ストーリー・あらすじ紹介　インデペンデンス・デイ

謎の信号

7月2日。ニューメキシコ州のSETI（地球外知的生命体探査）研究所が、月のすぐ近くに現れた謎の物体からの信号をキャッチする。直径550キロを超える巨大な宇宙船の登場を、国防省やトーマス・ホイットモア大統領が知る。ニューヨークでは、ケーブルテレビ局で働くデイヴィッド・レヴィンソンが電波の異常を知る。レヴィンソンの元妻コニーは、大統領の首席補佐官を務めている。カリフォルニア州インペリアル・バレーには、宇宙船に誘拐された経験があると主張する飛行機乗りのラッセル・ケイスと3人の子どもたちがいる。

シティ・デストロイヤーの襲来

巨大マザーシップから、40個程度の直径25キロほどの宇宙船シティ・デストロイヤーが放出される。放出されたシティ・デストロイヤーは、イラクやロシアなど、世界中に上空に出現する。アメリカには3つのシティ・デストロイヤーが現れ、2つはニューヨークとワシントンに向かう。ホワイトハウスは、パニックにならないように国民にメッセージを送る。だが、シティ・デストロイヤーが現れた都市では混乱が起こる。

休暇を取り消されるヒラー

ホイットモア大統領は記者会見を開き、宇宙船や知的生命体について発表する。一方、レヴィンソンは、マザーシップから発信されている信号がカウントダウンを意味しており、カウントダウンがゼロになったら攻撃が開始されると考える。また、アメリカ海兵隊のパイロットであるスティーヴン・ヒラーは、休暇を取り消され、恋人のジャスミンの家から基地に戻る。ヒラーはジャスミンに結婚を申し込もうと指輪を用意している。

ワシントンへ

ケイスは、宇宙船の出現に刺激され、「かつて宇宙人に誘拐された」と大騒ぎをしたために、警察に逮捕されるものの、すぐに釈放になる。一方レヴィンソンは、カウントダウンについて大統領に警告するために、父の運転する車でワシントンに向かう。ワシントンに着いたレヴィンソンは、元妻のコニーの携帯に電話をかけ、大統領との面会を取りつける。

シティ・デストロイヤーの攻撃

レヴィンソンは、マザーシップからカウントダウンの信号が発信されていることをホイットモア大統領に説明する。また、電光掲示板によってシティ・デストロイヤーと交信を試みたアメリカ軍のヘリが撃墜されてしまう。危険を感じ取ったホイットモア大統領は、大急ぎで飛行機でホワイトハウスから脱出する。カウントダウンがゼロになると、世界中の都市の上空にいるシティ・デストロイヤーは、一斉にレーザーによる攻撃を開始する。

シーン 1

破壊されるホワイトハウス

巨大な宇宙船が地球に襲来する。世界中の都市の上空には宇宙船（シティ・デストロイヤ・・・ー）が飛来する。ニューヨークやワシントンの上空にも飛来したシティ・デストロイヤーは、そのまま動きを止める。様子を見ていたホイットモア大統領だったが、デイヴィッド・レヴィンソンからカウントダウンの信号がシティ・デストロイヤーに送られていること・・・

失敗に終わる反撃

7月3日。アメリカ軍は反撃を実行する。ロサンゼルスのエルトロ基地からの攻撃に参加するヒラーは、戦闘機でシティ・デストロイヤーを攻撃する。だが、シティ・デストロイヤーはシールドで守られており、シティ・デストロイヤーから飛び出てきた無数の戦闘機（アタッカー）によって仲間の機が次々に撃墜されていく。さらに、エルトロ基地もアタッカーの攻撃を受けて壊滅状態となる。

宇宙人を殴るヒラー

ドッグファイトの末に砂漠に不時着したヒラーは、同じく不時着したアタッカーに乗る宇宙人を殴って気絶させる。宇宙人を引きずって砂漠を歩くヒラーは、飛行中に目撃した基地「エリア51」に向かう。ホイットモア大統領は、国防長官から「エリア51」の存在を知らされる。一方、宇宙船の攻撃から何とか助かったジャスミンは、トラックを運転して生存者を収容する。収容した生存者の中には、避難中のヘリが墜落して重症を負った大統領夫人もいる。

シーン 2

パンチで宇宙人を気絶させるヒラー

地球に襲来した宇宙船は、地球への攻撃を始める。宇宙人が敵意を持っていることが分か・・・り、アメリカ軍は宇宙船への攻撃を開始する。海兵隊に所属するヒラーは、戦闘機で攻撃に向かう。仲間の戦闘機は次々に撃墜され、親友も失ってしまう。 1機の宇宙船（アタッカー）とともに砂漠に不時着したヒラーは、アタッカーの中にいる宇宙人がまだ生き・・・

