名シーン紹介　エデンの東

アダムを母ケートに会わせるキャル

重要な部分に触れている場合があります。

時間：　1:39:45頃

現金の誕生日プレゼントの受け取りを、父アダムに拒否されたキャルを、兄アロンは追い打ちをかける。「おまえはずっと厄介者だった」「アブラには近づくな」と言うアロン。キャルはもっともアロンを傷つけ報復に出る。死んだと聞かされていた母親に理想の姿を思い描いていたアロンを、酒場兼売春宿を経営する母ケートの元に連れていく。

ケートと会ったアロンは、ショックのあまり無表情だ。部屋を出ようとするアロンを、キャルはむりやり押し戻す。

キャル・トラスク

俳優：ジェームズ・ディーンキャル・トラスクは、アダム・トラスクとケートの次男。アロンは兄。本名はケイレブで・・・、聖書から取られている。父アロンの愛が、自分よりも兄アダムに向けられていることに嫉妬をいだき、常に孤独。父に対して反抗的な態度を取ることもある。また、かっとなりやすく、暴力的な行動に出てしまうことがある。母ケートと同じように、善良な父ア・・・

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人物 4 エデンの東

ケート

俳優：ジョー・ヴァン・フリートケートは、アダムの妻だった女性で、アロンとキャルの母親。厳格で善良な性格のアダム・・・が、同じ生き方を求めてくることに耐えられず、家を飛び出す（その際には止めるアダムの肩を銃で撃つ）。アダムたちが引っ越してきたサリナスに近いモントレーの町で、酒場兼売春宿（映画では売春宿であることはぼかされている）を経営し、かなりの成功を収め・・・

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人物 5 エデンの東

アロン・トラスク

俳優：リチャード・ダヴァロスアラン・トラスクは、アダムとケートの息子で、キャルの兄。キャル同様に、「アロン」・・・という名前は聖書から取られている。父アダムに似た善良な性格で、学校での成績も優秀。父からも気に入られている。恋人アブラとの関係は良好だったが、アブラに対して自分と同じような善良さを求めたため、関係に隙間ができてくる。キャルとアブラの関係が近・・・

酒場、売春宿

ケートがモントレーで経営して大金を稼いでいる場所。当時の自主検閲のためぼかさ・・・れているものの、酒場兼売春宿である。ケートは売春宿の経営に誇りを持っており、「町の名士の半分がやって来る。彼らは夜中にこっそりと来るが、私は昼間に堂々と出入りする」と語る。ケートの部屋は、明るい客席から暗い廊下を入っていったところにある。・・・

キーワード 7 エデンの東

聖書（カインとアベル）

「エデンの東」は、旧約聖書と「カインとアベル」の物語（兄カインが嫉妬から弟ア・・・ベルを殺す）が下敷きとなっている。タイトルの「エデンの東」とは、アベルを殺したカインが追放される場所のことである。アベルがアロン、カインがキャルに置き換えられている。アロンが出征し、アダムが脳出血で倒れた後には、保安官のサムが「カインとアベ・・・

原作 8 エデンの東

原作「エデンの東」（ジョン・スタインベック）

原作「エデンの東」は、ジョン・スタインベックが1952年に発表した長編小説で・・・ある。映画で描かれるのは、アダムたちがサリナスに引っ越して来た後の部分で、前半は省かれている。また、原作ではアロンとキャルは双子だが、映画では年が少し離れている。映画の終わりは、原作の終わりとは一致していない。小説ではこの後についても語・・・