登場人物・キャスト　カッコーの巣の上で

ラチェッド(ルイーズ・フレッチャー)

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ラチェッドは、精神病院の看護婦長である、映画「カッコーの巣の上で」の登場人物。患者には穏やかに接しつつも、自分の方針を曲げず、患者たちを支配している。レコードで音楽をかける、体操をする、集団セラピーで悩みを患者たちと語り合う、決められたスケジュールは守るといった方針を揺るがせない。

新しく入院したマクマーフィーに対しては、経口薬を拒否するマクマーフィーにもっとつらい治療法があることをほのめかす。また、レコードの音量を下げる、ワールドシリーズのテレビ観戦するために予定を変更するといったマクマーフィーの主張を認めず、マクマーフィーと対立を深めていく。一方で、院長がマクマーフィーを強制労働に戻そうとした時には、病院でなんとかしたいと語る姿を見せる。

マクマーフィーの影響もあり、自分の意見を述べるようになった患者たちをに手を焼き始める。チェズウィックが自分のタバコを自由に吸えるように求められた時には、混乱が起こる。患者たちがクリスマスの夜に大騒ぎをしたのを見つけた時には、怒りを押さえつけて冷静に対処しようとするものの、「母親に報告する」とビリーを追いつめる。その結果ビリーが自殺をしてしまい、怒ったマクマーフィーに首を絞められて殺されかけ、その後は大きなサポーターを首に身に着ける姿を見せる。

キャスト

ラチェッドを演じているのは、アメリカの俳優であるルイーズ・フレッチャー。公開時41歳頃。本作でアカデミー主演女優賞を受賞した。同時期の出演作には、「ボウイ&キーチ」(1974)、「バンクーバー暗殺計画」(1975)などがある。

「カッコーの巣の上で」の関連項目

セリフ・名言 6 カッコーの巣の上で

ラチェッド婦長「飲み薬を飲みたくないのならば、他の方法にすることもできます。ですが、気に入るとは思えませんよ」

0:29:40頃精神病院の患者たちは、決まった時間に飲み薬を飲む決まりとなって・・・いる。だが、マクマーフィーは中身がわからない薬を飲むことを拒否する。そんなマクマーフィーに、飲まなければもっとつらい処置が待っていることを告げるラチェッド婦長。マクマーフィーは仕方なく薬を口に入れるが、舌の裏に隠してあとで吐き出すのだった。・・・

セリフ・名言 8 カッコーの巣の上で

ラチェッド婦長「マクマーフィーさん。セラピーは終わりました。投票はもう受け付けません」

0:46:55頃ワールドシリーズのテレビ観戦を求めるマクマーフィーに、ラチェッ・・・ド婦長は多数決で決めることにする。だが、患者の半分はセラピーに参加しておらず、要求は否決される。あきらめきれないマクマーフィーは、耳の聞こえないチーフに手を上げるように頼む。チーフは手を上げて賛成の数が上回るものの、ラチェッド婦長は認めない・・・

キーワード 4 カッコーの巣の上で

セラピー

病院では、ラチェッド婦長の司会によるグループセラピーが行われている。ハーディング・・・が妻の浮気を疑っていることが議題となった時には、テイバーが茶化してハーディングが大声で怒鳴ったりもする。また、ビリーは女性に結婚を申し込んだ時の話をし、ラチェッド婦長から母親には秘密にしていた理由を問いただされて沈黙する。最初は自分の意・・・

キーワード 2 カッコーの巣の上で

精神病院

「カッコーの巣の上で」の舞台となるのは精神病院である。主人公のマクマーフィーが病・・・院に入院するシーンから映画は始まる。マクマーフィーは強制労働を回避するために精神障害を演じていると疑われており、鑑定のために入院する。病院には多くの患者がいる。コミュニケーションが困難な者もいれば、比較的コミュニケーションが可能な自主的・・・

人物 1 カッコーの巣の上で

ランドル・パトリック・マクマーフィー

俳優：ジャック・ニコルソンランドル・パトリック・マクマーフィーは、精神病院に収容される、映画「カッコーの巣・・・の上で」での登場人物。38歳。報告書によると、「好戦的で、勝手な発言が多く、課せられた労働を嫌う傾向がある」。少なくとも5回は暴行で捕まったことがあり、15歳の少女との淫行罪での逮捕歴もある。自らの犯罪歴は気にしていない。逮捕されて強制労働・・・