名シーン紹介　ロッキー4／炎の友情

「誰でも変われるのです！」

重要な部分に触れている場合があります。

時間：　1:25:10頃

見どころ
・単純ゆえに価値のあるロッキーのコメント
・ロッキーに拍手を送るソ連の最高権力者
・息子への「メリー・クリスマス」

ドラゴに勝利したロッキーは、リング上でインタビューに答える。会場の自分への敵意に、自分も会場の人々に敵意を持ったこと。試合を通じて互いに好意的な感情を持つようになったことを指摘し、「誰でも変われるのです！」と話すロッキー。最後は、遠いアメリカで、テレビで試合を見ている息子ジュニアに「メリー・クリスマス」を送る。

ロッキーのコメントは単純だが、それゆえに価値がある。「リングの上で、2人の男が殺し合いをしました。しかし、2,000万人が殺し合うよりも良いことだと思います（In here, there were two guys killing each other. But I guess that’s better than 20 million.）」という言葉には、戦争に対するロッキー流の考えが込められている。だが一方で、労働者のヒーローだったロッキーが、政治家の仕事までやってのけるような（ロッキーのコメントにソ連の最高権力者も拍手を送る）姿は、大げさすぎる面もある。

ロッキーの「誰でも変われるのです！」という言葉。とことんまでロッキーとドラゴの対比＝対立（アメリカとソ連の対比＝対立でもある）が描かれてきたが、ロッキーやドラゴも含めた会場にいる人々が、気持ちの変化という同じ体験をしたことで、ロッキーの世界では融和にたどり着いている

アメリカとソ連の融和まで実現してみせたロッキーだが、最後は息子に「メリー・クリスマス」を送ることで1人の人間としての顔を見せる。「1」ではエイドリアン、「2」ではミッキー、「3」ではアポロと、愛する人々を目立たせて終わったが、「4」では愛する息子を目立たせている。そして、ロシアの自然の中の激しいトレーニングや、殺し合いのような試合で忘れかけていたが、クリスマスに行われた試合だったことを思い出させてくれる。

登場人物・キャスト

IMDb

人物 1 ロッキー4／炎の友情

ロッキー・バルボア

俳優：シルヴェスター・スタローンロッキー・バルボアは、ソ連のボクサーであるイワン・ドラゴと対戦するプロボクサー。・・・クラバー・ラングとの対戦に勝利して、ボクシングのヘビー級チャンピオンに返り咲き、家族と幸せな日々を送っていた。ロッキーに挑戦してきたドラゴと戦うというアポロ・クリードを、年齢を理由に思いとどまらせようとするが、押し切られてしまう。ドラゴとエ・・・

人物 8 ロッキー4／炎の友情

ロッキー・ジュニア

俳優：ロッキー・クラコフロッキー・ジュニアは、ロッキー・バルボアとエイドリアンの息子。モスクワでドラゴと・・・戦う父の姿を、友だちと一緒にテレビで観戦する。ロッキーが勝利した後のインタビューで、自分に向けて「メリー・クリスマス」と叫ぶ父に、「愛してるよ」とつぶやく。・・・

セリフ・名言

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セリフ・名言 7 ロッキー4／炎の友情

ロッキー「もし私が変わり、みなさんも変わったのならば、誰でも変わることができるということです！」

1:25:20頃ドラゴに勝利したロッキーは、リング上でインタビューに答える。・・・最初はロッキーにブーイングを送っていたものの、試合の途中から歓声を送るようになったソ連の観客に向かって話す。ロッキーの言葉を聞いた、ソ連の書記長（実際の書記長だったゴルバチョフのそっくりさん）も立ち上がり、拍手を送る。・・・