エリア51

「エリア51」にやって来た大統領たちは、施設のリーダーであるオークン博士と会い、保管されていた宇宙船や宇宙人の死体を見せてもらう。気絶した宇宙人を運ぶヒラーは、避難する車の一帯と会い、「エリア51」に向かう。一方、ジャスミンはトラックでエルトロ基地までやって来るが、基地は壊滅している。

核攻撃

オークン博士たちによって、ヒラーが運んできたエイリアンの生体解剖が行われる。だが、エイリアンが動き出し、オーキン博士を襲う。宇宙人は、博士の声帯を利用してホイットモア大統領に「和平はない」と告げる。さらに、大統領にテレパシーを送って苦しめる。兵士たちによってエイリアンは射殺される。大統領はエイリアンの目的が地球侵略であることを理解し、核攻撃を命じる。シティ・デストロイヤーへの核攻撃は、シールドに阻まれて失敗に終わる。一方、ジャスミンを探そうと、ヒラーは無断でヘリを操縦してエルトロ基地に向かう。基地でジャスミンと再会し、一緒にいた大統領夫人と一緒にエリア51に戻る。だが、大統領夫人は内臓の損傷が激しく、命を落とす。

シーン 3

宇宙人の目的が明らかに

宇宙人やUFOが収容されている「エリア51」は、都市伝説だと思われていた。大統領・・・も知らされていなかったが、「エリア51」は実在していた。大統領は、「エリア51」で保管されている宇宙船や宇宙人の死体を見る。そこに、ヒラーが殴って気絶させた宇宙人が運び込まれる。「エリア51」の研究リーダーであるオークン博士は、すぐに宇・・・

コンピューター・ウイルス

7月4日。軍による核攻撃に憤り、酒を飲んで酔っ払うレヴィンソンを、父のジュリアスが気遣う。「カゼをひくぞ」というジュリアスの言葉を聞いたレヴィンソンは、コンピューター・ウイルスをマザーシップに感染させて、シティ・デストロイヤーのシールドを無効化することを思いつく。だが、ウイルスを感染させるためには、エリア51に保管されていた宇宙船で、マザーシップに乗り込む必要がある。

大統領のスピーチ

ヒラーとレヴィンソンが宇宙船でマザーシップに向かうことになる。出発前にヒラーはジャスミンと結婚式を挙げ、レヴィンソンとコニーが立会人となる。一方、シールドが無効化された時に世界中のシティ・デストロイヤーを攻撃するために、世界各地にモールス信号でマザーシップへの攻撃時間が通知される。ホイットモア大統領はパイロットたちの前でスピーチをする。パイロットの中には、志願したケイスの姿もある。

シーン 4

大統領のスピーチ

シールドに守られた宇宙船への攻撃は成功せず、人類にはもはや打ち手がないかに思われ・・・た。だが、レヴィンソンがコンピューター・ウイルスをマザーシップに感染させ、シールドを解除させる作戦を考え出す。大統領はレヴィンソンの作戦を採用する。レヴィンソンとヒラーは、地球に保管されていた宇宙船で、コンピューター・ウイルスを感染させ・・・

ウイルス放出

ヒラーとレヴィンソンの乗る宇宙船がマザーシップに収容され、コンピューター・ウイルスが放出される。ホイットモア大統領やケイスの乗る戦闘機が、ミサイルで宇宙船に攻撃するものの、シールドに阻まれる。撤退しかける戦闘機だったが、大統領が発射したもう1発のミサイルが命中する。宇宙船からは無数のアタッカーが放出され、空中戦が繰り広げられる。

ケイスの英雄的行動

空中戦を繰り広げながら多くのミサイルをシティ・デストロイヤーに命中させるものの、決定的なダメージを与えられない。シティ・デストロイヤーの中央部が開き主砲による攻撃の準備を始める。その時、最後のミサイルを残していたケイスが現れ、発射装置が故障しているために飛行機ごと主砲に突っ込んでいく。シティ・デストロイヤーは内部から爆発して墜落する。

シーン 5

ケイスの英雄的行動

レヴィンソンが思いついた、マザーシップをコンピューター・ウイルスに感染させ、シー・・・ルドが解除されたすきにシティ・デストロイヤーを破壊する作戦が実行される。作戦通りマザーシップをウイルスに感染させたることに成功し、大統領やケイスたちがパイロットを務める戦闘機が、シールドのなくなったシティ・デストロイヤーを攻撃する。だが、シ・・・

勝利

マザーシップにいるヒラーとレヴィンソンは、収容されたまま動けずにいる。30秒後に爆発する核ミサイルを発射して宇宙船を切り離し、マザーシップの外へと飛び立つ。マザーシップの爆風が2人の乗る宇宙船を襲うものの、何とか逃げ切って地球に到達する。地球で出迎えた大統領たちとともに、ヒラーやレヴィンソンたちは、墜落した宇宙船を眺める。