登場人物・キャスト　007／カジノ・ロワイヤル

M(ジュディ・デンチ)

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Mは、MI6（イギリス情報局秘密情報部）の局長である、映画「００７／カジノ・ロワイヤル」の登場人物。局長として政府との調整を務め、スパイたちの活動の指揮を取る。

裏切り者だったプラハの局長を殺害する任務を遂行したボンドを「007」に昇格させる。ボンドの独断専行をたしなめる一方で、マイアミ空港での狙いがスカイフリート機の爆破にあることをボンドに伝えるなどの協力をする。ボンドをモンテネグロのポーカー大会に出場させた際には、ボンドが手に入れたアストンマーチンに武器や解毒剤などを搭載させる。

ボンドから辞任の意向を伝えるメールを受け取るものの、その前にポーカー大会の賞金が金融活動部の口座に戻っていないことをボンドに伝え、ヴェスパーの裏切りに気づかせる。ヴェスパーの死後には、ヴェスパーの恋人ル・シッフルに誘拐されていたことなどを伝える。誰も信用しなくなったボンドに、「学んだわね」と伝える一方で、拷問の後に助かったのはヴェスパーのおかげであることも伝える。

・マダガスカルで国際法を破って大使館に入り込んだり、自宅の住所や本名を調べて家を訪れたりするボンドに傲慢さを感じ、「昇進させるには早すぎた」と言う姿を見せる。また、自分の本名を言おうとするボンドに「それ以上言ったら、あなたを殺させる」と脅す。

・MI6から夜中に電話を受けるシーンでは、同じベッドに寝ている夫の姿が移る。ベッドサイドにはすぐにアクセスできるコンピューターが置かれている。

キャスト

Mを演じているのは、イギリスの俳優であるジュディ・デンチ。公開時72歳頃。アカデミー助演女優賞を受賞した「恋におちたシェイクスピア」(1999)などでも知られる。同時期の出演作には、ともにアカデミー主演女優賞にノミネートされた「あるスキャンダルの覚え書き」(2006)、「ヘンダーソン夫人の贈り物」(2005)などがある。

ジュディ・デンチは、ピアース・ブロスナンがボンドを演じたシリーズでもMを演じており、ブロスナン版から引き続いて出演した唯一の人物である。

M「昔は、こんなバカなことをした諜報員は、他国に亡命する良識があった。冷戦が懐かしいわ」

0:21:45頃殺しのライセンスを持つ「00（ダブルオー）」となったボンドは、・・・マダガスカルでの任務で、国際法を無視して他国の大使館に入り込み、殺人を行った。このことは世界に報道され、ボンドの上司であるMは政府への説明に追われていた。政府への説明を終えたMのグチの言葉。・・・

セリフ・名言 3 007／カジノ・ロワイヤル

M「あと一言でも何か言ったら、あなたを殺させるわよ」

0:23:55頃コンピューターに詳しいボンドは、上司のMの住所や本名を調べ上げ・・・ていた。Mが自宅に帰ると、そこにはボンドの姿がある。ボンドに対するいら立ちを抑えきれないMの言葉。Mの意味は本作では明らかにならない。・・・

セリフ・名言 24 007／カジノ・ロワイヤル

M「それに気づくべきだった。だけど、時に敵にばかり目を向けて、仲間に気を配るものを忘れてしまうもの」

2:16:55頃ヴェスパーが裏切り者だったことが明らかになる。ヴェスパーが男に・・・金を渡すところを目撃したボンドは、男と手下を殺す。ヴェスパーは助けようとするが、失敗に終わる。ヴェスパーの恋人がル・シッフルに捕らえられ、言うことを聞かざるを得なかったことをボンドに話したあとの、Mの言葉。・・・

セリフ・名言 25 007／カジノ・ロワイヤル

M「あなたは学んだわね」

2:17:20頃ヴェスパーと生きるためなら、スパイの仕事を捨ててもいいとまで考・・・えていたボンド。だが、ヴェスパーは裏切り者だった。誰も信用できなくなったボンドとMのやりとり。このあとMは、拷問されていたボンドがミスター・ホワイトに殺されなかったのは、ヴェスパーのおかげだったことを話す。・・・

キーワード 13 007／カジノ・ロワイヤル

MI6

ボンドが所属するのは、イギリスの実在の組織である秘密情報部MI6である。「007・・・／カジノ・ロワイヤル」では、ジュディ・デンチ演じるMが局長を務めている。殺しのライセンスを持つ「00（ダブルオー）」と呼ばれるスパイとなるには、2人を殺害する実績が必要で、映画の冒頭ではボンドはまだ007ではない。裏切り者のプラハ支局長と支・・・