キーワード 納棺師、納棺
納棺師、納棺
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大悟が働くことになる職業は納棺師である。遺体を棺に収めるのが仕事で、亡くなった遺体の体を拭き、死装束に着替えさせ、顔を剃って化粧を施す。死者の尊厳を保つため、着替えの時に肌が見えないようにするなど、気を使う部分が多い。
「おくりびと」では、亡くなった妻をきれいにしてくれたことに感謝の言葉を述べる夫、女性と思っていたら男性だった遺体に女性の化粧をして見送る両親が登場する。また、履きたがっていたルーズソックスを履かせてもらって送られる老婆、多くの女性からキスマークをつけてもらう男性の老人などの納棺を、大悟や佐々木がてがける。
大悟を演じた本木雅弘は納棺の特訓をし、エンドクレジットでは納棺の様子がワンカットで収められている。
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おくりびと
幼稚園の頃から父親の命令でチェロを習い始めた大悟は、チェロ奏者を職業としている。・・・だが、所属していたオーケストラが解散してしまい、自分の才能の限界を感じてチェロ奏者の道を諦めることに決める。購入する時に作った1,800万円の借金を返済するためにチェロを売り、山形の実家に引っ越す。
実家には、小さい頃に弾いていた子ども用・・・
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おくりびと
NKエージェントは、佐々木が社長を務める納棺を仕事とする企業。「NK」は、「NO・・・-KAN(納棺)」の頭文字から取られている。葬儀屋からの依頼で仕事をしている。
求人広告には「高級保証」「実働わずか」「未経験者歓迎」「旅のお手伝い」といった文言が並び、大悟が応募する。オフィスとなっているのは古い建物で、棺が置かれている・・・
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おくりびと
銭湯「鶴乃湯」は、山下ツヤ子が1人で切り盛りしている銭湯。ツヤ子の息子は大悟と幼・・・なじみである。腐乱死体の処理を手伝ったために自分がにおっていることに気づいた大悟が訪れ、体を洗う。50年以上も通う常連の平田によると、地下水をくんでまきで沸かしているためにお湯がやわらかく、熱くてもチクチクしない。ツヤ子が高齢となったことも・・・
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おくりびと
「おくりびと」には以下の食べ物が登場する。
■タコ
美香が近所の人からもらう。・・・料理しようとするとまだ生きていることがわかり、2人で川に流しに行く。だがその時にはすでに死んでおり、川にプカプカと浮かぶ。
■ニワトリ
美香が近所の人からつぶしたばかりのニワトリをもらう。刺し身でも食べられるほど新鮮だが、腐乱死体の処理を・・・
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おくりびと
石文(いしぶみ)は、大悟が父から教わった風習。まだ言葉がなかったころ、自分の気持・・・ちに似た石を相手に贈り、贈られた人は石の大きさや形などから相手の気持ちを想像していたという。大悟と父は毎年石文を交換する約束をしていたが、1度きりしか行われなかった。ツヤ子の葬儀のあと、河原で大悟が美香に石を贈り、石文の説明をする。受け取っ・・・