登場人物・キャスト バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

リーガン・トムソン(マイケル・キートン)

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BIRDMAN: "Foreign Press"

リーガン・トムソンは、かつてヒーロー映画「バードマン」で主役を演じたことで有名な俳優である、映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」の登場人物。別れた妻シルヴィアとの間に娘のサムがいる。サムは薬物療養施設から出たばかりで、自分の付き人の仕事をさせている。舞台の共演女優であるローラとは恋人の関係。舞台のプロデューサーである弁護士のジェイクは親友。バラが嫌い。

1990年代に「バードマン」シリーズから降板。それから時をへて、演出・脚色・主演をする舞台「愛について語るときに我々の語ること」をブロードウェイで上演するために財産(サムに残す予定のマリブの家も抵当に入れる)や情熱のすべてをそそぐ。「愛について語るときに我々の語ること」は、レイモンド・カーヴァーの短編小説で、高校生の時に演じたことがあった。その時にカーヴァー本人が見ており、カーヴァー本人からの褒め言葉が書かれたカクテルナプキンを大切にしている。

あぐらを書いて空に浮かんだり、物を動かしたりできる。また、もう1人の人格となった「バードマン」から、「バードマン」に代表されるハリウッドの超大作の世界に戻ってくるように語りかける声が聞こえている。

共演者のマイクに振り回され、SNSから距離を置いていることを「時代遅れ」と娘のサムから指摘され、裸でブロードウェイの通りを歩く羽目になるなどの出来事が起こる。自信を失いかけ、公演を中止しようと申し出るもののジェイクに説得される。だが、本番の前日には、大きな影響力を持つ批評家のタビサから、「酷評して、公演中止に追い込む」と言われてショックを受ける。

酒を飲んで酔っぱらい、そのまま路上で眠り込んだまま本番の朝を迎える。バードマンが姿を現し、ブロードウェイがモンスターに襲われる様子が見える。バードマンに戻るように説得する声が聞こえるものの、劇場に向かう決意をする。本番では、拳銃で自殺するシーンで本物の銃を発砲し、鼻が吹き飛ぶ。この出来事によってタビサは“無知がもたらす予期せぬ奇跡”によってこれまでにない演劇が生まれたと称賛され、SNSでの人気も得る。

・本当に超能力が使えるかの真相は、本人以外の人物が見ていないために不明(大げさな演技をする共演者の頭に照明を落としたと語るが真偽は不明)。空を飛んで劇場に向かうシーンでは、実際にはタクシーに乗っていたことが描かれている。ラストではサムが空を飛ぶリーガンを見ているような姿を見せる。

・舞台で演じている男は、女性を傷つけながらも愛する人物である。実生活でも、別れた妻のシルヴィアに対して、キッチンナイフを投げた後に愛していることを告げたというエピソードが語られる。

・ジョージ・クルーニーと一緒に乗った飛行機が落ちた時に、新聞の一面を飾るのがクルーニーであることを想像している。また、ファラ・フォーセットがマイケル・ジャクソンと同日に亡くなったために話題にならなかったことを気にしている。人気と名声の両方を得たいという考えに苦しむが、映画の終わりでは両方を得ることに成功する。

・舞台に出演する時はヘアピースを着用する。

・舞台俳優としては先輩で名声も得ているマイクの演技力に一目置きながらも、自分勝手な行動を取るマイクに業を煮やし、取っ組み合いのケンカになる。その時には、父がアルコール中毒者で自分や妹が虐待されたという芝居を即興で演じ、信じたマイクに演技力を見せつける。

・タバコを吸い、サムのマリファナの吸い殻を吸う姿も見せる。ビール以外の酒を飲まないようにしているが、タビサと言い合いになった後には、店でウイスキーを買って泥酔する。

・最後の結婚記念日に元妻のシルヴィアに浮気が見つかり、海に入って自殺しようとしたことを語る。海にいた大量のクラゲに刺されたことから自殺をやめたことを明かす。映画の冒頭と終わりでは、海に打ち上げられたクラゲの映像が見られる。

・鼻を吹き飛ばして入院した病室で、トイレの便座に座るバードマンに別れを告げる。

キャスト

リーガン・トムソンを演じているのは、アメリカの俳優であるマイケル・キートン。公開時63歳頃。本作でアカデミー主演男優賞にノミネートされた。「バットマン」(1989)、「バットマン・リターンズ」(1992)に主演し、リーガンと似た背景を持っている。同時期の出演作には、「スポットライト 世紀のスクープ」(2015)、「ロボコップ」(2014)、「ニード・フォー・スピード」(2014)などがある。

