プレミア会場前

1927年。「宮廷の反逆児」のプレミア上映が行われるハリウッドのチャイニーズ・シアターの前では、主演スターのドン・ロックウッドとリナ・ラモントの到着を、多くのファンが待っている。続々と到着するプレミアに参加するスターたち。ドンの親友で撮影中のピアノ伴奏が仕事のコズモ・ブラウンが到着するが、ファンたちは失望の表情を浮かべる。その後、ついにドンとリナが到着して、ファンは興奮状態となる。

ドンのこれまでの歩み

ドンはシアターの前でインタビューに答える。これまでの道のりを聞かれるドン。コズモとのダンス学校での出会い(実際は場末のビリヤード場)、一緒に劇場で古典劇を観劇し(実際はB級映画)、芸術学校で音楽を学び(実際は安酒場で演奏)、演劇アカデミーで演技を学び(実際はヴォードヴィルの舞台)、全国を巡業し、ハリウッドで映画俳優となって上品な役を演じ(実際はスタントマンから)、リナは最初からレディだった(実際はスタントマンのドンを相手にしていなかった)とドンは語る。リナは一言も発しない。

拍手喝采のプレミア上映

「宮廷の反逆児」が上映される。サイレント映画の時代で、セリフは字幕で表現されていた。映画が終わると観客は拍手喝采。ドンとリナがステージに登場し、ドンは感謝を述べる。リナも何か言いたそうだが、ドンが話をさせない。リナは悪声の持ち主だったため、映画会社の宣伝部が話すことを禁じていたのだった。また、宣伝のために作られたドンとリナのロマンスの話を、リナが真に受けていることに、ドンはうんざりしていた。

ドンとキャシーの出会い

ドンとコズモは車でパーティに向かうが、パンクをして町中で止まってしまう。道行く人々に気づかれたドンは、囲まれてもみくちゃにされる。逃げ出したドンは、走る市電の屋根に登り、下を走るオープンカーに飛び乗る。運転するキャシー・セルデンは、飛び乗ってきた男を警察に突き出そうとするが、映画スターのドン・ロックウッドだと知り、ドンの自宅まで送ることに。セリフを話さない映画スターを小馬鹿にするキャシー。キャシーは舞台女優だという。キャシーとドンは口論になる。
シーン 1

ドンとキャシーの出会い

見どころ ・映画俳優を小馬鹿にしたキャシーの言葉 ・ドンの決めポーズと、裂ける・・・服 ・服の裂けたドンを見たキャシーの笑い声 映画スターのドン・ロックウッドは、ファンに囲まれてもみくちゃにされてしまい、服もズタズタになる。ファンから逃げたドンは、市電の屋根に登り、下を走る車に飛び乗る。運転していた女性キャシーは犯罪者だ・・・

キャシーの本当の職業

ドンを自宅に下ろした後、キャシーはモニュメンタル映画会社社長のシンプソンの屋敷を訪れる。屋敷ではパーティが開かれ、リナやコズモの姿も見える。着替えたドンもやって来る。ホストのシンプソンは、言葉を話す映画(トーキー)のデモンストレーションを参加者に見せる。ワーナー・ブラザースがトーキーで「ジャズ・シンガー」を製作しているという。その後、作り物のケーキが登場し、中から女性が登場。女性はキャシーで、すぐそばにいたドンが気づく。舞台女優と名乗っていたキャシーは気まずい様子。キャシーは他の女性たちと歌とダンスで参加者を楽しませる。歌とダンスが終わり、ドンがキャシーに話しかけたところに、2人に嫉妬したリナも近づいていくる。ドンにからかわれて怒ったキャシーが、ケーキをドンの顔めがけて投げるが、ドンがよけたためリナの顔に当たってしまう。キャシーは逃げていく。

