登場人物・キャスト　桐島、部活やめるってよ

前田涼也(神木隆之介)

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映画『桐島、部活やめるってよ』予告編

前田涼也は、映画部に所属する高校2年生である、映画「桐島、部活やめるってよ」の登場人物。クラスでは地味な存在で、運動音痴。映画が好きで、同じ映画部の武文と仲がいい。ゾンビ映画で知られる映画監督ジョージ・A・ロメロが好き。8ミリフィルムの質感にこだわりを持っている。中学生の時にたまに映画の話をした東原かすみに恋心を抱いている。

顧問の先生が脚本を書いた「君よ拭け、俺の熱い涙を」を監督し、「映画甲子園」で一次選考を通過（二次選考で落選）。全校集会で武文とともにステージで紹介される。だが、自分が書いたゾンビ映画の脚本「生徒会・オブ・ザ・デッド」の撮影を顧問に否定されて不満を持ち、武文や映画部員たちと映画撮影を強行。授業中も絵コンテを描くなど熱心に取り組む。顧問に撮影が知られ、中止を言い渡されるものの、武文の後押しもあり、撮影継続を決める。

撮影の際には、屋上や科学棟の裏で、吹奏楽部の沢島亜矢がサックスを練習する場に出くわし、場所を巡って言い合いになる。屋上の時には、いつのまにか亜矢がいなくなる。科学棟の時には、「これで最後だから・・・」という亜矢の真剣な様子を見て、撮影場所を変えることにする。

映画館に「鉄男」を見に行った時に、恋心を抱くかすみと偶然会い、少し映画の話をして胸を高鳴らせる。その後、映画を撮影していることを知ったかすみから、「完成したら見に行くから」と言われ、喜ぶ姿を見せ、歩くかすみにカメラを向けたりもする。だが、教室に脚本を取りに行った時に、かすみと竜汰が2人きりでいるところを目撃し、付き合っていることを知ってショックを受ける。

屋上で撮影している時に、桐島が屋上にいると思った宏樹たちのグループ、バレー部員、女子たちがやって来て撮影を中断させられる。バレー部の久保が手作りの隕石を蹴ったことに怒り、「謝れ」と言ったことから、もみ合いになる。ドキュメントタッチで撮影することを思いつき、映画部員たちに襲うように命じ、その様子を撮影する。撮影途中に押されてカメラを地面にたたきつけてしまう。

撮影後、カメラの部品を渡してくれた宏樹から、映画を撮る理由を聞かれ、「俺たちが好きな映画と、今自分たちが撮ってる映画がつながってるんだなって思う時がたまにあるんだ」と答える。カメラで宏樹にのぞき込んで、「かっこいいね」と話すが、宏樹は涙ぐんで立ち去る。

・運動音痴で、体育の授業のサッカーでは武文とともに最後までメンバーに選ばれない。試合でもミスばかりする姿を見せる。

・ジョージ・A・ロメロが好きで、映画部の顧問にロメロについて熱く語ろうとして止められる。また、かすみと「鉄男」を上映する映画館で会った時には、「似たような映画を見たことがある」というかすみに、「ザ・フライ」「エイリアン」「ボディ・スナッチャーズ」「遊星からの物体Ｘ」を挙げて熱く語ろうとするが、かすみに「知らない」と言われる。さらに、タランティーノで何が好きかをかすみに聞き、「人がいっぱい死ぬやつ」と言われ、「どの映画もいっぱい死ぬよ」と笑顔で語る。

キャスト

前田涼也を演じているのは、神木隆之介。公開時19歳頃。「妖怪大戦争」(2005)などでも知られる。同時期の映画出演作には、劇場版「SPEC」シリーズ(2012-)などがある。

前田「いやいや、けっこうどの映画もいっぱい死ぬよ」

0:46:55頃週末に映画館で「鉄男」を見た前田は、中学時代にたまに映画の話を・・・したかすみも見ていたことに気づく。映画館を出た2人は少し話をする。前田は映画について前のめりで話をするものの、かすみは引き気味で対応している。だが、かすみと話ができた前田は、うれしくて仕方がなかった。・・・

セリフ・名言 22 桐島、部活やめるってよ

前田「ううん。だから、“戦おう。ここが俺たちの世界だ。俺たちはこの世界で行きていかなければならないのだから”」

1:27:50頃屋上でゾンビ映画の撮影をしていた映画部の前田たちは、屋上に桐島・・・がいると思ったバレー部員たちに邪魔をされる。小道具の隕石を蹴ったバレー部の久保に謝罪を求める前田。ゾンビ姿の映画部員たちは、久保たちに襲いかかる。そんな騒動のあと、撮影を再開しようとする前田たち。前田の書いた脚本のセリフを確認する。・・・

セリフ・名言 24 桐島、部活やめるってよ

前田「でも時々ね。俺たちが好きな映画と、今自分たちが撮ってる映画がつながってるんだなって思う時があって」

1:35:55頃屋上で映画部とバレー部がもめたあと、カメラの部品を前田に渡した・・・宏樹は、8ミリフィルムのカメラを貸してもらう。ふざけて前田にインタビューをする宏樹。その時のやりとり。宏樹は、野球に情熱を燃やすキャプテンと同じように、前田も映画撮影に情熱を抱いていることを知る。・・・

キーワード 6 桐島、部活やめるってよ

映画部、ゾンビ映画、ジョージ・A・ロメロ

前田と武文が所属しているのは映画部である。顧問の片山が書いた脚本による青春作品「・・・君よ拭け、僕の熱い涙を」が映画甲子園の一次予選を通過し、前田と武文が全校集会で紹介される。片山はタイトルを「キミフケ」と略し、続編の脚本を書くなど前のめりだが、前田と武文は乗り気ではない。次は前田の脚本で撮影を行うという約束で、前田はゾンビ・・・

人物 2 桐島、部活やめるってよ

東原かすみ

俳優：橋本愛東原かすみは、バドミントン部に所属する高校2年生である、映画「桐島、部活やめるっ・・・てよ」の登場人物。梨沙、沙奈、実果とグループとなっている。同じバドミントン部の実果と最も親しい。バドミントンの実力があり、実果からうらやましがられている。女子間の人間関係に気を使っている。そのため、クラスメイトの寺島竜汰とつき合っている・・・