登場人物・キャスト ターミナル
ビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)
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TERMINAL (2004) | Full Movie Trailer | Full HD | 1080p
ビクター・ナボルスキーは、空港の乗り換えロビーで生活することになる男性である、映画「ターミナル」の登場人物。クラコウジア人で、英語はほとんど話せない。クラコウジアからニューヨークのジョン・F・ケネディ空港に降り立つものの、クラコウジアで内戦が勃発したためにパスポートが無効になり、入国することができない。そのため、空港の乗り換えロビーで生活をすることになる。
父親との約束を果たすためにアメリカにやって来たことが明らかになる。ジャズ好きのビクターの父親は、かつて写真に写る57人のジャズ・プレイヤーに手紙を送り、ジャズ・プレイヤーからはサインが贈られて来た。残るはベニー・ゴルソンのサインだけだったが、父は亡くなってしまった。ビクターは父に、ゴルソンからサインをもらい、サインをしまっている缶に一緒に入れると約束していたのだった。
国境警備局の主任であるディクソンから待つように言われ、出ようと思えば空港から出られるものの、言われたとおりに待つ。食べ物を買うためにカートを片づけてデポジットの金を手に入れる方法を覚えるなどしてしのぎ、気まぐれに工事現場の壁を塗ったところ腕を見込まれて空港内で働き始める。一方で、空港職員のグプタ、エンリケ、ジョーと親しくなっていき、エンリケとドロレスの恋のキューピットとなったりもする。また、観光ガイドで英語を学ぶなど、徐々に英語も上達していく。
ディクソンから心よく思われておらず、拘留される。持ち込みを禁じられた薬を病気の父のために持ってきたロシア人のミロドラゴビッチが暴れた時には、通訳を頼まれる。「薬はヤギのため」と機転をきかせ、ミロドロゴヴィッチが持ち込みを許可されるようにする。この出来事でさらにディクソンからは嫌われるものの、話を知った空港の職員たちからは尊敬され、「ヤギのビクター」と呼ばれるようになる。
偶然出会ったユナイテッド航空の客室乗務員であるアメリアに好意を抱き、ナポレオンの話をするなど徐々に親しくなっていく。ヒューゴ・ボスのスーツを購入し、グプタたちの協力を得て展望ラウンジでアメリアと食事をし、一緒にポケベルを投げたりする。さらに、アメリアのために、ナポレオンがジョセフィーヌに噴水を贈った話から、水飲み場を噴水に作り変える。噴水を見たアメリアとキスを交わす。
クラコウジアの内戦が終結し、バーのカウンターで多くの人たちとクラコウジア国歌を歌って喜びを爆発させる。また、アメリアから1日だけ入国できるビザを受け取るものの、アメリアが前の彼氏と去っていくのをさみしげに見守る。ビザにはディクソンのサインがいるが、ディクソンはサインを拒否。強引に出ていこうとするものの、ディクソンがグプタたちの解雇をちらつかせるために、クラコウジアへの帰国を決める。
解雇の話を聞いたグプタがモップを持って滑走路に入り込み、クラコウジア行きの飛行機を遅延させる。その姿を見て空港を出ることを決意。空港の職員たちに見送られて空港を出る。ホテル「ラマダ・イン」で演奏するベニー・ゴルソンに会い、サインをもらい、帰国の途につく。
キャスト
ビクター・ナボルスキーを演じているのは、アメリカの俳優であるトム・ハンクス。公開時46歳頃。アカデミー主演男優賞を受賞した「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1994)のほか、「プライベート・ライアン」(1998)、「グリーンマイル」(1999)、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」(2002)、ウッディの声を担当した「トイ・ストーリー」シリーズ(1995-)などでも知られる。同時期の出演作には、「レディ・キラーズ」(2002)などがある。
「ターミナル」の関連項目
セリフ・名言 1
ターミナル
0:03:45頃
母国のクラコウジアで内戦が起きてしまい、パスポートが無効になっ・・・てしまったビクター。英語がほとんどできないビクターは、国境警備局の主任であるディクソンに事情を説明されるものの理解していない。ガイドブックで覚えた「タクシーを呼んでください」「ラマダ・インに行ってください」といった片言の英語を話すビクター。・・・
セリフ・名言 3
ターミナル
0:34:40頃
母国クラコウジアが内戦状態となったためにパスポートが無効になり・・・、アメリカに入国できないビクター。さらにビクターは英語がほとんどできない。「フィフティ・フィフティ」という言葉を覚えたビクターは、入国係官のドロレスに片言でジョークを言う。ドロレスは思わず笑い、ビクターに親近感を抱くようになる。