コズモの歌とダンスとアクロバット

3週間後。モニュメンタル映画会社のスタジオ。ドンがトーキー映画「ジャズ・シンガー」のヒットを知る。ドンはキャシーのことが頭から離れなくなっていたが、見つけ出せずにおり、気分が落ち込んでいた。そんなドンを励ますため、コズモが励ましの歌とダンスとアクロバットを見せる。
シーン 2

コズモの歌とアクロバットと顔芸

見どころ ・コズモの顔芸 ・「メイク・エム・ラフ」 どこに行ったか分からない・・・キャシーのことが頭から離れず、気分が落ち込んでいるドン。それを見たドンの親友コズモが、歌って励まそうとする。 コズモの顔芸を見ることができる。壁にぶつかったコズモは、鼻が曲がってしまう。手で直そうとするが、なかなか元通りにならない。ようや・・・

撮影中にリナを責めるドン

ドンとリナが共演する「闘う騎士」が撮影されている。キャシーは仕事をクビになっており、原因は顔にケーキをぶつけられたリナが苦情を言ったためと知るドン。ラブシーンを撮影しながら、リナを責める言葉をぶつけ(サイレント映画のため、口が動いていれば良い)、濃厚なキスをするドン。シンプソンがやって来て、「ジャズ・シンガー」がヒットしたことにより、「闘う騎士」をトーキーで撮影するように命じる。だが、リナは悪声の持ち主だった。

キャシーを発見

ハリウッドにはトーキー旋風が巻き起こり、多くのミュージカルが作られた。あるミュージカル映画の撮影中、ダンサーの女性たちの中にキャシーを見つけたコズモは、ドンを呼んでくる。撮影を見てキャシーを気に入ったシンプソンは、キャシーを新作の脇役に出演させることにし、ドンも賛成する。

スタジオでの愛の歌

ドンとキャシーは、撮影所を2人で歩く。口論をしたが、互いに相手のことをずっと考えていたことが分かる。誰もいないステージの中にキャシーを連れていったドンは、キャシーのためにラブソングを歌う。一方、トーキーに出演するため、リナは発声の訓練を受けているが、なまりがひどい。ドンも発声の訓練をしており、順調に上達している。訓練中にやって来たコズモとドンは、発声訓練の文章を歌にして、発声の先生を巻き込んで歌い、踊る。

トラブルだらけのトーキー撮影

「闘う騎士」のトーキーでの撮影が開始される。マイクに向かって話さないと音を拾ってくれない。マイクをリナの胸にくくりつけると、心臓の鼓動が拾われてしまうなど、トラブルが続出する。完成した「闘う騎士」の試写会が行われる。リナのなまり、ドンのくさいセリフなどに観客からは笑いが起こる。しまいには、音と映像がずれてしまい、男女の声が入れ替わってしまう。試写会は大失敗に終わる。
シーン 3

トラブル続きのトーキー撮影

見どころ ・初期トーキー撮影の困難の再現 ・イライラする監督 「ジャズ・シン・・・ガー」の大ヒットにより、映画はサイレントからトーキーの時代となった。サイレントで製作されていたドンとリナが出演する「闘う騎士」は、トーキーで作り直されることになる。マイクを草むらにおいてセリフを拾おうとするが、リナがマイクの方に向かってセリ・・・
シーン 4

大失敗のトーキー第1作

見どころ ・不自然な効果音、陳腐なセリフ ・実際のトーキー映画初期の失敗の再現・・・ さまざまなトラブルがあったものの、ドンとリナのトーキー第1作「闘う騎士」は試写会にこぎつける。不安げに爪をかむ監督の姿が、うまくいっていないことを予感させる。上映された映画は、リナの悪声と強いなまり、リナが真珠のネックレスをいじる音とい・・・

雨の中、歌い踊るドン

ドン、キャシー、コズモが話をしている。「闘う騎士」をミュージカルとして作り直すことを思いつきテンションが上がった3人は、家の中で歌い踊る。だが、リナは歌もダンスもダメなことを思い出して落ち込む3人だったが、コズモがリナの声をキャシーに吹き替えるアイデアを思いつく。ドンは雨の帰り道で、うまくいきそうな予感に、傘を閉じて雨を浴びながら、歌い踊る。
シーン 5

