名シーン紹介　ロッキー4／炎の友情

ロッキーにソ連国民が声援を送る

重要な部分に触れている場合があります。

時間：　1:18:20頃

見どころ
・ロッキーに送られるソ連国民声援
・迫力を生み出すための数々の工夫
・挟み込まれるソ連の観衆の映像

第3ラウンド以降は、一進一退の攻防が続く。ラウンドを重ねるにつれて、会場に変化が。当初は、ドラゴへの声援一色だった会場から、ロッキーへの声援も聞こえるようになり、14ラウンド終了時には、会場に「ロッキー」コールが巻き起こっていた。

すさまじい殴り合いに魅了された観客が、ロッキーにも声援を送るようになるのはいいとして、ドラゴへの声援が無くなるのは、いささかやりすぎにも思えるものの、これくらいの変化があるからこそ、試合後のロッキーのコメントが活きてくるともいえる。

3ラウンドから14ラウンドまでは、音楽をバックにした短い映像を編集によって積み重ねるという、「ロッキー」シリーズではおなじみ手法で描かれている。試合の流れを重視するシーンでは、実際にパンチが当たっていないことが多いが、短い映像のシーンではきっちりとパンチを当てた映像を織り交ぜて迫力を出している。ドラゴのジャブをロッキーが頭の上部で受けるシーンや、横からフックを受けるシーンなどがそれだ。

迫力を生み出す秘訣も「ロッキー」シリーズにはある。髪を濡らすことによって、パンチを受けた時に汗が飛び散るように見せている。フックを顔面に受けたときには、口の中から血が横に飛び出る。ロッキーがダウンする時に口から出るマウスピースも効果的だ。シリーズを重ねることによって培われてきた、迫力を生み出すためのノウハウが結集されている。

会場で見守るエイドリアンや、ドラゴの妻ルドミラ。アメリカでテレビを通じて試合を見ているロッキー・ジュニアたちの様子が差し込まれるのも定番。セコンドについているデュークやポーリーの姿も挟み込まれる（顔のパーツをすべて大きくして絶叫するデュークが印象的）。そして、会場の人々の姿の様子が、これまでの作品以上に映し出されているのにも注目。「人の変化」という、「ロッキー4」のテーマに沿った映像が挟み込まれている。

登場人物・キャスト

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人物 1 ロッキー4／炎の友情

ロッキー・バルボア

俳優：シルヴェスター・スタローンロッキー・バルボアは、ソ連のボクサーであるイワン・ドラゴと対戦するプロボクサー。・・・クラバー・ラングとの対戦に勝利して、ボクシングのヘビー級チャンピオンに返り咲き、家族と幸せな日々を送っていた。ロッキーに挑戦してきたドラゴと戦うというアポロ・クリードを、年齢を理由に思いとどまらせようとするが、押し切られてしまう。ドラゴとエ・・・

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人物 5 ロッキー4／炎の友情

イワン・ドラゴ

俳優：ドルフ・ラングレンイワン・ドラゴは、ソ連のボクサー。アマチュアの世界チャンピオンで、オリンピックの・・・金メダリストでもある。アメリカにやって来て、ロッキーとのエキシビションマッチを希望する。マスコミにパンチ力の測定を公開し、通常のボクサーの2倍以上のパンチ力を持つことが明らかになる。ロッキーに代わって名乗りを上げた元世界ヘビー級チャンピ・・・