キーワード ビル
ビル
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少女殺人の犯人のベッケルトは、自分が追われていることに気づいてオフィスビルへと逃げこむ。ビルはちょうど終業時間で、入り口の門には鍵がかけられる。ベッケルトは倉庫へと逃げ込むが、鍵をかけられたために外に出られなくなる。シュレンカーたちがベッケルトを探すためにやって来て、3人の守衛を拘束し、しらみつぶしにベッケルトを探す。
ビルには警報装置が配置されており、時間通りに鍵を差さなければならないことがわかる。警報装置が鳴らないように手順通りにするものの、すきを見た守衛が警察につながる警報ベルを鳴らしたことから、警察が異変に気づく。
その他の「M」のキーワード
キーワード 12
M
ベッケルトは「山の魔王の宮殿にて」の口笛を吹く。登場人物のキャラクターを特定の音・・・楽で表現する方法は「ライトモチーフ」と言われ、オペラでは以前から行われていた。「M」は、ライトモチーフを映画に導入した最初期の例と言われている。
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キーワード 13
M
シュレンカーが裁判長を務める人民裁判にかけられたベッケルトは、もう1人の自分やこ・・・れまでに殺害した少女や母やから常に追われている感覚があり、自分で自分をコントロールできない状態で殺人を行っていたと語る。ベッケルトの弁護を務める人物は、ベッケルトの精神障害を理由に死刑をやめさせようとするが、シュレンカーや聴衆は一蹴する。
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キーワード 1
M
「M」は、フリッツ・ラングが監督した作品。ラングの妻であるテア・フォン・ハルボウ・・・が脚本を担当している。ハルボウは、これまでも「メトロポリス」(1927)などのラング監督作の脚本を担当してきた。当初のタイトルは「殺人者は私たちの中にいる」だったが、「M」に変更された。ナチスの迫害を恐れたとも言われているが、ラングによると・・・
キーワード 2
M
「M」で描かれているのは、少女の連続殺人事件である。ベッケルトという男性が何人も・・・の少女を殺害した。町には犯人にかけられた1万マルクの懸賞金のポスターが貼られている。犯人が逮捕されないことから人々は疑心暗鬼となり、殺人犯と言われた男が怒る様子、匿名の手紙によって家宅捜索を受ける家族の様子、少女に時間を聞かれた男が近くの人・・・
キーワード 3
M
少女の連続殺人事件の犯人が逮捕されないことから、警察がやり玉に挙がる。大臣から叱・・・責を受けた警察の幹部が、警察官は週に12時間しか寝ずに捜査を行っていること、犯行現場に落ちていたキャンディの包み紙を調べたがよい結果が得られていないこと、林やヤブのすみずみまで調べていること、目撃証言がバラバラなことなど挙げてを反論する。
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