登場人物・キャスト 凶悪
藤井修一(山田孝之)
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藤井修一は、雑誌「明潮24」の記者である、映画「凶悪」の登場人物。認知症の母、妻洋子と3人暮らし。母の世話を洋子に任せており、疲れ果てた洋子から施設に入れるように頼まれているが、決断できずにいる。
死刑囚である須藤純次が3つの殺人事件を告白した手紙を編集長から受け取り、面会をして断ってくるように言われる。須藤と面会し、信憑性が高いと感じて調査を進める。編集長からはストップがかかるものの、事件が起こったと思われる場所を訪れ、関係者と会ううちに事件にのめり込んでいき、出社をせずに調査に没頭するようになる。
調査結果をレポートにまとめ、警察に資料を提出。「明潮24」に記事が掲載されると世間の注目を集め、警察によって保険金殺人が立件され、主犯の木村が逮捕される。だが、他の事件については立件されなかったこともあり、調査を継続する。一方で、母親の世話をすることに限界を迎えた洋子から離婚を切り出される。
須藤の公判に情状証人として出廷した時には、落ち着き払って「生きて罪を償いたい」と話す須藤に対して「あなたは生きていちゃいけない!」と怒りを爆発させる。洋子とは離婚せずに母を施設に入れることにする一方で、面会した木村に調査を続けることを話す。木村からは、「自分を一番殺したいと願っている人物」として指を差される。
・調査がまとまってきた段階で、木村と話をしようと何度も木村の家を訪ねる。ある日、敷地内に入った時に、様子を見守っていた警察に逮捕される。
・保険金殺人以外の事件の証拠も見つけようと、被害者が埋められたと思われる場所を、土砂降りの中を1人でスコップを使って掘り返す姿を見せる。
・モデルとなっているのは、「新潮45」の記者として映画の元となった事件を調査した宮本太一。
キャスト
藤井修一を演じているのは山田孝之。公開時30歳頃。同時期の出演作には、「闇金ウシジマくん」(2012)、「悪の教典」(2012)、「ミロクローゼ」(2012)などがある。
「凶悪」の関連項目
セリフ・名言 19
凶悪
1:34:40頃
編集長の命令を無視し、独断で木村の関わる殺人について調べた藤井・・・。事件についてまとめたレポートを編集長に提出した藤井だったが、編集長はいい顔をしない。藤井はなんとか記事にしてもらおうと食い下がる。
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セリフ・名言 21
凶悪
1:44:00頃
木村の関わった事件についての藤井の記事が雑誌「明潮24」に掲載・・・され、大きな反響を呼ぶ。だが、警察に立件されたのは保険金殺人だけだった。藤井は他の事件についてさらなる調査を続けることを決意していた。
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セリフ・名言 25
凶悪
1:56:30頃
須藤の公判で情状証人として出廷した藤井。キリスト教に入信したと・・・いう須藤が、穏やかな様子で償いについて語る。その様子を見た藤井は、裁判長に止められるのも聞かず、須藤に対して思いをぶつける。
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キーワード 3
凶悪
「明潮24」は、「新潮45」をモデルにした雑誌である。編集長の芝川理恵のモデルは・・・、当時の「新潮45」の編集長だった中瀬ゆかりである。事件の調査に執念を燃やす藤井修一のモデルは、当時の「新潮45」の記者だった宮本太一である。木村に関する事件を掲載したことで、雑誌の売上が伸びる。藤井が同僚の記者と、二世議員とグラビアアイド・・・
キーワード 2
凶悪
「凶悪」の原作は、「凶悪 -ある死刑囚の告発-」(新潮45編集部編)である。原作・・・は、1999年に起きた殺人事件を死刑囚が告発し、新潮45編集部が調査をして犯人逮捕につながるまでを描いたノンフィクションで、10万部を超えるベストセラーとなった。事件は「上申書殺人事件」と言われており、3件の殺人が告発されたが、立件されたの・・・
その他の「凶悪」の登場人物・キャスト
人物 2
凶悪
俳優:ピエール瀧
須藤純次は、暴力団桜川会元組長の死刑囚である、映画「凶悪」の登場人物。人を殺すこ・・・とに罪悪感を持たない残忍な性格である一方で、自分が信頼した身近な人々に対しては情に厚い面がある。裏切られることを何よりも嫌う。人を殺す意味で「ぶっこむ」という言葉を使う。覚醒剤常用者。鯉の入れ墨をしている。
不動産ブローカーの木村と知り合・・・
人物 3
凶悪
俳優:リリー・フランキー
木村孝雄は、周囲から“先生”と呼ばれている不動産ブローカーである、映画「凶悪」の・・・登場人物。茨城で建築資材を販売する「木村商事」を経営する一方で、宅建の免許を持たないにもかかわらず物件の売買をしていた。福祉施設の職員である福森と共謀し、土地を奪い取れる老人を探していた。
借金を返済しないことに怒り、菅原を絞殺。須藤に死・・・
人物 4
凶悪
俳優:池脇千鶴
藤井洋子は、藤井の妻である、映画「凶悪」の登場人物。認知症である義母・和子の面倒・・・を自宅で見ている。仕事で忙しい藤井は介護を手伝ってくれず、疲れ果てている。和子をホームに入れたいと藤井に話しているが、決められない藤井に対して「いつも逃げてる」と不満を抱いている。和子から手を上げられた時に藤井が見ているものの、何もしてくれ・・・
人物 5
凶悪
俳優:藤井和子
藤井和子は、藤井修一の母である、映画「凶悪」の登場人物。認知症を患っており、藤井・・・の妻である洋子に世話をしてもらっている。真夜中にも着替えて出かけようとし、食事を何度も食べようとする。また、いらだつと洋子に手を上げることもある。映画の終わりで、老人ホームに入所することになる。
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人物 6
凶悪
俳優:小林且弥
五十嵐邦之は、須藤の舎弟である、映画「凶悪」の登場人物。須藤のことを絶対的に信頼・・・しており、須藤の命令には服従する決意をしている。
須藤に対する態度があいまいな佐々木に対して、「須藤さんはいつだって仲間のことを考えてるんだ!」「須藤さんを軽く見てるだろ!」とすごむ姿を見せる。その後、須藤と佐々木の組の頭を殺しに行った時・・・