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三菱内燃機

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三菱内燃機は、二郎と本庄が設計士として勤める航空機製造会社。実際に存在した会社である。二郎と本庄は設計課の隼班に配属され、黒川が直属の上司で、服部が課長である。敷地内には食堂や組立工場などがあり、近くには「フライア」という名前のカフェがある。だが、飛行場は離れたところにあるため、飛行テストの際には牛車によって飛行機を運ぶ。二郎を中心に自主的研究会を開くなど、社員は熱意にあふれている。

軍からの小型飛行機の受注は他社に負けており、ひっくり返すチャンスだったテスト飛行では小型飛行機が空中分解を起こしてしまう。その後、海軍からの開発依頼を受け、二郎が設計チーフとなって取り組む。一度はテスト飛行に失敗するものの、その後改良を重ね、後に零式戦闘機（ゼロ戦）の元になる試作機の開発に成功する。

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キーワード 7 風立ちぬ

ドイツ、ユンカース社

二郎と本庄は、技術提携をしたユンカース社の視察のために、ドイツを訪れる。ユンカー・・・ス社は実際にドイツに存在した会社である。技術提携のために、日本中の子どもたちに天丼とシベリア（羊かんやアンコをカステラに挟んだ菓子）を毎日食べさせてもおつりが来るほどの金を払っているという。ユンカース社は機体がジュラルミンでできた巨大な・・・

キーワード 8 風立ちぬ

紙飛行機

紙飛行機は、軽井沢のホテルで登場する。体調が悪くて部屋にこもっている菜穂子を思う・・・二郎が、紙飛行機を作って「菜穂子へ届け」と飛ばす。紙飛行機は二郎の思いの通り、菜穂子がいる部屋のベランダに落ち、菜穂子が拾う。だが、紙飛行機は地面に落ちていき、カストルプが手でつかんだ時にくしゃくしゃなってしまう。その後、二郎は輪ゴムを使っ・・・

キーワード 9 風立ちぬ

軽井沢、ホテル草軽、泉

軽井沢は、自分が設計チーフとなって制作した小型飛行機のテスト飛行が失敗に終わった・・・二郎が静養に訪れ、菜穂子と再会する場所である。二郎や菜穂子は、「ホテル草軽」に宿泊している。ホテルには多くの外国人も宿泊しており、その中には、ナチスに批判的で、軽井沢のホテルをトーマス・マンの「魔の山」に例える、ドイツ人でカストルプもいる。・・・

キーワード 10 風立ちぬ

結核、喀血、療養所

菜穂子は結核を患っている。当時はまだ結核の治療法は確立されておらず、死の病だった・・・。軽井沢で親交を深め、結婚を決意した二郎から求婚を受けた菜穂子は、「病気が治るまで待ってほしい」と話す。その後、自宅で静養する菜穂子は喀血し、その連絡を受けた二郎はすぐに名古屋から東京にいる菜穂子の元に向かう。二郎と生きるために病気を治・・・

キーワード 11 風立ちぬ