「グッド・モーニング」

見どころ ・キャシーをメインとした歌とダンスの高揚感 ・曲名は「グッド・モーニ・・・ング」だが、内容は日が変わるまで語り合った夜の歌 ドンとリナのトーキー第1作「闘う騎士」は、音声の技術的な不備もあり、試写会では観客の爆笑を誘う失敗となった。落ち込むドンだが、キャシーとコズモが名案を思いつく。ミュージカルに作り変え、リナ・・・
シーン 6

「雨に唄えば」

見どころ ・雨の夜という暗い舞台設定を逆手にとって表現された、ドンの高揚感 ・・・・ドンを演じるジーン・ケリーの最大の見せ場 ・静と動の巧みな組み合わせ 試写会で大不評だったドンとリナのトーキー第1作「闘う騎士」をミュージカルに作り変えるアイデアを思いつき、暗かったドンの気持ちは晴れ渡る。キャシーとの関係も良好。家に帰る・・・

キャシーの吹き替えは大成功

社長のシンプソンも、ミュージカル化と吹き替えに賛成。タイトルは「踊る騎士」に変更される。ストーリーも変更され、主人公はブロードウェイの芸人で、夢の中で騎士となるという内容に。キャシーの歌の吹き込みが行われる一方で、吹き替えがバレないようにリナの歌の吹き込みも行われる。リナの歌をキャシーに吹き替えた映像は、素晴らしい出来となる。

ミュージカルシーン

撮影が残っているシーンについて、シンプソン社長に説明するドン。ダンサーがニューヨークのブロードウェイにやって来て、エージェントと契約し、酒場で踊る。酒場ではギャングのボスの愛人と踊る。その後、さまざまな有名な劇場で出演するようなり、スターとなる。パーティでギャングの愛人と再会し、空想の世界で2人きりで踊るも、愛人はギャングの元へ。ダンサーはさみしげにパーティ会場から去るも、かつての自分を思わせるダンサーを見て、元気を取り戻し、歌い踊る。

吹き替えを知ったリナの逆襲

歌だけでなく、リナのセリフもキャシーが吹き替えることになる。吹き替えの現場でドンとキャシーがキスをしているところを、女優ゼルダから話を聞いたリナがやって来る。怒り心頭のリナ。さらに、キャシーの名前を出して大宣伝をすると聞かされて、怒って部屋を出ていく。リナはマスコミに手を回し、自分の歌やダンスの素晴らしさを記事にさせる。リナは宣伝を自分の思いようにできる契約書で、その責任は会社が持つことになるのだった。吹き替えを明らかにしてキャシーを宣伝したら会社を訴えると、シンプソン社長を脅すリナ。シンプソンは折れて、キャシーの名前は出さないことに決める。さらにリナは、キャシーを自分の吹き替えに専念させて、他の映画に出演させないように要求する。

本当のスター

「踊る騎士」のプレミア上映は大成功となる。だが舞台脇では、シンプソン社長、ドン、キャシーが、キャシーを自分の吹き替え専門にするというリナと口論になる。口論の途中で、リナは観客にあいさつをすると言い出す。あいさつをするリナの声を聞いた観客は、映画の声と違うことをいぶかしみ、何かを歌うように要求する。急遽、リナが口パクをし、幕の裏でキャシーが歌うことに。歌の途中で、ドン、シンプソン社長、コズモが幕を開け、リナの後ろで歌うキャシーの姿が丸見えに。会場は爆笑に包まれ、リナは逃げ出す。キャシーも逃げ出そうとするが、ドンによって本当のスターとして紹介される。涙をこぼしながらドンを見るキャシーに、ドンはラブソングを歌い、キャシーも歌で答える。
シーン 7

