ボヘミアン・ラプソディ

ボヘミアン・ラプソディ
公開年
2018年
製作国
イギリス、アメリカ
監督
ブライアン・シンガー
出演
ラミ・マレック、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョゼフ・マゼロ、ルーシー・ボイントン
「ボヘミアン・ラプソディ」は、フレディ・マーキュリーを中心に、イギリスのロックバンド「クイーン」を描いた作品である。バンドの結成からスターダムにのし上がるまで、「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィー・ウィル・ロック・ユー」といったヒット曲誕生の裏側、フレディのソロ活動によるバンドの亀裂、再結成とライブエイドでの伝説のステージなどが描かれる。

アカデミー賞の5部門にノミネートされ、「主演男優賞=ラミ・マレック」「音響賞(編集)」「音響賞(調整)」「編集賞」の4部門を受賞した(ノミネートのみは「作品賞」)。キネマ旬報ベスト・テンでは外国映画の5位に選ばれた。

興行的にも大ヒットとなった。アメリカでは2.1億ドルを超える興行収入となり、2018年公開作の10位となった。日本でも131億円の興行収入となり、2018年の洋画の1位となった。

バンドに参加

1970年、ロンドン。ヒースロー空港で手荷物を積み込む仕事をしているフレディは、両親と妹の4人で暮らしている。本名はファルーク・バルサラだったが、フレディと名乗っている。フレディはブライアン・メイがギターで、ロジャー・テイラーがドラムのバンド「スマイル」に声をかける。ボーカルがやめたばかりで困っていたブライアンとロジャーは、フレディの歌声を聞いて感心する。フレディはバンドのボーカルとなる。

「クイーン」の誕生

バンドにベースのジョン・ディーコンが加わり、フレディは初ライブで才能を見せつける。1年後、イギリスでライブをする生活を中断して、アルバムを制作。バンド名も「クイーン」となる。またフレディはメアリー・オースティンと付き合い始める。一方で、「フレディ・マーキュリー」と正式に改名したことに、フレディの父は落胆する。

アメリカツアー

著名な音楽マネージャーのジョン・リードと会ったクイーンは、レコード会社との契約が決まる。また、ポール・プレンターがクイーンの世話をすることになる。フレディはメアリーに結婚のプロポーズをして、婚約指輪を贈る。アルバムがアメリカでチャートインし、クイーンはアメリカツアーに出発する。フレディはメアリーにアメリカから電話で愛を告げる一方で、男性と性的な関係を持つようになる。

  

シーン 1 ボヘミアン・ラプソディ

「ボヘミアン・ラプソディ」のレコーディング

フレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコン・・・によるロックバンド「クイーン」は、アルバムがアメリカでチャートインし、アメリカツアーも成功させる。1975年。新しいアルバムを「オペラ座の夜」と名づけ、オペラのようなロックを目指そうとするフレディ。レコードプロデューサーのレイ・フォスターは・・・
シーン 2 ボヘミアン・ラプソディ

「ウィ・ウィル・ロック・ユー」の誕生

フレディ・マーキュリー、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコン・・・によるロックバンド「クイーン」は、アルバムがアメリカでチャートインし、アメリカツアーも成功させる。1975年のアルバム「オペラ座の夜」に収録された「ボヘミアン・ラプソディ」は、評論家からは否定的に意見を受けるものの、ファンからは愛される曲と・・・
人物 1 ボヘミアン・ラプソディ

フレディ・マーキュリー

俳優:ラミ・マレック フレディ・マーキュリーは、ロックバンド「クイーン」のボーカルである、映画「ボヘミ・・・アン・ラプソディ」の登場人物。実在の人物。本名はファルーク・バルサラ。「ボヘミアン・ラプソディ」では、以下のように描かれている。 ザンジバル生まれ。幼少の頃にインドに移ったあと、再びザンジバルで育つ。ザンジバルで革命が起こったことからロン・・・
人物 2 ボヘミアン・ラプソディ

ブライアン・メイ

俳優:グウィリム・リー ブライアン・メイは、ロックバンド「クイーン」のギタリストである、映画「ボヘミアン・・・・ラプソディ」の登場人物。実在の人物。「ボヘミアン・ラプソディ」では、以下のように描かれている。 ロジャー・テイラー、ティム・スタッフェルとバンド「スマイル」を組んでいたが、ボーカルのティムが脱退。新しくフレディ・マーキュリーがボーカルに・・・
人物 3 ボヘミアン・ラプソディ