・リーガンが「バードマン」の新作を断った1992年は、キートンが最後にバットマンを演じた「バットマン・リターンズ」の公開年と同じである。

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」の関連項目

シーン 1 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

マスコミのインタビュー

かつてヒーロー映画「バードマン」の主役を演じてスターとなったリーガン・トムソンは・・・、レイモンド・カーヴァーの短編小説をブロードウェイで舞台化することで名声を勝ち得たいと考えていた。リハーサルの期間中に、トムソンはメディアの取材を受ける。 3人の記者の合同インタビューを受けるトムソン。1人の男性はフランスの哲学者であるロ・・・
シーン 2 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

代役はマイク・シャイナー

レイモンド・カーヴァーの短編小説の舞台化に挑むリーガン・トムソン。だが、共演者の・・・男性の頭に照明が落ちてしまい、出演不可能になる。代役を探そうとするものの、リーガンが望むウッディ・ハレルソン、マイケル・ファスベンダー、ジェレミー・レナーは、みんなヒーロー映画の撮影中だった。 善後策を話し合うリーガンとプロデューサーのジ・・・
シーン 3 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

マイクとリーガンとサム

レイモンド・カーヴァーの短編小説の舞台化にすべてを賭けているリーガン・トムソン。・・・共演者の1人の頭に照明が落ちて出演できなくなってしまう。窮地に追い込まれたリーガンだったが、共演者のレズリーが有名な舞台俳優のマイク・シャイナーの恋人だったことから、マイクが空いていることが分かる。 舞台にやって来たマイクに対し、リーガン・・・
シーン 4 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

「人気なんてもんは、名声の尻軽ないとこだ」

リーガンがすべてを賭ける舞台のプレビュー公演が行われる。だが、急きょ代役として起・・・用されたマイク・シャイナーは、プレビュー公演の舞台上で本物の酒を水にすり替えられたことに怒り、公演をメチャクチャにしてしまう。 リーガンはマイクと話し合うためにコーヒーを飲みに誘う。通りを歩きながら、ヒーロー映画でスターになったリーガンの・・・
シーン 5 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

リーガンとサムの言い合い

脚色・演出・主演するブロードウェイの舞台にすべてをかけるリーガン。だが、共演者の・・・マイクがプレビュー公演で本物の酒を水にすり替えられて怒り出すなど、先行きは不透明だった。劇場に戻ってきたリーガンは、娘のサムを見つける。サムは薬物の療養施設から退院したばかりで、リーガンの付き人をしていた。 サムが吸っていたマリファナを見・・・

その他の「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」の登場人物・キャスト

人物 2 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

マイク・シャイナー

俳優:エドワード・ノートン マイク・シャイナーは、ブロードウェイの有名な俳優である、映画「バードマン あるい・・・は(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」の登場人物。舞台では天才的な演技力を見せるものの、舞台を降りると自分勝手な言動が多く、リーガンを悩ませる。レズリーが恋人。 舞台「愛について語るときに我々の語ること」の男性出演者の頭に照明が落ちて負傷した・・・
人物 3 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

サマンサ(サム)・トムソン

俳優:エマ・ストーン サマンサ(サム)・トムソンは、リーガンと別れた妻の娘である、映画「バードマン あ・・・るいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」の登場人物。薬物依存の治療のために施設に入っていた。施設から出た後、リーガンの付き人をしている。危険を顧みずに劇場の屋上のへりに腰かけたり、通行人に屋上からツバを吐きかけたりといった、向こう見ずな行動も・・・
人物 4 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

レズリー・トルーマン

俳優:ナオミ・ワッツ レズリー・トルーマンは、舞台「愛について語るときに我々の語ること」の出演者の1人・・・である、映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」の登場人物。マイクの恋人。 下積みが長く、リーガンの舞台がブロードウェイ・デビューとなる。そのためになんとか舞台を成功させたいと考えており、共演者の頭に照明が落ちて代役が必・・・
人物 5 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

ジェイク

俳優:ザック・ガリフィアナキス ジェイクは、リーガンの親友である、映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期・・・せぬ奇跡)」の登場人物。弁護士で、舞台のプロデューサーでもある。 プロデューサーであることから資金繰りの心配をし、代役として雇うマイクのギャラが前の役者の4倍になることを気にかける。リーガンが自信喪失して舞台をやめると言い出した時には、「・・・
人物 6 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

ローラ・オーバーン

俳優:アンドレア・ライズボロー ローラ・オーバーンは、舞台「愛について語るときに我々の語ること」の出演者の1人で・・・ある、映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」の登場人物。リーガンの恋人。生理が来ないために妊娠したと思う。そのことをリーガンに告げるが、困惑した様子のリーガンをビンタする。その後、妊娠は勘違いだったことが分かる。リーガン・・・
ストーリー バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

ストーリー・あらすじ紹介

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のストーリー・あらすじ紹介。
セリフ・名言 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

セリフ紹介

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のセリフ紹介。
音楽 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

音楽紹介

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シーン バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

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