キーワード 言語療法士、言語療法
言語療法士、言語療法
重要な部分に触れている場合があります。
吃音症を治すために、アルバートは言語療法士の治療を受けるが、よくならない。映画の冒頭では、ビー玉を7個も口に入れて文章を読む訓練が描かれている。
アルバートの妻エリザベスは、言語療法士のライオネル・ローグに、アルバートの治療を依頼する。ローグは、筋肉の緊張をほぐすといった身体的な訓練(握った手を振ってアゴの筋肉をゆるめる、肩の力を抜いて軽くジャンプする、力を抜いて顔を左右にふる、横になって深呼吸)のほか、言いにくい単語の前には「a(ア)」をつける、体をゆっくりと前後に揺らすといったテクニックを教える。卑猥な言葉を(心の中で)織り混ぜるといった異色の方法も教える。
ローグが言語療法士の資格を持っていない事がわかり、ローグはアルバートに責められる。だが、これまで自分で医者と名乗ったことはないこと、第一次大戦の戦闘のショックで話せなくなった兵士を治療してきたことなどを説明し、最終的にアルバートは納得する。
関連項目
人物 2
英国王のスピーチ
俳優:ジェフリー・ラッシュ
ライオネル・ローグは、アルバートの吃音症を治療する言語療法士である、映画「英国王・・・のスピーチ」の登場人物。実在の人物である。父はビール醸造の仕事をしていた。舞台役者でもあり、言語療法士をしながらリチャード三世役のオーディションも受けている(年齢とオーストラリアなまりによって落とされる)。第一次大戦で戦争神経症で吃音になっ・・・
人物 1
英国王のスピーチ
俳優:コリン・ファース
ジョージ6世は、1936年にイギリス国王に即位した実在の人物である、映画「英国王・・・のスピーチ」の登場人物。本名はアルバート・フレデリック・アーサー・ジョージであり、ジョージ6世は統治名である。国王ジョージ5世の次男として生まれ、海軍士官などを務めた。後の女王エリザベスの父である。兄のエドワードが王位継承者だったため、王と・・・
人物 3
英国王のスピーチ
俳優:ヘレナ・ボナム=カーター
エリザベスは、アルバートの妻である、映画「英国王のスピーチ」の登場人物。夫のため・・・に言語療法士を探しており、言語聴覚士協会の会長の紹介で、偽名を使ってローグの元を訪れる。ローグによる夫の治療にも付き合い、王となった夫が弱気になっている時には励ますなど、夫を支える。夫による、戦争が始まった時の国民に向けてのスピーチを聞き、・・・
セリフ・名言 6
英国王のスピーチ
1:01:55
ローグによるアルバートの吃音症改善のための訓練の1つは、卑猥な言・・・葉を心の中で言うという独特なものだった。最初はためらっていたアルバートだったが、ローグに促されて、卑猥な単語を絶叫する。開戦のスピーチを行う時にも、この方法は効果を発揮する。・・・
キーワード 1
英国王のスピーチ
吃音症であるアルバートは、言葉がスムーズに出てこない。文章を読む時に顕著だが、興・・・奮状態や緊張状態になると、会話でも吃音となってしまう。そのため、公の場でのスピーチなどの緊張する場面が苦手で、映画の冒頭では、1925年に行われた大帝国博覧会の閉会のあいさつをうまく言えない。
多くの言語療法士の治療や訓練を受けるが、よく・・・
その他の「英国王のスピーチ」のキーワード
キーワード 4
英国王のスピーチ
当時のメディアの花形はラジオだった。国民に取り入る必要性感じていたジョージ5世は・・・、クリスマスに国民にメッセージを送るなど、ラジオを活用していた。だが、吃音症のアルバートは、ラジオ放送が苦手だった。そんなアルバートが、国王ジョージ6世として、ドイツとの開戦のスピーチという重要な任務をやりこなし、多くの国民がアルバートのス・・・
キーワード 5
英国王のスピーチ
1936年に国王となったジョージ6世は、1939年にドイツとの戦争の勃発にともな・・・い、開戦のスピーチをする。第二次世界大戦という困難を前にした国民にメッセージを送るのは、国王としての役割だった。
敵となるドイツの総統であるヒットラーは演説がうまく(演説のニュース映像を見たアルバートが「何を言っているか分からないが、演説・・・
キーワード 6
英国王のスピーチ
兄エドワードの退位に伴いジョージ6世として国王に即位したアルバートの戴冠式が、ウ・・・ェストミンスター寺院で行われる。戴冠式の様子はラジオで放送され、映像も撮られるのだった。失敗が許されない状況で、アルバートはローグを呼んでリハーサルに望む。戴冠式を取り仕切る大司教は、どこの馬の骨か分からないローグを遠ざけようとするが、アル・・・
キーワード 7
英国王のスピーチ
映画「英国王のスピーチ」と史実には、いくつかの点で違いがあるという。映画内のアル・・・バートとローグは1934年に知り合うが、実際には1920年代からの付き合いだという。また、アルバートの吃音は実際よりも誇張されているという指摘もある。ウィンストン・チャーチルがアルバートに王につくように進言するシーンがあるが、実際のチャーチ・・・
キーワード 8
英国王のスピーチ
「英国王のスピーチ」の脚本を担当したデヴィッド・サイドラー(アカデミー脚本賞を受・・・賞)は、自身もかつて吃音症だった経験があり、以前から「英国王のスピーチ」の企画を考えていたという。だが、ジョージ6世の治療記録は、ジョージ6世の妻エリザベスから、存命中の公開を認められなかったという。2002年にエリザベスが死去し、映画化に・・・