登場人物・キャスト ライフ・イズ・ビューティフル
グイド・オレフィチェ(ロベルト・ベニーニ)
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Life is Beautiful (6/10) Movie CLIP - Creative Translation (1997) HD
グイド・オレフィチェは、ドーラの夫でジョズエの父である、映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の登場人物。陽気でよくしゃべり、人を楽しませるためのウソをよくつき、いつも笑顔を絶やさない。ユダヤ人。
友人のファルッチェとともに、田舎からトスカーナ地方の都市アレッツォに出てくる。いずれは書店を開きたいと思っている。アレッツォでは、おじが物置として使っている部屋を借り、おじの働くホテルのレストランで給仕として働く。ドイツ人医師でなぞなぞ好きのレッシングと親しくなり、互いになぞなぞを出し合う。車でアレッツォに出てくる途中で知り合った女性ドーラを好きになり、アレッツォでも見かけて、熱烈にアプローチする。一方で、書店を開くために市役所に手続きに行った際に、役人のロドルフォを怒らせてしまう。
ドーラとロドルフォの婚約発表パーティの給仕を担当する。ドーラの婚約を知ってショックを受けるものの、ロドルフォとの結婚を望まないドーラから「連れ出して」と頼まれる。パーティ会場に馬で現れ、ドーラを連れ出す。その後、ドーラと結婚し、ジョズエという名の男の子をもうける。
家族3人で幸せに暮らしているものの、ユダヤ人であることから、ジョズエやおじのエリゼオとともに、ナチス・ドイツによって収容所送りにされる。収容所の絶望的な状況にショックを受けるものの、ジョズエを守るために、「収容所の生活はゲームで、優勝すると本物の戦車がもらえる」とウソをつく。はじめは信じないジョズエだが、ドイツ兵の通訳を買って出てウソのゲームの説明をするなどして、信じ込ませる。
健康診断で医師のレッシングと再会。レッシングから夕食会の給仕を担当するように命じられ、収容所から出る手助けを期待する。だが、レッシングは答えがわからないなぞなぞについて聞くだけで、期待は失望に変わる。
戦争が終結し、収容者全員を殺そうとするドイツ兵からジョズエを守るために、ジョズエに鉄の箱に隠れているように命じ、妻のドーラを探す。ドーラを探しているところをドイツ兵に見つかり、銃殺される。
・ドイツ兵に銃殺される前にも、ジョズエを不安にさせないために、ジョズエにウィンクをして、大げさに行進の動きをしてみせたりする。ウィンクと行進は、収容所に入る前に、役人から呼び出された時にもしていた。
・ドーラに対する愛情の現れてとして、何度も「こんにちは!お姫様!」と呼びかける。収容所の絶望的な生活の中でも、軍の放送設備を使ってドーラに「こんにちは!お姫様!」と呼びかけ、自分とジョズエの無事をドーラに知らせる。
キャスト
グイド・オレフィチェを演じているのは、イタリアの俳優で、本作の監督でもあるロベルト・ベニーニ。当時45歳頃。グイド役で、アカデミー主演男優賞を受賞した。ドーラを演じたニコレッタ・ブラスキは実生活の妻である。
自身の監督作で俳優としてアカデミー賞を受賞したのは、「ハムレット」(1948)のローレンス・オリヴィエ以来2度目である。また、イタリア語での演技でアカデミー賞を受賞したのは、「ふたりの女」(1960)のソフィア・ローレン以来2人目である。アカデミー賞の授賞式では、外国語映画賞のプレゼンターをローレンが務めた。本来ならば作品名を読み上げるところだが、ローレンは「ロベールト!」とベニーニの名前を叫んだ。
関連項目
シーン 1
ライフ・イズ・ビューティフル
愛するドーラがオペラを見に行くことを知ったグイド。ドーラに会うためにオペラを見に・・・来たグイドは、舞台ではなく2階席にいるドーラをじっと見ている。グイドの隣の席に座る女性は、そんなグイドを不審に思う。不審に思われていることに気づいたグイドは、「片方の耳しか聞こえない」と言ってごまかす。
さらにグイドは、ドーラに自分の方を・・・
シーン 2
ライフ・イズ・ビューティフル
恋するドーラをオペラ会場から連れ出したグイド。グイドは次々に奇跡のような出来事を・・・起こし、ドーラを驚かせる。
1つ目は、ドーラの心を開ける鍵をグイドが聖母マリアに祈ると、天から降ってくる奇跡。これは、マリアという女性が2階に住んでおり、夫が「マリア、鍵を!」と叫ぶと鍵を2階から投げるのを、グイドが以前に見たことがあった・・・
シーン 3
ライフ・イズ・ビューティフル
