名シーン紹介　ジュラシック・パーク

ラプトルにはめられたマルドゥーン

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時間：　1:45:00頃

サトラー博士と一緒に電源室に向かったマルドゥーンは、恐竜が狙っている気配を感じて、サトラー博士を先に行かせ、自分は辺りを捜索していた。草むらの中にラプトルを発見。帽子を倒れた木の幹に置き、狙いを定める。突然左から、別のラプトルが現れ、マルドゥーンに襲いかかる。

マルドゥーンは、「ジュラシック・パーク」の中で最も勇敢でカッコいい。学者や子どもたちの中で、唯一と言ってよい戦う男だ。「一生のお願いだ。孫たちを助けて来てくれないか」というハモンドの無茶の要求にも、「分かりました」とジープで向かう。ここでも、帽子をゆっくり置いたり、銃に弾を込めたりといった仕草が、「この男ならやってくれそうだ」と思わせてくれるが、あっさりとやられてしまう。しかし、ただではやられない。突如現れたラプトルを見て一言、「Clever girl（賢い娘だ）」とは何とも粋だ。生きるか死ぬかの極限状態で、こんな気の利いた言葉を発せられるのが、マルドゥーンという男なのだ。

対してラプトルも、小粋さでは負けてはいない。仲間がマルドゥーンを襲っている方を見て、マルドゥーンが撃とうとしていたラプトルは文字通り「目を細めて」いる。「引っかかりやがって、他愛もないやつめ」とでも心のなかでつぶやいていそうな表情を見せてくれる。

ちなみに、このラプトルの戦法は、発掘現場でグラント博士が少年に説明しているものだ。ラプトルの鉤爪の化石を使って説明していたラプトルの戦法が、ここで実演されている。現実に襲われるのは、お話よりも痛そうだ。

ラプトルに襲われたマルドゥーンの描写は、どう考えても生きて戻れないと思わせるが、コミック・シリーズでは何とか生き延びたという設定で再登場するらしい。地味に人気があったのかもしれない。

登場人物・キャスト

IMDb

人物 10 ジュラシック・パーク

マルドゥーン

俳優：ボブ・ペック恐竜の恐ろしさ、賢さを知る監視員。作業員が恐竜によって殺された事故の際にも現場・・・を指揮し、オリに引きずり込まれる作業員を引っ張って助けようとした。勇気と行動力のある人物で、「一生のお願い」として、ハモンドから孫たちの救出を依頼されると、一も二もなく引き受ける。また、サトラーが電源の復旧のために機械室に向かう時には、・・・