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Pacific Rim (2013) - Cherno Alpha & Crimson Typhoon Scene (4/10) | Movieclips
太平洋の海底にできた裂け目から登場する生物は、日本語の「怪獣」から「カイジュー」と呼ばれるようになる。初期の怪獣は巨大兵器イェーガーによって比較的簡単に撃退され、オモチャの題材にされたりもする。
怪獣は同一のDNAを持っており、クローンとして培養されていることがわかる。さらに、培養しているのは地球外生命体であり、地球を破壊して侵略するためにクローンとして作り上げた怪獣を送り込んでいることが明らかになる。地球での戦いによって学んだ点は次に作られる怪獣に応用され、怪獣は徐々に強くなっていく。また、姿を現す間隔も短くなっていく。
以下の怪獣が登場する
■アックスヘッド
2013年に登場した、最初に現れた怪獣。サンフランシスコを襲い、ゴールデンゲートブリッジを破壊する様子が描かれている。さらに2つの都市を襲撃したあとに倒される。
■レッコナー
2016年に香港を襲った。死骸はそのまま放置され、やがて白骨化。白骨の周囲には貧民ができ、「骸骨街」と呼ばれるようになる。ハンニバル・チャウがいるのは骸骨街で、町の背景に白骨化したあばら骨を見ることができる。怪獣を神が人間を戒めるために送った存在と考える人々もおり、信仰の対象ともなっている。
■オニババ
2016年に東京を襲った怪獣。森マコが襲われかけたのも「オニババ」である。ペントコストが1人で操縦したイェーガー「コヨーテ・タンゴ」と戦う。3時間におよぶ激闘の末に倒される。
■ヤマアラシ
2017年にカリフォルニア州ロングビーチを襲った怪獣。イェーガー「ジプシー・デンジャー」によって倒された。ガイズラーは腕に「ヤマアラシ」の入れ墨を入れている。
■ナイフヘッド
2020年にアラスカ近海に現れた怪獣。ローリーとヤンシーが操縦する「ジプシー・デンジャー」と対決。それまでの怪獣よりも強力になっており、2発のプラズマ砲を食らっても死なない。コックピットを攻撃してヤンシーを殺害するものの、残されたローリーの活躍で倒される。
■ブレードヘッド
2024年に現れ、オーストラリアのシドニーを襲う。シドニーには、怪獣を守るための「命の壁」が建設されていたが、あっさりと壁を破壊してしまう。その後、イェーガー「ストライカー・エウレカ」によって倒される。
■レザーバック
2025年の香港近海に、「オオタチ」とともに現れる。イェーガー「チェルノ・アルファ」を破壊したあと、電磁波を発して「ストライカー・エウレカ」の動きを止める。その後、香港市街で「ジプシー・デンジャー」と戦いになり、プラズマ砲を何発も撃ち込まれて倒される。
■オオタチ
2025年の香港近海に、「レザーバック」ともに現れる。イェーガー「クリムゾン・タイフーン」との戦いでは、雷雲旋風脚を封じ、コックピットを破壊して倒す。「チェルノ・アルファ」には苦戦するものの、酸をかけてボディを溶かす。
その後香港市街に向かい、ガイズラーを探す。姿を現した「ジプシー・デンジャー」と戦いになり、冷却ガスによる攻撃を受ける。すると、翼を広げて「ジプシー・デンジャー」を捕らえたまま成層圏外まで浮上し、「ジプシー・デンジャー」を追いつめる。最後は、「ジプシー・デンジャー」のチェーン・ソードによって体を斬られて倒される。胎児が胎内におり、飛び出した胎児はハンニバル・チャウを飲み込んでしまうものの、へその緒が首に絡まっていたことから絶命する。
■スカナー
「ライジュウ」とともに登場し、追って「スラターン」も加わって、裂け目付近でイェーガーの「ストライカー・エウレカ」と「ジプシー・デンジャー」を迎え撃つ。「ジプシー・デンジャー」の右足に噛みついてダメージを与えるなどの攻撃を加えるが、「ストライカー・エウレカ」の自爆の巻き添えを食う形で倒される。
■ライジュウ
「スカナー」とともに登場し、追って「スラターン」も加わって、裂け目付近でイェーガーの「ストライカー・エウレカ」と「ジプシー・デンジャー」を迎え撃つ。高速で水中を動くことができ、「ジプシー・デンジャー」を追いつめるものの、高速で「ジプシー・デンジャー」のチェーン・ソードに突っ込む形となり、真っ二つに切り裂かれる。
■スラターン
裂け目付近で「スカナー」「ライジュウ」とともにイェーガーを迎え撃つ。これまでに登場したどの怪獣よりも体が大きく「カテゴリー5」に分類される。「ストライカー・エウレカ」が自爆の巻き添えにして倒そうとするものの、自爆にも耐え抜いて「ジプシー・デンジャー」を襲う。「ジプシー・デンジャー」によってチェーン・ソードで刺されたまま裂け目に落ちていき、結果的に「ジプシー・デンジャー」が裂け目の中に入ることを助ける。
・ハンニバル・チャウによると、フンも畑の肥料となるなど、体のあらゆる部分が売り物になるという。また、メインの脳とともに第二の脳を持っている。
・デザインにあたり、「ゴジラ」をはじめとする日本の怪獣映画に登場したような、中に人間が入った怪獣の造形がイメージされているという。