ロジャー・テイラー

俳優:ベン・ハーディ ロジャー・テイラーは、ロックバンド「クイーン」のドラマーである、映画「ボヘミアン・・・・ラプソディ」の登場人物。実在の人物。「ボヘミアン・ラプソディ」では、以下のように描かれている。 学生時代は歯科を学ぶ。ブライアン・メイ、ティム・スタッフェルとバンド「スマイル」を組んでいたが、ボーカルのティムが脱退。新しくフレディ・マー・・・
セリフ・名言 1 ボヘミアン・ラプソディ

フレディ「俺はパキスタン人じゃない」

0:04:00頃 1970年のフレディは、ロンドンのヒースロー空港で手荷物を運ぶ・・・職員として働いていた。パキスタン人の蔑称である「パキ!」と言われるフレディだったが、実際にはザンジバル出身で両親はインド生まれだった。 ・・・
セリフ・名言 2 ボヘミアン・ラプソディ

フレディ「それなら新しいボーカルが必要だな」

0:08:30頃 ブライアン・メイがギターを、ロジャー・テイラーがドラムを担当し・・・ていたバンド「スマイル」のボーカルが脱退してしまう。「スマイル」を見に来ていたフレディは、この先どうしようかを話し合っていたブライアンとロジャーの前に現れる。フレディはアカペラで見事な歌声を披露して、ブライアンとロジャーのバンドのボーカルに・・・
セリフ・名言 3 ボヘミアン・ラプソディ

フレディ「女王陛下さ。規格外だろ。俺より規格外のヤツなんていないからね」

0:16:15頃 ブライアン・メイとロジャー・テイラーのバンドに加わったフレディ・・・。ベースにジョー・ディーコンも加わり、フレディはバンド名を新しく「クイーン」と名付ける。フレディは恋人であるメアリーに、クイーンと名づけた理由について語る。 ・・・
音楽 1 ボヘミアン・ラプソディ

愛にすべてを(Somebody to Love)

「愛にすべてを(Somebody to Love)」は、クイーンが1976年にリ・・・リースした曲。作詞・作曲はフレディ・マーキュリー。「ボヘミアン・ラプソディ」では、ライブエイドでステージに向かうフレディのシーン(0:01:10頃)、ライブエイド当日の朝の発声練習からジム・ハットンの家をフレディが訪ねるシーンで使われている・・・
音楽 2 ボヘミアン・ラプソディ

ドゥーイング・オール・ライト(Doing All Right)

「ドゥーイング・オール・ライト(Doing All Right)」は、クイーンが・・・1974年にリリースした曲。元は、クイーンの前身のバンド「スマイル」の曲で、スマイルでボーカルを担当したティム・スタッフェルとブライアン・メイが作詞・作曲にクレジットされている。 「ボヘミアン・ラプソディ」では、空港で働きながら自作の曲を・・・
音楽 3 ボヘミアン・ラプソディ

Sunshine of Your Love

「Sunshine of Your Love」は、イギリスのロックバンド「クリー・・・ム」が1967年にリリースした曲。「ボヘミアン・ラプソディ」では、フレディがメアリーの働くビバで買い物をするシーンで流れている(0:09:35頃)。 ・・・
キーワード 1 ボヘミアン・ラプソディ

評価、興行収入

「ボヘミアン・ラプソディ」は、アカデミー賞の5部門にノミネートされ、「主演男優賞・・・=ラミ・マレック」「音響賞(編集)」「音響賞(調整)」「編集賞」の4部門を受賞した(ノミネートのみは「作品賞」)。キネマ旬報ベスト・テンでは外国映画の5位に選ばれた。 興行的にも大ヒットとなった。アメリカでは2.1億ドルを超える興行収入と・・・
キーワード 2 ボヘミアン・ラプソディ

ロックバンド「クイーン」

「ボヘミアン・ラプソディ」は、フレディ・マーキュリーを中心に、イギリスのロックバ・・・ンド「クイーン」を描いた作品である。バンドの結成からスターダムにのし上がるまで、「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィー・ウィル・ロック・ユー」といったヒット曲誕生の裏側、フレディのソロ活動によるバンドの亀裂、再結成とライブエイドでの伝説のステー・・・
キーワード 3 ボヘミアン・ラプソディ

同性愛、ゲイ、バイセクシュアル

フレディはメアリーと愛し合うようになるものの、男性とも肉体関係を持つようになる。・・・アメリカや世界ツアー中に男性と関係を持ったことや、マネージャーのポールとも関係を持っていたことが描かれている。フレディはメアリーにバイセクシュアルと告げるものの、メアリーからはゲイであると指摘される(実際のフレディはバイセクシュアルだったと・・・
作品一覧