ストーリー・あらすじ紹介　天使にラブ・ソングを…

ムーライト・ラウンジ

少女時代のデロリスが修道女から12使徒の名前を挙げるように言われ、ふざけた答えをする。修道女は、デロリスに「ろくな大人にならない」と告げる。大人になったデロリスは、ネバダ州リノにあるカジノ「ムーンライト・ラウンジ」で、女性3人組グループのメインのシンガーをしている。だが、客席はガラガラである。ギャングのヴィンスの愛人であるデロリスはヴィンスに今の妻との離婚を求めているが、ヴィンスは応じない。

殺人を目撃

リノから出ていくことに決めたデロリスだったが、ヴィンスが部下に命じて運転手を射殺するところを目撃してしまう。デロリスはその場から逃げ、ヴィンスの部下のジョーイとウィリーが追う。警察に駆け込んだデロリスは、サウザー警部補と話をする。サウザーは、デロリスに証言を頼み、ヴィンスの裁判までの2カ月の間、証人保護プログラムを適用して修道院に身を隠すと話す。修道院が嫌いなデロリスは難色を示す。

聖キャサリン修道院

サンフランシスコのさびれた聖キャサリン修道院にいやいやながら連れて来られたデロリスは、いやいやながらデロリスを受け入れることにした修道院長と面会する。修道女の格好に着替えさせられたデロリスは、修道院での生活をスタートさせる。一方、デロリスが警察の元にいることに気づいたヴィンスは、デロリスに懸賞金をかける。

修道院の生活

訪れる人の少ないミサで聖歌隊の歌を聞いたデロリスは、あまりにひどい歌声に驚く。デロリスの生活は続き、メアリー・パトリック、メアリー・ロバート、メアリー・ラザラスと少しずつ親しくなっていく。だが、修道院の生活に耐えられなくなり、サウザーに出して欲しいと電話で頼む。サウザーは受け入れず、警察内部に内通者がいるために連絡してこないように告げる。

バーでの息抜き

夜中に修道院を抜け出したデロリスは、向かいにあるバーを訪れる。その姿を目撃した、メアリー・ロバートとメアリー・パトリックもバーにやって来る。メアリー・パトリックは、ジュークボックスの曲に合わせて踊り出す。あわてたデロリスは、2人を連れて修道院に戻るが、修道院長に見つかってしまう。修道院長はデロリスに、聖歌隊のメンバーになるように命じる。

聖歌隊

デロリスは聖歌隊の指揮を任され、聖歌隊に特訓を積ませる。聖歌隊は、ミサの時に美しい歌声に手拍子を交えた歌を披露し、歌声に寄せられて周囲の住民が教会にやって来る。修道院長は歌を気に入らないものの、司祭から褒められたために続けざるを得なくなる。さらに、デロリスの提案で、周囲の住民との交流を行うことも認めざるを得なくなる。

地域との交流

炊き出しや掃除などをして地域住民と交流する修道女たち。ミサへの参加者も増え、屋根を修理するための募金も集まる。ミサでは、ポップスの「My Guy」を「My God」と替え歌にした歌などが聖歌隊によって歌われる。聖歌隊の話を聞いて、ローマ法王が見学に来ることになる。伝統的な歌を歌うことを主張する修道院長だったが、多数決で否定される。自分の居場所がないと感じた修道院長は、辞任を決意していることをデロリスに告げる。

誘拐されたデロリス

裁判が早まったことをサウザー警部補から聞いたデロリスは、修道女たちを置いて修道院から出ていくことに罪悪感を抱く。警察の内通者からの情報で、ヴィンスはデロリスが修道院にいることを知る。ヴィンスが嗅ぎつけたことがわかったハウザー警部補は、修道院からデロリスを連れ出しにやって来る。だが、途中でデロリスはヴィンスの部下のジョーイとウィリーに捕まり、車でリノに連れられていく。

カジノでの追いかけっこ

サウザー警部補や修道女たちは、デロリスを助けるためにリノに向かう。ヴィンスのカジノに連れられたデロリスだったが、ジョーイとウィリーは修道女の格好をしているデロリスを撃てない。すきを見て逃げ出したデロリスは、助けに来た修道女たちと合流。追うヴィンスたちから、カジノの中を逃げる。カジノ中は修道女だらけとなる。追いつめられた修道女たちだったが、サウザー警部補が現れ、ヴィンスを逮捕する。