登場人物・キャスト ベンジャミン・バトン 数奇な人生
デイジー・フラー(ケイト・ブランシェット)
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デイジー・フラーは、バレエダンサーでベンジャミンと人生をともにする、映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」の登場人物。1924年生まれ。澄んだ青い目をしている。老人施設に入所する祖母を訪ね、まだ幼い(が見た目は老人の)ベンジャミンと出会い、ベンジャミンが老人ではないことに気づく。ベンジャミンと親しくなり、テーブルの下で秘密を教え合ったり、ベンジャミンによって船に乗せてもらったりする。家を出たベンジャミンからはハガキを送ってもらう。
ニューヨークのバレエ学校に通うようになり、1945年にニューオーリンズに戻ってきた時にベンジャミンと再会する。ベンジャミンと食事をし、タバコを吸い、振付師バランシンなどバレエについて熱く語る。また、バレエ団の自由なセックスについても語る。食事の後に、公園の小さなステージで踊り、ベンジャミンをセックスに誘うものの断られる。
23歳の時、ニューヨークのバレエ公演にベンジャミンが訪ねてくる。だが、自分とは異なる生活を送り、若い彼氏がいるのを見たベンジャミンは、ニューオーリンズへと戻っていく。その後、ボリショイ・バレエに参加した最初のアメリカ人となり、世界で公演をする。
パリの公演の際に、タクシーにひかれて足の骨を5カ所骨折する大ケガを負い、バレエダンサーを諦めざるを得なくなる。事故を知ってパリまで来てくれたベンジャミンを追い返す。リハビリの末、普通に歩けるようになる。
1962年、ニューオーリンズのベンジャミンを訪れ、交際するようになる。ヨットでフロリダキーズを旅行し、同居を始める。43歳の時にダンス教室を始め、ベンジャミンの娘キャロラインを出産する。どんどん若くなっていくために父親にふさわしくないと考えたベンジャミンが家を出た後、妻に先立たれた男性ロバートと再婚。娘のキャロラインはロバートを父と思って育つ。その後、青年の姿となったベンジャミンが一度訪ねて来た時には、一夜をともにする。
しばらくたち、児童福祉局から少年を保護したとの連絡を受け、少年の姿だが認知症でデイジーのことを覚えていないベンジャミンと再会し、毎日世話をする。やがて赤ん坊となったベンジャミンを腕に抱き、最期をみとる。
数十年の時が流れ、病院で死が近づいた時に、娘のキャロラインにベンジャミンの日記を読ませ、本当の父がベンジャミンであることを教える。
キャスト
デイジー・フラーを演じているのは、オーストラリアの俳優である、ケイト・ブランシェット。当時39歳頃。アカデミー主演女優賞にノミネートされた「エリザベス」(1998)などで知られる。同時期の出演作には、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(2008)、アカデミー主演女優賞にノミネートされた「エリザベス:ゴールデン・エイジ」(2007)、アカデミー助演女優賞にノミネートされた「アイム・ノット・ゼア」(2007)などがある。
レイチェル・ワイズも候補だったが、スケジュール都合で実現しなかったという。
関連項目
セリフ・名言 14
ベンジャミン・バトン 数奇な人生
2:02:05頃
デイジーがパリで交通事故にあったことを聞いたベンジャミンは、ニ・・・ューオーリンズからパリに向かうものの、デイジーに冷たく追い返されてしまう。そんなデイジーが、数年後にニューオーリンズの老人施設にいるベンジャミンを訪れる。その夜、部屋で2人きりになった時の会話。以前にデイジーがベンジャミンをベッドに誘ったこ・・・
セリフ・名言 19
ベンジャミン・バトン 数奇な人生
2:14:15頃
デイジーがベンジャミンとの子どもを妊娠する。これからどんどん若・・・返っていくベンジャミンは、自分がデイジーの負担となることを恐れている。そんなベンジャミンに対するデイジーの言葉。デイジーは無事に娘のキャロラインを出産するものの、ベンジャミンの中の不安は消えない。・・・
セリフ・名言 21
ベンジャミン・バトン 数奇な人生
2:36:15頃
年を重ねて少年となったベンジャミンは、認知症となり、児童福祉局・・・に保護される。そのことを知ったデイジーは、ベンジャミンの面倒を見る。少年から赤ん坊になったベンジャミンは、デイジーの腕の中で静かに死を迎え、数奇な人生の幕を閉じたのだった。・・・
キーワード 4
ベンジャミン・バトン 数奇な人生
パリでタクシーにひかれて足の骨を骨折したデイジーは、バレエダンサーの道を諦めるこ・・・とになる。事故の前の出来事を引き合いに出し、いずれか一つでも違っていたらデイジーは車にひかれなかったとベンジャミンは語る。
引き合いに出されるのは以下の出来事である。
・靴ひもが切れなかったら
・トラックが道をふさがなかったら
・店員が失恋・・・
キーワード 5
ベンジャミン・バトン 数奇な人生
デイジーはバレエダンサーとして成功する。ニューヨークのバレエ学校に通い、バレエ団・・・に所属して成功を収め、ソ連のボリショイ・バレエに選ばれた最初のアメリカ人となり、世界で公演を行う。だが、パリでの交通事故により足の骨を骨折してしまい、バレエダンサーの道が閉ざされて。その後、デイジーは子どもたちにバレエを教えるバレエ教室を始・・・
その他の「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」の登場人物・キャスト
人物 3
ベンジャミン・バトン 数奇な人生
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エリザベス・アボットは、ロシアでベンジャミンの恋人となる、映画「ベンジャミン・バ・・・トン 数奇な人生」の登場人物。ベンジャミンいわく、「美人でもないし、人目もひかない女性」。夫はムルマンスクのイギリス貿易使節団の代表でスパイ。19歳の時に、英仏海峡を泳いで横断しようと試みるも、32時間に渡って泳ぎ、あと3時間でフランスのカ・・・
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生
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マイク船長は、チェルシー号の船長でベンジャミンを雇う、映画「ベンジャミン・バトン・・・ 数奇な人生」の登場人物。7歳から船に乗っており、自分をアーティストと名乗り、全身のタトゥーを自慢する。また、タトゥーとしても自身の体に彫られているハチドリのすごさを力説する。
乗組員を波止場で探し、手を上げたベンジャミンを雇う。老人の姿・・・