登場人物・キャスト　紅の豚

ポルコ・ロッソ/マルコ・パゴット(森山周一郎)

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マルコ・パゴット/ポルコ・ロッソは、空賊をターゲットとした賞金稼ぎである、映画「紅の豚」の登場人物。本名はマルコ・パゴットだが、通称の「ポルコ・ロッソ」と呼ばれる事が多い。「ポルコ・ロッソ」とはイタリア語で「赤い豚」の意味である。呪いで豚となって生きているが、理由は不明である。かつては人間の姿をしていた。ジーナとは少年時代からの知り合いで、ジーナの経営するホテル・アドリアーノのバーによく顔を出す。ジーナが親友ベルリーニと結婚した時には立会人となったが、2日後の戦闘でベルニーニは戦死してしまった。

口ひげを生やしており、サングラスを欠かさない。飛行艇から降りた時には、白いスーツに中折れ帽をかぶっている。トレンチコートを着用していることもある。また、タバコをくゆらせる姿も見せる。政府からは、反国家非協力罪、密出入国、退廃思想、ハレンチで怠惰な豚でいる罪、猥褻物陳列罪で逮捕状が出ているという。また、賞金稼ぎのターゲットである空賊からも狙われている。

サボイアS.21試作戦闘飛行艇を愛機としている。機体は赤で塗られており、イタリアの国旗の色である赤・白・緑が翼などにあしらわれている。マンマユート団が誘拐した子どもたちを救出したあと、エンジンの調子が悪いことから、修理のためにミラノに向かう。ミラノへ飛行している途中に、カーチスの襲撃を受け、エンジン以外の部分も損傷し、大がかりな修理となってしまい、あり金をすべて使い果たす。

ミラノでは、なじみの修理工のピッコロに修理を頼む。不景気のために男たちは出稼ぎに出ており、17歳の孫娘のフィオが設計すると聞き、当初は難色を示すものの、フィオの熱意と才能から任せることにする。また、テスト飛行を行わずに飛び立つことから、フィオが整備のためについてくることになる。

フィオとともにアジトに着いたところを、空賊連合によって襲われそうになる。だが、「イタリアの飛行艇乗りの名誉のために、ポルコはカーチスと戦う」とフィオが話し、それを聞いたカーチスが現れたことから、カーチスと1対1でのドッグファイトの決闘が行われることになる。ドッグファイトには、フィオとポルコの飛行艇の修理代が賭けられる。

カーチスとのドッグファイトは決着がつかず、浜辺での殴り合いに持ち込まれる。顔が腫れ上がり、歯が折れるほどの激闘となる。両者ダウンしてしまったところに現れたジーナに励まされて起き上がり、勝利を収める。ジーナの飛行艇に乗って飛び立つ間際のフィオにキスをされ、姿が（おそらく人間に）変わる。

・人間だった頃のエピソードとしては、嵐の海に降りて敵のパイロットを助けたことや、幼い頃のジーナを乗せて飛行艇で飛んだことが語られている。

・戦争が嫌いで、戦争を引き起こす人間のことも嫌っている。だが、フィオのことは気に入り、「フィオを見てるとな、人間も捨てたもんじゃねえって、そう思えてくるぜ」と語る姿を見せる。また、賞金稼ぎとして行動する時やカーチスと決闘する時には、「戦争ではない」という理由で相手を殺さないことをルールにしている。

・ジーナから好かれているものの、自分を待っていることに気づいていない。カーチスからそのことを聞かされて、体が真っ赤になる。その後、ジーナとの関係がどうなったかは、秘密とされる。

・かつての戦友であるイタリア空軍の少佐フェラーリンとは親しく、フェラーリンから空軍に戻るように説得されるが、受け入れない。だが、フェラーリンは、空軍に見つからない抜け道を教えてくれたり、空軍が決闘をかぎつけたことをジーナに教えたりと、ポルコの味方をする。

