名シーン紹介　ロッキー2

新世界ヘビー級チャンピオン　ロッキー・バルボア！

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時間：　1:52:40頃

試合はアポロのペースで進む。ほとんどのラウンドをアポロが取り、判定になればアポロの勝利は確実という状態で最終１５ラウンドを迎える。「足を使って逃げろ」というデュークのアドバイスも、アポロはＫＯにこだわる。一方で、「自分の合図でサウスポーに切り替えろ」というミッキーのアドバイスに対し、ロッキーは「堂々と戦いたい」と答える。

こうして始まった１５ラウンド。アポロは公言通り足を使わずに殴り合いを挑む。対するロッキーは、ミッキーの合図でサウスポーに切り替え、アポロを追い詰める。前回の試合では追い詰めきれなかったロッキーだが、サウスポー切り替え作戦が功を奏したのか、ダウンを奪う。だが、力尽きたロッキーも同時に倒れるのだった。必死に立ち上がるロッキーとアポロ。ギリギリで立つのはロッキー。新世界チャンピオンが誕生する。

ロッキーのボクシングシーンは派手で迫力があるものの、現実のボクシングとは異なる。現実なら１発でKOされてもおかしくない豪快なパンチが乱れ飛ぶ。そして、２人が同時にダウンするというのも非現実的だ。だが、それが「ロッキー」の世界のボクシングなのだ。

アポロが良い。悪役になってでもロッキーを引っ張りだして実現した試合。悪役になったからには、豪快なＫＯでしか汚名を挽回することができないと分かっているかのようだ。そんなアポロの意地がなかったら、もしも最終ラウンドは足を使う道を選択していたら、ロッキーの勝利はなかったことだろう。そんな２人が、「新世界チャンピオン、ロッキー・バルボア！」のコールに合わせて、互いの腕を掲げ合う瞬間は名シーンと言っていいだろう。

注目すべきは、アポロの奥さん。両者がダウンして必死に立ち上がろうとする姿がスローモーションで描かれる中、「立って！！」と絶叫する姿が印象的。アポロの奥さんアポロを愛していることが伝わってくる。ロッキーとエイドリアンにドラマがあるように、アポロとアポロの奥さんにもドラマがある。そして、その一端は２０年以上も経過した時に語られることになる。

登場人物・キャスト

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人物 1 ロッキー2

ロッキー・バルボア

俳優：シルヴェスター・スタローンアポロとの世界タイトル戦後に引退し、エイドリアンと結婚。CMの出演料をあてにし・・・て、高級車やアパートを購入するも、撮影でNGを連発して契約を解除される。ポーリーが勤めていた精肉工場に職を得るが、人員整理でクビに。経済的に厳しくなったこともあり、名誉回復を狙うアポロの再戦要求を受けて、再びリングに立つ。エイドリアンと・・・

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人物 4 ロッキー2

アポロ・クリード

俳優：カール・ウェザースプロボクシングの世界ヘビー級チャンピオン。前作で無名だったロッキーを挑戦者に指・・・名するも、人生初のダウンを奪われるなど苦戦を強いられ、辛くも判定勝ちを収める。「再戦はしない」と試合終了後にロッキーに告げていたが、世間からの批判を浴びて翻意。引退したロッキーを引きずり出すために、メディアを使って挑発し、ロッキーをその気に・・・