登場人物・キャスト　ギルバート・グレイプ

ボニー・グレイプ(ダーレン・ケイツ)

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ボニー・グレイプは、ギルバートたちの母親である、映画「ギルバート・グレイプ」の登場人物。若い頃は町一番の美人だった。17年前に夫が自殺したショックで、家に閉じこもり、ソファでテレビを見る生活を続けたために非常に太っている。人々から嘲笑されるのを嫌がり、7年前からは外出していない。町ではウワサになっているようで、ボニーの姿をひと目見ようと、窓からのぞき込む子どもたちの姿が描かれている。父親の話題を嫌い、アーニーが「パパは死んだ！」と連呼するとやめるように怒鳴る。

アーニーのことを「サンシャイン」と呼んでかわいがっており、18歳の誕生パーティを発案する。そのアーニーが給水塔に登って警察に拘留された時には、7年ぶりに外出して警察署を訪れ、知り合いである警官のジェリーに息子を返すように怒鳴る。だが、警察署から出た時に、多くの町の人たちによって奇異の目で見られ、笑われ、写真を撮られたことにショックを受ける。そのため、アーニーの誕生パーティは家の中で見ていると語る。

誕生パーティでは、ギルバートからベッキーを紹介される。最初は会うのを嫌がっていたが、ベッキーの偏見を持たない姿に笑顔を見せる。その後、久しぶりに2階のベッドで眠ることを決意し、自力で階段を上がり家族を驚かせる。だがベッドに横たわると、そのまま息を引き取ってしまう。家から外に出すためには多くの人手がかかることから、笑いものにはしたくないというギルバートの考えで、家と一緒に焼かれる。

・アーニーがバスタブに残してベッキーのもとに向かったギルバートに怒りを見せたりもするものの、ギルバートのことを信頼している。2階に自力で上がってベッドに横たわった時には、「私のきらめく騎士」とギルバートに対して語りかける姿を見せる。

・ソファでテレビを見て過ごしている。眠ったかと思われても、ギルバートがテレビを消すと起きる。ジェニファー・ジョーンズとモンゴメリー・クリフトが共演した映画「終着駅」(1953)を見て涙を流す姿も見せる。

キャスト

ボニー・グレイプを演じているのは、アメリカの俳優であるダーレン・ケイツ。公開時46歳頃。本作が映画デビュー作。

「ギルバート・グレイプ」の関連項目

セリフ・名言 17 ギルバート・グレイプ

ボニー「あなたはきらめく甲冑を着た騎士よ」

1:43:55頃父が自殺し、兄が家を出ていったあと、太って家から出ない母親ボニ・・・ーと知的障害の持つアーニーの家を支えてきたのはギルバートだった。久しぶりに2階のベッドに横になったボニーは、ギルバートに対して感謝の言葉を述べる。・・・

キーワード 3 ギルバート・グレイプ

ギルバート家、知的障害、過食症

ギルバートの一家は、母親のボニー、姉のエイミー、弟のアーニー、妹のエレンの5人家・・・族である。父は17年前に地下室で首をつって自殺し、長男のラリーは家を出ていた。ボニーは夫の自殺にショックを受けて過食症となり、今では巨体となって7年も家から出ていない。アーニーには知的障害があり、給水塔に登るのが大好きで何度も警察の世話・・・

キーワード 1 ギルバート・グレイプ

評価、興行収入

「ギルバート・グレイプ」は、北米での興行成績が1,000万ドルと成功とは言えなか・・・ったが、レオナルド・ディカプリオがアカデミー助演男優賞にノミネートされるなどの評価を受けた。・・・

キーワード 5 ギルバート・グレイプ

家、地下室

ギルバートの一家が住む家は、かつてギルバートの父が自分で建てた。2階建てで地下室・・・もある。1階の床が抜けそうになっていることがわかり、ギルバートの友人であるタッカーが角材で地下室を補強してくれる。地下室はギルバートの父が首をつって自殺した場所でもある。そのため、アーニーは地下室に入ることを嫌がる。また母が亡くなった時・・・

キーワード 8 ギルバート・グレイプ

火事

亡くなった母親の遺体を家の外に出すためには、多くの人手がいることが分かる。多くの・・・野次馬が集まり、母親が見せ物となってしまうことを恐れるギルバートは、母を家ごと燃やす決断をする。家財道具を外に出した後、ギルバートはガソリンをまいて家に火をつける。風が吹く中を巨大な炎が燃え上がり、その様子をギルバート、アーニー、エミリー、・・・