ポルコ「そういうことはな、人間同士でやんな」

0:16:05頃銀行から大金を引き出したポルコは、銀行員から国債を勧められる。・・・だが、戦争や戦争を引き起こす人間が嫌いな豚のポルコには、国債を買うことなどまったく頭にはない。このあと、ポルコは戦友だったフェラーリンからイタリア空軍に戻るように言われるが、それも断る。・・・

セリフ・名言 6 紅の豚

ポルコ「飛ばねえ豚は、ただの豚だ」

0:26:30頃頃「紅の豚」を有名なセリフ。ポルコがカーチスに撃墜されたという・・・ニュースを聞いて心配していたジーナは、ポルコから無事を知らせる連絡を受ける。心配するジーナとポルコのやりとり。「飛べねえ」と間違われることもあるが、正しくは「飛ばねえ」である。・・・

セリフ・名言 8 紅の豚

ポルコ「ひとつだけ条件がある。徹夜はするな。睡眠不足は、いい仕事の敵だ。それに美容にもよくねえ」

0:33:00頃 17歳の少女であるフィオが飛行艇の設計をすると聞いて難色を示す・・・ポルコ。だが、徹夜をして設計をするフィオの情熱と設計の才能から、フィオに任せることにする。喜ぶフィオに、ポルコは「徹夜はするな」と忠告する。・・・

セリフ・名言 10 紅の豚

ポルコ「尻の毛まで抜かれて鼻血も出ねえや」

0:37:10頃ポルコの飛行艇を設計するフィオは、飛行艇の性能を上げる方法を考・・・えついたが、実現には金がかかるのだった。ポルコは、フィオにじっと見つめられて、払うことにする。すでに予算オーバー状態の上に、出費が増えることになったポルコの一言。・・・

セリフ・名言 11 紅の豚

ポルコ「ファシストになるより豚のほうがマシさ」

0:39:00頃誰かに見られないように、映画館でかつての戦友ポルコと会うフェラ・・・ーリン。お尋ね者であるポルコのことを心配するフェラーリンは、空軍に戻るように誘うものの、戦争や戦争を起こす人間が嫌いなポルコは乗ってこない。・・・

セリフ・名言 13 紅の豚

ポルコ「おまえそっくりのジャジャ馬だ。一段と過激になりやがった！」

0:45:50頃秘密警察を振り切って、運河から新しい飛行艇を飛ばそうとするポル・・・コ。新しい舵に慣れないポルコは手間取る。前を船が走行しているのに気づいたポルコは、強引に飛行艇を飛ばす。慣れてきたポルコは、フィオを乗せて大空へと飛び立っていく。・・・

セリフ・名言 15 紅の豚

ポルコ「あの野郎、フィオを見て、豚に真珠だっていいやがった」

0:48:25頃新しい飛行艇で大空を飛ぶことに成功したポルコに、かつての戦友フ・・・ェラーリンの乗る飛行艇が近づいてくる。フェラーリンは、イタリア空軍に見つからない抜け道を教えてくれる。去り際に、手信号でポルコに「舞台に真珠」のメッセージを送ったのだった。・・・

セリフ・名言 17 紅の豚

ポルコ「”さらばアドリア海の自由と放埒の日々よ”ってわけだ」

0:55:15頃アジトに向かう途中で、ポルコは給油と食料調達のために店に立ち寄・・・る。店にいる男たちと、空賊も賞金稼ぎも生きにくい時代になった話をするポルコ。バイロンとは、19世紀のはじめに活動した、放埒な日々を送ったことで知られるイギリスの詩人のことである。・・・

セリフ・名言 19 紅の豚

ポルコ「”信じる”か・・・。でえきらいな言葉だが、おまえが言うと違って聞こえてくるぜ」

1:03:30頃空賊連合たちによって飛行艇を壊されそうになったポルコだったが、・・・フィオの言葉によって破壊は免れる。その後、姿を見せたカーチスがフィオにほれたことから、フィオと飛行艇の製造代金をかけた、ポルコとカーチスによる、飛行艇での1対1の戦いが行われることになる。運命共同体となったフィオとポルコが握手をしたあとのや・・・

セリフ・名言 21 紅の豚