別されている。当初の設定は以下の通り。
青＝港町（ハウルはジェンキンスと名乗っている）
赤＝キングスベリー（ハウルはペンドラゴンと名乗っている）
緑＝山の荒地
黒＝不明（ハウルがひんぱんに出かけていく）

ハウルの魔力によって引っ越しを行うと、部屋はきれいになり、ソフィーが帽子屋で働いていたのと同じ部屋ができる。また、ドアの先の場所も変わる。引っ越した後の設定は以下の通り。
黄色＝ソフィーの故郷の町の帽子屋だった場所
ピンク＝水車小屋のある花畑

マダム・サリマンからの追及を逃れ、サリマンの仕える国王の軍隊やサリマンの手下の怪物とハウルが戦わなくて良いように、ソフィーは引っ越しを決意。カルシファーを城の外に出すと、魔力を失った城はバラバラとなる。その後、ソフィーの髪の束を食べたカルシファーによって、以前より小型の城となって再建される。だが、ソフィーがカルシファーに水をかけたことから再びバラバラとなり、板1枚に2本足だけとなってしまう。

ハウルの呪いが解けた後に、空飛ぶ城として再建され、ハウル、ソフィー、荒地の魔女、マルクル、ヒンが一緒に暮らす。