キャシーこそが本当のスター

見どころ ・最高の演出で、スターとしてお披露目され、ドンから愛を告げられるキャ・・・シー ・キャシーとは正反対に、スターから転げ落ちる最高の演出が施されたリナ キャシーがリナの声を吹き替え、ミュージカルに作り変えられた「踊る騎士」は、プレミア上映で大好評を収める。だが、あいさつをしたリナの声を聞いた観客たちは、映画の中の・・・

ハッピーエンド

ドンとキャシーが主演する映画「雨に唄えば」のポスターの前で、ドンとキャシーはキスをしている。

シーン 1 雨に唄えば

ドンとキャシーの出会い

見どころ ・映画俳優を小馬鹿にしたキャシーの言葉 ・ドンの決めポーズと、裂ける・・・服 ・服の裂けたドンを見たキャシーの笑い声 映画スターのドン・ロックウッドは、ファンに囲まれてもみくちゃにされてしまい、服もズタズタになる。ファンから逃げたドンは、市電の屋根に登り、下を走る車に飛び乗る。運転していた女性キャシーは犯罪者だ・・・
シーン 2 雨に唄えば

コズモの歌とアクロバットと顔芸

見どころ ・コズモの顔芸 ・「メイク・エム・ラフ」 どこに行ったか分からない・・・キャシーのことが頭から離れず、気分が落ち込んでいるドン。それを見たドンの親友コズモが、歌って励まそうとする。 コズモの顔芸を見ることができる。壁にぶつかったコズモは、鼻が曲がってしまう。手で直そうとするが、なかなか元通りにならない。ようや・・・
シーン 3 雨に唄えば

トラブル続きのトーキー撮影

見どころ ・初期トーキー撮影の困難の再現 ・イライラする監督 「ジャズ・シン・・・ガー」の大ヒットにより、映画はサイレントからトーキーの時代となった。サイレントで製作されていたドンとリナが出演する「闘う騎士」は、トーキーで作り直されることになる。マイクを草むらにおいてセリフを拾おうとするが、リナがマイクの方に向かってセリ・・・
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人物 1 雨に唄えば

ドン・ロックウッド

俳優:ジーン・ケリー ドン・ロックウッドは、ハリウッドの映画俳優。元はヴォードヴィルに出ていたが、ハリ・・・ウッドにやって来て、当初は撮影時の気分を盛り上げるためのヴァイオリンの演奏者として働く。やがて、スタントマンを買って出たことがきっかけで、俳優となる。リナ・ラモントとコンビを組んだ映画で、サイレント期の映画スターとして人気を博す。サイレント・・・
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人物 2 雨に唄えば

キャシー・セルデン

俳優:デビー・レイノルズ キャシー・セルデンは、ドン・ロックウッドと出会い恋に落ちる女性。車を運転している・・・ところを、ファンから逃げるドンが飛び乗ってきたことで知り合う。舞台俳優を目指しており、映画俳優をバカにした発言をしてドンと口論になる。だが、本当は映画スターを夢見て、出張ダンサーをしていた。映画会社社長のシンプソン邸で開かれたパーティに呼ば・・・
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人物 3 雨に唄えば

コズモ・ブラウン

俳優:ドナルド・オコナー コズモ・ブラウンは、ドン・ロックウッドの少年時代からの親友。ドンとともにヴォード・・・ヴィルの舞台に立ち、ハリウッドにやって来た。サイレント映画撮影時の雰囲気作りのための伴奏を務める。試写で不評だったドンのトーキー第1作「闘う騎士」をミュージカルに作り変える際には、悪声のリナの歌をキャシーが吹き替えることを思いつく。 【歌・・・
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セリフ・名言 1 雨に唄えば

ドン「気品を。常に気品を」

0:04:40頃 新作映画「宮廷の反逆児」のプレミア上映が行われる会場の前で、映・・・画界入りまでを語るように頼まれたドンが言う、ドンのモットー。この後、気品あふれるこれまでの道のりがドンから語られるものの、実際は気品とは程遠い道を通ってきたことが、映像によって語られる。 ・・・
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セリフ・名言 2 雨に唄えば

