ストーリー・あらすじ紹介　007 スカイフォール

トルコの任務

トルコのイスタンブール。MI6のエージェントであるジェームズ・ボンドが、任務遂行中の仲間が殺されていることに気づく。イヴの運転する車で、持ち去られたハードディスクを持つ男を追うボンド。途中で双方ともバイクに乗り換え、市場の中でのチェイスとなる。ボンドと男は列車の屋根の上に場所を移しての格闘となる。格闘するボンドと男を車で追いかけたイヴは、2人にライフルを向ける。MI6本部にいるMは狙撃を命じる。イヴが撃った弾はボンドに当たる。撃たれたボンドは川に落ち、男は逃げてしまう。

MI6本部の爆破

ロンドンのMI6本部。情報国防委員会の新委員長となったギャレス・マロリーと面会したMは、スパイのリストが盗まれたこともあって辞職を促されるものの拒否する。本部への帰りの車で、盗まれたハードディスクが本部のMのパソコンから読み取られていることが明らかになる。急いで戻ろうとするMは、MI6の本部が爆破されるところを目撃する。

再テスト

生き残ったボンドは、熱帯地方で女性を抱き、酒を飲んで生活している。ニュースでMI6の爆破を知ったボンドは、ロンドンへと戻る。Mの自宅に姿を現したボンドは、Mに復帰を告げる。復帰のために、エージェントしての再テストを課せられたボンドは、セキュリティの厳しくなったMI6本部で再テストを受ける。

Qの新しい武器

身体的に衰え、銃の腕前も落ちているボンド。ボンドは、左肩に残っているトルコで撃たれた弾を自分で取り出し、分析に回す。ボンドはエージェントの再テストに不合格だったが、Mの判断で任務への復帰を認められる。弾丸の分析結果から、特殊な劣化ウラン弾であることが判明する。劣化ウラン弾の使用者の1人であるパトリスが、トルコで逃がした人物であることが判明する。ボンドはQから新しい武器を受け取り、パトリスが姿を現すという上海に向かう。

上海の高層ビル

空港に到着したパトリスを、ボンドが追う。高層ビルに入っていったパトリスは、警備員を殺してエレベーターに乗る。ボンドは急いでビルに入り、パトリスの乗るエレベーターにつかまる。パトリスは向かいのビルの人物をライフルで狙撃する。ボンドとパトリスは格闘になる。ビルから落ちそうになったパトリスの腕をつかんで雇い主を聞くボンドだったが、パトリスはビルから落ちてしまう。向かいのビルでは謎の女性がボンドの方を見ている。

マカオのカジノ

盗まれたリストを元に、5人のエージェントの正体がYouTubeで公開され、Mはエージェントの引き上げを命令する。一方、パトリスが持っていたカジノのチップを手がかりに、ボンドはマカオのカジノに向かう。マカオでは本部から派遣されたイヴが現れる。2人は一緒にカジノに向かう。パトリスの持っていたチップを渡したボンドは、400万ユーロの現金入りのブリーフケースを受け取る。さらに、上海のビルにいた女性セヴリンに声をかけられる。

セヴリン

セヴリンと話をするボンド。ボスの名前を聞かれて立ち去ろうとするセヴリンを止めたボンドは、セヴリンがおびえていること指摘する。このあとボディガードがボンドを襲うことを教えたセヴリンは、生き残ったら船に来るように話す。ボディガードを倒したボンドは、船でシャワーを浴びるセヴリンの前に現れる。一方、正体を明らかにされたエージェントが殺害され、Mは首相から説明を求められる。

シルヴァのアジト

船で島に向かうボンドとセヴリンは、乗組員に捕らえられる。倉庫でイスに拘束されたボンドの前に、かつてMの部下だったシルヴァが姿を現す。エージェントの再テストが不合格だったことを明らかにし、Mがボンドを利用しているとシルヴァは語る。シルヴァはボンドを外に連れ出し、縛られたセヴリンの頭にショットグラスを乗せ、グラスをボンドに撃たせる。ボンドは外し、シルヴァがセヴリンを撃ち殺す。ボンドとシルヴァの手下は銃撃戦となる。ボンドは、Qからもらった無線機でMI6に連絡しており、ヘリコプターが島へとやって来る。

逃亡するシルヴァ

MI6本部に拘束されたシルヴァの前に、Mが現れる。シルヴァはMに、捕らえられて拷問を受けて助けに来てくれなかった事、歯に仕込んだシアン化水素のカプセルで死のうとしたが生き残ったこと、Mに会うために生き残ったと考えていることを語り、入れ歯を外してシアン化水素の影響で醜い姿となった顔を見せる。シルヴァのファイルの解読を試みたボンドとQは、グランボローの文字がキーであることに気づく。だが、キーを打ち込むと、MI6のコンピューターがハッキングされてしまう。ロックも解除され、シルヴァは逃亡する。

地下鉄でのチェイス

Qの指示を受けながら、ボンドがシルヴァを追う。地下鉄のホームで警官になりすましたシルヴァを見つけたQは、発進した地下鉄の列車に乗るようにボンドに伝える。急いで列車に飛びつき、列車に乗り込むボンド。政府の審問会に出席しているMをシルヴァが狙っていると考えたボンドは、Mに退避するように警告する。だが、Mは退避を拒否する。シルヴァを追いつめたかに思われたボンドだったが、シルヴァが無線を使って爆破した穴に地下鉄の車両が突っ込んできたために、シルヴァを逃がす。

審問会

審問会でMが反論しているところに、警官の姿をしたシルヴァが姿を現す。Mに向けて銃を撃つシルヴァだったが、マロリーが体を張ってMを守る。駆けつけたボンドが消化器を撃って煙幕を張り、そのすきにMを連れ出す。シルヴァと戦うために、ボンドは生まれ育ったスコットランドの屋敷「スカイフォール」にMを連れていく。

スカイフォールへ

スカイフォールに到着したボンドとMは、ボンドが住んでいた頃からの番人であるキンケイドと会う。事情を聞いたキンケイドは、一緒に戦うことを決意する。シルヴァたちの襲撃に備えて、ボンドたちはさまざまなトラップをしかける。姿を見せたシルヴァの手下たちを、追い払うことに成功するボンドたち。だが、Mは腹部を撃たれる。

銃撃戦

シルヴァが乗るヘリが現れ、屋敷を銃撃する。キンケイドとMは、地下道を通って屋敷から礼拝堂に脱出する。ボンドはダイナマイトとガスボンベを使って大爆発を引き起こし、地下道で逃げる。爆発に巻き込まれてヘリが屋敷に突っ込み、屋敷は木っ端みじんに吹き飛ぶ。キンケイドとMの持つ懐中電灯に気づいたシルヴァは、Mの元に向かう。ボンドは池の上の氷を渡ってMの元に急ぐが、シルヴァに気づかれてしまう。足元の氷を壊してシルヴァの手下もろとも池の中に落ちたボンドは、足で手下の首を絞め殺す。

Mの死

礼拝堂にいるMの前に、シルヴァが姿を現す。自分とMの頭を一緒に撃ち抜こうと考えたシルヴァは、Mと一緒に銃を持ち、Mに引き金を引かせようとする。そこに現れたボンドが、ナイフを投げてシルヴァを殺す。だが、腹を撃たれていたMも、ボンドの腕の中で息絶える。ロンドンに戻ったボンドは、イヴからMの遺品としてブルドッグの置物を受け取る。そして、内勤となったイヴの名字がマネーペニーであることわかる。新しいMとなったマロリーから、ボンドは新しい任務を与えられる。