英国王のスピーチ キーワード

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キーワード 1 英国王のスピーチ

吃音症

吃音症であるアルバートは、言葉がスムーズに出てこない。文章を読む時に顕著だが、興・・・奮状態や緊張状態になると、会話でも吃音となってしまう。そのため、公の場でのスピーチなどの緊張する場面が苦手で、映画の冒頭では、1925年に行われた大帝国博覧会の閉会のあいさつをうまく言えない。 多くの言語療法士の治療や訓練を受けるが、よく・・・
キーワード 2 英国王のスピーチ

イギリス国王、王室

イギリスは立憲君主制であり、映画がスタートする時点の国王はジョージ5世である。ロ・・・シアやイタリアなど王政を廃止する国が増えていたことから危機感を抱いていたジョージ5世は、国民に取り入る必要性を感じており、ラジオ放送などで国民に語りかけていた。長男のエドワードが王位継承権の第1位だったが、既婚女性との恋愛に溺れるエドワード・・・
キーワード 3 英国王のスピーチ

言語療法士、言語療法

吃音症を治すために、アルバートは言語療法士の治療を受けるが、よくならない。映画の・・・冒頭では、ビー玉を7個も口に入れて文章を読む訓練が描かれている。 アルバートの妻エリザベスは、言語療法士のライオネル・ローグに、アルバートの治療を依頼する。ローグは、筋肉の緊張をほぐすといった身体的な訓練(握った手を振ってアゴの筋肉をゆる・・・
キーワード 4 英国王のスピーチ

ラジオ

当時のメディアの花形はラジオだった。国民に取り入る必要性感じていたジョージ5世は・・・、クリスマスに国民にメッセージを送るなど、ラジオを活用していた。だが、吃音症のアルバートは、ラジオ放送が苦手だった。そんなアルバートが、国王ジョージ6世として、ドイツとの開戦のスピーチという重要な任務をやりこなし、多くの国民がアルバートのス・・・
キーワード 5 英国王のスピーチ

第二次世界大戦

1936年に国王となったジョージ6世は、1939年にドイツとの戦争の勃発にともな・・・い、開戦のスピーチをする。第二次世界大戦という困難を前にした国民にメッセージを送るのは、国王としての役割だった。 敵となるドイツの総統であるヒットラーは演説がうまく(演説のニュース映像を見たアルバートが「何を言っているか分からないが、演説・・・
キーワード 6 英国王のスピーチ

戴冠式

兄エドワードの退位に伴いジョージ6世として国王に即位したアルバートの戴冠式が、ウ・・・ェストミンスター寺院で行われる。戴冠式の様子はラジオで放送され、映像も撮られるのだった。失敗が許されない状況で、アルバートはローグを呼んでリハーサルに望む。戴冠式を取り仕切る大司教は、どこの馬の骨か分からないローグを遠ざけようとするが、アル・・・
キーワード 7 英国王のスピーチ

史実との違い

映画「英国王のスピーチ」と史実には、いくつかの点で違いがあるという。映画内のアル・・・バートとローグは1934年に知り合うが、実際には1920年代からの付き合いだという。また、アルバートの吃音は実際よりも誇張されているという指摘もある。ウィンストン・チャーチルがアルバートに王につくように進言するシーンがあるが、実際のチャーチ・・・
キーワード 8 英国王のスピーチ

製作の経緯、レイティング

「英国王のスピーチ」の脚本を担当したデヴィッド・サイドラー(アカデミー脚本賞を受・・・賞)は、自身もかつて吃音症だった経験があり、以前から「英国王のスピーチ」の企画を考えていたという。だが、ジョージ6世の治療記録は、ジョージ6世の妻エリザベスから、存命中の公開を認められなかったという。2002年にエリザベスが死去し、映画化に・・・
キーワード 9 英国王のスピーチ

評価、興行収入

「英国王のスピーチ」は高く評価され、アカデミー賞の12部門(作品賞、監督賞、主演・・・男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、撮影賞、作曲賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、録音賞)にノミネートされ、4部門(作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞)を受賞した。また、世界各国で多くの賞を受賞した。 興行的にも、1,500万ドルの・・・
作品一覧