現在公開中の映画「空に住む」の公開記念舞台挨拶が行われ、出演者の岸井ゆきのさんが登壇。共演した大森南朋さんから岸井さん宛のビデオメッセージが届いたものの、「大きな秘密を抱えて強く生きようとする愛子に優しくすることができませんでした。真っ赤な花をご用意しました。愛子さん、受け取ってください」と、岸井さん演じた愛子への謝罪メッセージになっており、「私じゃなくて愛子へのメッセージですよね」とツッコミを入れながら、花束に笑顔をみせていた。
岸井さん演じた主人公の友人である愛子について、「精神的に強くあろうとして、自分を納得させるために強さを人に押し付けている」「それが友達を心配にさせる。もう少し周りが見えたら」と分析しつつ、「つらい時も楽しい時もよく食べるところは見習いたい」と笑顔で語った。また、「モヤモヤした時の解消法」を聞かれた岸井さんは、「映画を見る」と回答。だが、「私は1つの世界に生きてるのにずるい」と思うために、落ち込んでいる時には世界がいくつもある映画は見ず、気分が高揚している時には宇宙などの広い世界の映画を見ていると明かした。
「空に住む」は、小竹正人さんの小説「空に住む」を原作に、青山真治さんが7年ぶりに監督を務めた作品。両親の急死という出来事を受け止めきれないまま、大都会を見下ろすタワーマンションの高層階で暮らし始めることになった直実の姿を描く。
公開記念舞台挨拶には、多部未華子さん、美村里江さん、青山真治監督も登壇。岩田剛典さん、鶴見辰吾さんもビデオメッセージで登場した。
「空に住む」は現在公開中。
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