名シーン紹介　ジョーズ

タルをつけたモリをサメに撃ち込む

重要な部分に触れている場合があります。

時間：　1:18:50頃

見どころ
・無線でサメの存在を知らせないクイント
・いい写真を撮ろうと必死のフーパー
・希望のタル

敵であるサメが現れて、サメ退治がスタート。タルを結びつけたモリをサメに撃ち込む。

おいおい分かるのだが、この時点ではどういう作戦かの説明がない。サメが沈もうとすると、タルの浮力で浮かび上がる。浮かび上がったところでさらにタルのついたモリを撃ち込む。それを繰り返すことで、サメの体力を消耗させようという作戦なのだ。

クイントがフーパーに、タルとモリを結びつけるように命じるが、フーパーは探知機と思われるものを取りに行き、結ぶのが遅れる。そのために、サメがボートのすぐ側までやって来て、もう少しで逃しそうになる。探知機がこの後に登場しないことを考えると、「間に合わないかも！」というサスペンスのために探知機を取りに行かせたのかもしれない。

サメとの戦いは序盤戦。本当のサメの恐ろしさを味わっていないため、クイントとフーパーの2人はまだ楽しんでいるかのようだ。学者のフーパーは、記録のために写真を撮ろうとし、サイズの比較のためにブロディをサメと一緒に映る位置に行かせようとしたりする。音楽も明るく勇壮で、まだ大規模な釣りのような雰囲気がある。

島にいるブロディの妻エレンから無線が来るが、クイントは巨大ザメと遭遇した事実を伝えない。ましてや、助けも求めない。海の男として、自分の力でサメを退治してみせるという気概や、この後語られるサメへの怨念がそうさせるのだろう。また、まだまだサメをなめてかかっているとも言える。だが、オロオロするだけのブロディと違って、頼りがいもある。それまでの”ただ者ではない”という感じもあり、「クイントなら何とかできるのかもしれない」という期待感も持たせる。

希望の象徴のタルが、サメの巨大な力に引っ張られて海中に沈む。相手はそんなに甘くないということが、この後分かる。

登場人物・キャスト

IMDb

人物 1 ジョーズ

マーティン・ブロディ

俳優：ロイ・シャイダーマーティン・ブロディは、アミティ島の警察署長で、巨大人食いサメと戦う人物。当初か・・・ら、巨大人食いサメの危険性を市長に進言するが、観光への悪影響を懸念する市長に押し切られてしまう。自分の息子がサメに襲われそうになったため、クイントとフーパーとともに、サメ退治のために船で海に出る。浜辺で発見された女性クリッシーの死体を見・・・

IMDb

人物 2 ジョーズ

サム・クイント

俳優：ロバート・ショウサム・クイントは、ベテランの船乗りで漁師。ブロディ、フーパーとともにサメ退治に向・・・かう。オルカ号に乗り、巨大な魚を釣り上げてきたのが自慢。経験豊富ではあるが、やや自信過剰で自分勝手なところがある。第二次大戦中に、巡洋艦インディアナポリス号の乗組員だった際に、日本軍の魚雷攻撃を受け、海上で救助を待つ間に仲間たちがサメに襲わ・・・

IMDb

人物 3 ジョーズ

マット・フーパー

俳優：リチャード・ドレイファスマット・フーパーは、海洋学者でクイント、ブロディとともにサメ退治に向かう人物。金・・・持ちで、最新の船や調査道具を持っている。死体の傷跡を見て、サメの仕業と見抜く。学術的興味もあり、クイントやブロディとサメ退治に向かう。海洋協会から派遣され、アミティにやって来る。クリッシーの死体を調査し、すぐにサメの仕業と判断する。男た・・・