ドン「俺が君に何ができるっていうんだい?俺はただの影さ」

0:19:00頃 ファンから逃げるために、キャシーの運転する車に飛び乗ったドン。・・・映画俳優は影にすぎないと言うキャシーに、身を乗り出して迫るドン。その際に、いやがるキャシーにドンが言うセリフ。ドンが出演していたのはサイレント映画で、セリフは字幕で表現されていた。そんなドンに、キャシーはセリフを話す舞台俳優より映画俳優は下・・・
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セリフ・名言 3 雨に唄えば

キャシー「映画で覚えたことが1つあるわ!」

0:24:30頃 シンプソン社長邸のパーティ。ドンが先ほど偶然出会った余興のダン・・・サーとして登場する。キャシーはドンに、舞台女優を名乗り、ドンや映画俳優をバカにする発言をしていたのだった。ダンスが終わった後、キャシーに近づいたドンは、「こちらは大女優様だ。われわれから学ぶものはなにもないとさ」とリナに紹介する。その後、リ・・・
音楽 1 雨に唄えば

Singin' in the Rain(雨に唄えば)

作曲:ナシオ・ハーブ・ブラウン 作詞:アーサー・フリード 元々は、1929年・・・公開の「ハリウッド・レヴィユー」の中で使われた曲。 映画「雨に唄えば」の中では次のシーンで使われる。 ・オープニング(黄色いレインコートに黒い傘をさしたドン、キャシー、コズモの3人が横に並び、雨に降られながら歌う) ・失敗作「闘う騎士」・・・
音楽 2 雨に唄えば

Fit as a Fiddle(ピンピンしてる)

0:02:15頃 作曲:アル・ホフマン、アル・グッドハート 作詞:アーサー・フリ・・・ード 元々は1932年の舞台「ジョージ・ホワイトのミュージック・ホール・ヴァラエティ(George White's Music Hall Varieties)」で使われた曲。ドンがハリウッドにやって来る前に、コズモとともに巡業をしている時・・・
音楽 3 雨に唄えば

All I Do Is Dream of You(あなたの夢ばかり)

もともとは1934年の映画「蛍の光(Sadie McKee)」で使われた曲。シン・・・プソン社長邸で開催されたパーティで、巨大ケーキの中から登場したキャシーが、他のダンサーたちとともに歌い踊る。ピンクの海水浴着のような衣装を着ている。・・・
キーワード 1 雨に唄えば

トーキー革命

映画の背景となっている時代は、音声のなかったサイレント映画の時代から、音が使える・・・ようになったトーキー映画への移行期。「雨に唄えば」の製作と同じワーナー・ブラザースが社運を賭けて製作した「ジャズ・シンガー」のヒットにより、ハリウッド映画界はトーキー革命の波に襲われることになった。 当時のトーキーは技術的に未熟だったこと・・・
キーワード 2 雨に唄えば

ファッションショー

ドンやリナが所属するモニュメンタル映画社が撮影しているミュージカルでは、途中にフ・・・ァッションショーのように色鮮やかなさまざまな衣装が紹介される。パジャマ、サルの毛皮のケープ、テニスのユニフォーム、赤いガウン、青の水着、黄色のモスリンの服、紫の服、ピンクの袖の長いドレス、ツイードに真珠、ピンクに染めたキツネの毛皮、黒いシッ・・・
場所 3 雨に唄えば

撮影スタジオ

無人の撮影スタジオが、ドンとキャシーのロマンスの場に使われる。ライトをつけると、・・・たそがれや庭から漏れる光が表現される。装置によって遠い山からの霧が、はしごに登らせたキャシーに紫のライトを当てて月光に、多くの色とりどりのライトをつけて無数の星に見立てる。送風機では夏のそよ風を表現。撮影スタジオの効果の中で、ドンが愛の気持・・・
作品一覧