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セリフ・名言 4
ターミナル
0:46:35頃
空港の乗り換えロビーに住むようになったビクターを何とか追い出し・・・たいと考えるディクソン。亡命を希望すれば一時的なビザを与えられることを、ディクソンはビクターに説明する。そのためには「祖国に恐怖を感じている」ことをビクターが証言しなければならないが、ビクターは祖国は怖くないと正直に話す。
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セリフ・名言 5
ターミナル
0:46:55頃
亡命希望者として一時的なビザをビクターに与えようと考えたディク・・・ソンだったが、ビクターは「祖国は怖くない」と話すために失敗に終わる。ビクターは祖国以外の怖いことを挙げて行くが、亡命の理由にはならなかった。
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セリフ・名言 7
ターミナル
1:03:30頃
妻のいる男性と付き合っているアメリア。独立記念日を家族と過ごす・・・という男性に涙を流すところをビクターに見られたこともあった。相手の男性の良いところだけが見えてしまうと、アメリア自らも認識していた。そんなアメリアをビクターは「ちょっだけ遠視」と表現する。
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セリフ・名言 14
ターミナル
1:41:00頃
男性と幸せな生活が送れることを待っているアメリアだったが、なか・・・なかその時は訪れない。アメリアと待つことについて会話をしたビクターは、ニューヨークへの出国許可を待つのと同時に、アメリアのことも待っていることを話す。
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セリフ・名言 16
ターミナル
2:00:45頃
「ターミナル」の最後のセリフ。数カ月もの長きにわたって空港の乗・・・り換えロビーで生活してきたビクターは、ついに空港から出る。そして、父との約束を果たすために、ラマダ・インで演奏するジャズ・ミュージシャンのベニー・ゴルソンからサインをもらう。満足げな表情を浮かべたビクターは、母国への帰途につくのだった。
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その他の「ターミナル」の登場人物・キャスト
人物 2
ターミナル
俳優:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
アメリア・ウォーレンは、ユナイテッド航空のファーストクラス担当の客室乗務員である・・・、映画「ターミナル」の登場人物。39歳だが、自称33歳。デート相手は27歳だと思っているという。自分の毒になる男性を食べ続けてしまうと自覚している。「長くて、安くて、男たちが殺し合う」という理由で歴史の本が好きで、歴史上の人物の中ではナポレ・・・
人物 3
ターミナル
俳優:スタンリー・トゥッチ
フランク・ディクソンは、ジョン・F・ケネディ空港の国境警備局の主任である、映画「・・・ターミナル」の登場人物。引退する局長のサルチャックに代わって局長に就任する予定。自分の部屋には、多くの魚の剥製が飾られている。ランチは持参した弁当を食べる。多くの薬を服用している。
局長になるまでミスなく過ごそうとしているところに、ビクタ・・・
人物 4
ターミナル
俳優:クマール・パラーナ
グプタ・ラハンは、ジョン・F・ケネディ空港で掃除人として働いている、映画「ターミ・・・ナル」の登場人物。ごみ収集や床のモップ掛けといった仕事をしている。床をピカピカに磨き、注意の表示を見ずに通行人がすべって転ぶのを見るのを楽しみにしている。「予約取ってあるか?」というのが口ぐせ。妻と2人の子どもがいるが、23年前にインドで悪・・・
人物 5
ターミナル
俳優:ディエゴ・ルナ
エンリケ・クルズは、ジョン・F・ケネディ空港で食事運搬の仕事をしている、映画「タ・・・ーミナル」の登場人物。グプタやジョーと親しく、空港の忘れ物を賞品にポーカーを楽しむ姿を見せる。入国係官のドロレスに恋をしている。赤い制服と口ヒゲがトレードマーク。
ビクターに食事の残りを提供する代わりに、ドロレスの情報を聞き出してもらう。・・・
人物 6
ターミナル
俳優:ゾーイ・サルダナ
ドロレス・トーレスは、ジョン・F・ケネディ空港で入国係官を務める、映画「ターミナ・・・ル」の登場人物。ビザを申請に来たビクターに必要な申請用紙について教えるものの、パスポートが無効なために「入国却下」のスタンプを押す。それでも毎日やって来るビクターに毎日「入国却下」のスタンプを押し続けるうちに、ビクターと打ち解けてくる。
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