グイドが給仕として働くホテルで、ドーラとロドルフォの婚約発表パーティが開かれる。・・・ドーラに恋するグイドはショックを受ける。だが、ドーラはロドルフォのことが好きではなく、結婚したくなかった。グイドを見つけたドーラは、テーブルの下に潜り込み、こぼした食べ物を片づけるグイドにキスをする。そして、「私を連れ出して」と頼むのだった・・・
シーン 4
ライフ・イズ・ビューティフル
婚約発表パーティの会場から、愛するドーラを馬で連れ去ったグイド。馬に乗った2人は・・・、グイドの自宅に到着する。ドーラは温室に入っていき、グイドも後を追いかける。そして、数年の時が流れ、温室の中から2人の息子であるジョズエが姿を見せる。
グイドとドーラとジョズエは、1台の自転車に乗って、ドーラの働く小学校に向かう。幸せいっ・・・
シーン 6
ライフ・イズ・ビューティフル
強制収容所へと連行されたグイドたち。粗末な宿舎にいる囚人服を着せられた男たちの姿・・・を見たグイドは思わず息を飲む。だが、ジョズエを心配させないために、「これからゲームが始まる。優勝すれば本物の戦車がもらえる」とウソをつく。だが、ジョズエは信じない。
そこに、ドイツ兵がやって来て、ドイツ語を通訳できる人物を探す。ドイツ語が・・・
シーン 8
ライフ・イズ・ビューティフル
ジョズエを手押し車に隠して、労働場所に向かうグイド。途中で、館内放送をする設備の・・・ある建物の前を通る。建物に誰もいないことが分かったグイドは、館内放送を使って、同じ収容所にいる妻のドーラに明るく話しかけて無事を知らせる。途中からジョズエも母親に呼びかける。子どもたちはガス室で殺されると聞いて、ジョズエの身を心配していたド・・・
シーン 9
ライフ・イズ・ビューティフル
戦争が終結し、ナチス・ドイツは敗北する。だが、収容所から撤退する前に、ドイツ軍収・・・容者を全員殺そうとする。ジョズエを鉄の箱に隠して、妻のドーラを探すグイド。ジョズエのセーターを頭にかぶり、毛布を腰に巻いてスカートのように見せ、女性の収容者たちの中を探すが見つからない。そして、ドイツ兵に見つかってしまい、人の少ない場所に連・・・
その他の「ライフ・イズ・ビューティフル」の登場人物・キャスト
人物 2
ライフ・イズ・ビューティフル
俳優:ニコレッタ・ブラスキ
ドーラは、グイドの妻でジョズエの母親である、映画「ライフ・イズ・ビューティフル」・・・の登場人物。アレッツォの町で小学校の教師をしている。役人のロドルフォとは幼なじみで交際しているが、うまくいっているとはいえない。嫌なことがあるとしゃっくりが出る。
田舎家の納屋の2階で蜂の巣を焼いていた時に、蜂に刺されて干し草の上に落ち、・・・
人物 3
ライフ・イズ・ビューティフル
俳優:ジョルジョ・カンタリーニ
ジョズエ・オレフィチェは、グイドとドーラの息子である、映画「ライフ・イズ・ビュー・・・ティフル」の登場人物。シャワーが大嫌い。戦車が好きで、戦車のオモチャを持っている。股間をさわるクセがある。嫌なことがあるとしゃっくりが出る点が、母親と共通している。
父のグイド、エリゼオとともにナチスの強制収容所に送られる。「収容所の生活・・・
人物 4
ライフ・イズ・ビューティフル
俳優:ジュスティーノ・ドゥラーノ
エリゼオ・オレフィチェは、グイドの叔父である、映画「ライフ・イズ・ビューティフル・・・」の登場人物。アレッツォのホテルで、30年に渡りホテルの給仕をしてきた。仕事に誇りを持っており、「給仕は芸術だ」と語る。ホテルに住んでおり、自宅は趣味で集めた骨董品(ガリバルディが寝たというベッドなど)の置き場となっている。アレッツォに出て・・・
人物 5
ライフ・イズ・ビューティフル
俳優:セルジョ・ビーニ・ブストリッチ
フェルッチョは、グイドの友人の男性である、映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の・・・登場人物。父親から車を借り、グイドとともにアレッツォの町に出てくる。途中で、車のブレーキがきかなくなり、国王のパレードの先頭を走ってしまい、グイドが国王と間違われる。
アレッツォでは、グイドの叔父の部屋にグイドとともに住み、1つのベッドで・・・
人物 6
ライフ・イズ・ビューティフル
俳優:アメリゴ・フォンターニ
ロドルフォは、アレッツォの役人の男性である、映画「ライフ・イズ・ビューティフル」・・・の登場人物。書店を開くために申請に来たグイドに冷たい態度を取る。偶然からグイドに植木鉢を頭の上に落とされ、さらには卵の入った帽子をかぶってしまい、グイドに対して怒る。ドーラとは小さい頃から近所で育ち、パーティで婚約を発表する。だが、ドーラは・・・