ストーリー・あらすじ紹介　バイオハザード

アンブレラ社

世界最大の企業であるアンブレラ社は、軍事技術開発、遺伝子実験、細菌兵器の研究を極秘で行っている。アンブレラの地下研究施設である通称「ハイブ」で、何者かがハイブにあるT-ウイルスを散布する。そのことを感知したハイブをコントロールする人工知能「レッドクイーン」は、施設を閉鎖し、ハロンガスをまいて所員の気を失わせる。

洋館

ある洋館のバスルームで、アリスという女性が裸で目を覚ます。アリスは記憶を失っている。アリスは、引き出しにしまわれた銃や男性との結婚式の写真を見つける。そこに警官を名乗るマットという男が現れる。続いて特殊部隊が屋敷に突入し、マットに手錠をかけ、アリスに事情を説明するように命じるが、アリスには何のことか分からない。特殊部隊は、アリスとマットを連れて屋敷の地下にある列車に乗る。列車の中で、気を失った男（スペンス）が発見される。スペンスも記憶を失っている。

ハイブ

列車はハイブに到着する。特殊部隊の隊長は、先に進みながらアリスたちに事情を説明する。アリスとスペンスはアンブレラ社に雇われ、夫婦になりすましてハイブの入り口である洋館を警護していた。だが、数時間前にレッドクイーンの防御システムが作動し、所員全員を殺害し、アリスとスペンスには一時的に記憶を失うガスを放出した。特殊部隊はレッドクイーンをシャットダウンするために派遣されたのだった。研究所を進み、レッドクイーンのある場所に向かう途中、アリスはコンテナに入れられた巨大な謎の生物を目撃する。

レッドクイーン

レッドクイーンの部屋に到着する。レッドクイーンをシャットダウンするための装置を運ぶ隊長と3人の部下だったが、途中の通路でレーザーによって切り殺される。特殊部隊のカプランがレーザー装置を止め、レッドクイーンの部屋に入る。レッドクイーンが少女のホログラムを映し出し、「シャットダウンすると全員が死ぬ」と話す。カプランは無視してシャットダウンする。

ゾンビの襲撃

多くのコンテナが置かれた食堂で、特殊部隊のレインは女性を見つける。生存者と思って近づいたレインの手に、女性が噛みつく。特殊部隊のJ.D.が女性に5発も銃弾を撃ち込むが倒れない。レインがマシンガンを撃ち込み、女性は吹っ飛ぶ。アリスとカプランが合流したところに、無数のゾンビたちが襲いかかってくる。混乱の中、マットは手錠の鍵を見つけ、J.D.はゾンビの大群に襲われてしまう。アリスは他の人々とはぐれ、1人になってしまう。

マットの正体

ゾンビに襲われたアリスは、無意識に強烈なキックを放つ。さらに、襲ってきたゾンビと化した犬の頭を的確に銃撃して倒す。一方マットは、ハイブのオフィスで書類を調べているところを、リサという女性に襲われるが、アリスによって助けられる。マットは、アンブレラ社の悪事を世界に伝えるために活動しており、協力者で妹のリサがハイブに潜入していたことを説明する。

脱出通路

アリスとマットは、レインたちと合流する。脱出する方法を聞き出すために、レッドクイーンを再起動する。レッドクイーンは、開発中のT-ウイルスによって所員がゾンビとなったことや、建物外の感染を防ぐために施設を閉鎖したことを説明する。アリスたちは、起動したままにすることを条件に、レッドクイーンから秘密の脱出通路を聞き出す。地下通路を通って逃げるアリスたちは、ゾンビの集団に襲われる。逃げる途中で、カプランが取り残されてしまう。

ワクチン

研究室を通って逃げるアリスは、ワクチンがあることを思い出す。だが、ワクチンは失われている。その時、スペンスの記憶が戻る。スペンスはアリスがリサにワクチンを渡そうとしていることを知っていた。さらに、ウイルスを持ち出して売却し、大金持ちになろうとしていた。スペンスはアリスたちを閉じ込めて列車に向かい、列車に置かれていたワクチンを打とうとする。だが、そこにT-ウイルスによって作られたモンスター（リッカー）が現れ、スペンスは食い殺される。ドアを開くためのアクセスコードと引き換えに、レッドクイーンは感染しているレインを殺すように命じる。だが、生き延びていたカプランがレッドクイーンをシャットダウンし、セキュリティが解除されてドアが開く。

リッカーの襲撃

アリスたちは列車に乗り込む。発車した列車の中で、レインはワクチンを打たれる。列車をリッカーが襲い、カプランが食われてしまう。さらにレインがゾンビに変異してマットを襲うが、マットがレインの頭を撃ち抜く。アリスは舌でリッカーをくぎづけにし、車両の床を開いてリッカーを落とす。リッカーは摩擦熱で燃え上がる。屋敷に戻ったアリスとマットの前に、防護服を来たアンブレラ社の研究員たちが現れる。マットは連れ去られ、アリスは気を失う。