おくりびと セリフ・名言

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セリフ・名言 1 おくりびと

大悟(ナレーション)「東京から山形の田舎に戻ってもうすぐ2カ月。思えば、何ともおぼつかない毎日を生きてきた」

0:00:45頃 「おくりびと」の最初に語られるナレーション。吹雪の中を車の運転・・・をする大悟が語る。この2カ月に起こったことがこのあと描かれていき、同じシーンに到達した時に再び語られる(1:20:35頃)。大悟は納棺師というこれまでに思いもよらなかった職業を仕事にしているのだった。 ・・・
セリフ・名言 2 おくりびと

大悟「それではただ今より、故人さまの安らかな旅立ちを願いまして、納棺の儀、執り行わせていただきます」

0:02:55頃 納棺師として佐々木の下で働くようになった大悟が、初めて納棺を手・・・がけることになる。納棺を始める前に、大悟が遺族に対して語りかける言葉。遺族たちは遠慮がちに少し近づく。このあと、納棺はおごそかに執り行われる。 ・・・
セリフ・名言 3 おくりびと

大悟「ついてるんですけど・・・」

0:05:40頃 大悟が納棺師として初めての仕事を手がける。女性と思っていた遺体・・・の体を拭く大悟は、男性器がついていることに気づく。大悟は佐々木にそのことを冷静に報告する。自らも確認した佐々木は、遺族に死に化粧について相談する。 ・・・
セリフ・名言 4 おくりびと

大悟(ナレーション)「人生最大の分岐点を迎えたつもりだったが、チェロを手放した途端、不思議と楽になった」

0:16:00頃 チェロ奏者の大悟は、所属していたオーケストラが解散して無職にな・・・ってしまう。自分の才能の限界に気づいている大悟は、チェロ奏者をやめて田舎の山形に引っ越すことに決める。借金して購入した1,800万円のチェロを手放したあとの大悟の言葉。 ・・・
セリフ・名言 5 おくりびと

佐々木「ああ、これ誤植だ」

0:21:35頃 妻の美香とともに田舎の山形に戻った大悟は、職探しを始める。募集・・・広告で高給の仕事を見つけた大悟は、さっそく面接に向かう。だが、社長の佐々木から仕事内容が納棺であることを聞かされた大悟は面食らう。募集広告の文面について指摘された佐々木は、「誤植」とうそぶくのだった。 ・・・
セリフ・名言 6 おくりびと

大悟「冠婚葬祭関係」

0:23:15頃 高給なこともあって、戸惑いながらも納棺の仕事を始めてみることに・・・した大悟。だが妻の美香には仕事の内容を話せなかった。「冠婚葬祭関係」と聞いた美香は、結婚式場の仕事と早合点してしまうのだった。 ・・・
セリフ・名言 7 おくりびと

上村「燃え方もおんなじ、灰もおんなじ。人生最後の買い物は他人が決めるのよ」

0:26:50頃 NKエージェントで働くことになった大悟は、棺には素材や模様・飾・・・りに種類があり、金額が大きく異なることを上村から教わる。そのことについての2人のやりとり。一番安い合板の棺が5万円なのに対し、総檜で表面にも模様が掘られた棺は30万円もするのだった。 ・・・
セリフ・名言 8 おくりびと

大悟(ナレーション)「この先どうなっていくんだろう。そう思ったら、なぜかチェロが弾きたくなった」

0:43:10頃 NKエージェントでの初仕事は、死後2週間が経過した腐乱死体の処・・・理だった。仕事中に嘔吐してしまった大悟は、家に帰ったあと激しく美香の体を求める。その夜、眠れない大悟は、実家にしまってあった古いチェロを演奏するのだった。 ・・・
セリフ・名言 9 おくりびと

平田「帰(けえ)りてえんでしょうのう。生まれ故郷に」

0:48:55頃 初仕事の腐乱死体の処理にショックを受けた大悟が1人で川を眺めて・・・いると、シャケが川のぼりをしているのが目に入る。川を遡上したあと産卵して死ぬシャケを見た大悟が、通りがかった平田と交わす会話。大悟もまた、生まれ故郷に戻ってきていた。 ・・・
セリフ・名言 10 おくりびと

大悟(ナレーション)「別れの場に立ち会い、故人を送る。静謐ですべての行いがとても美しいものに思えた」

0:54:45頃 納棺師の仕事を始めてみることにした大悟だったが、最初の仕事であ・・・る腐乱死体の処理を体験し、あまりの凄絶さにショックを受ける。だがその後、佐々木による納棺の仕事を目の当たりにした大悟は、おごそかに行われる納棺の様子に感嘆するのだった。 ・・・
セリフ・名言 11 おくりびと

富樫「あいつ、今までで一番きれいでした。本当に、ありがとうございました」

0:56:50頃 佐々木と大悟は、納棺の場に5分遅れてしまう。亡くなった女性の夫・・・である富樫は、いら立ちを佐々木たちにぶつける。だが、佐々木の手によって化粧をされ、美しい姿で納棺される妻の姿を見た富樫は、仕事を終えて帰る佐々木たちにお礼を言う。 ・・・
セリフ・名言 12 おくりびと

ツヤ子「大ちゃん、優しい子だからの。全部、自分で引き受けてしまうのよ」

1:00:25頃 大悟のことを小さい時から知っている鶴乃湯のツヤ子が、大悟の妻で・・・ある美香に語る言葉。チェロを買った時に1,800万円の借金をしたことを美香に内緒にするなど、大悟には大切なことを美香に話さない部分があった。そして今も、大悟は仕事の内容を美香に隠していた。 ・・・
セリフ・名言 13 おくりびと

上村「あー私、死んだらこの人にやってもらいたいって思った。なんかね、全然違うのね、あの人」

1:07:30頃 NKエージェントで内勤として働く上村。働くきっかけについて大悟・・・から聞かれた上村の答え。上村は、佐々木の納棺の仕事ぶりを見て、一気に引き込まれたことを語る。大悟もまた、佐々木の納棺の様子を見て引き込まれていた。 ・・・
セリフ・名言 14 おくりびと

美香「触らないで!穢らわしい!」

1:13:15頃 大悟の仕事を美香が知る。結婚式場で働いていると思っていた美香は・・・ショックを受け、仕事をやめるよう大悟に頼む。答えに窮する大悟を見た美香は、実家に戻ることを決意する。止めようとする大悟に美香が叫ぶ言葉。美香の言葉に大悟は大きなショックを受ける。 ・・・
セリフ・名言 15 おくりびと

佐々木「これだってご遺体だよ。生き物が生き物を食って生きてる、だろ?」

1:19:15頃 納棺師の仕事をいやがり、妻の美香が実家に戻ってしまった大悟。世・・・間からさげすまれる仕事をしていることに気づいた大悟は、退職を決意する。社長の佐々木に退職の意志を告げようとした大悟は、火であぶったふぐの白子を食べる佐々木から、生き物が生き物を食べて生きていることを聞かされる。 ・・・
セリフ・名言 16 おくりびと

佐々木「死ぬ気になれなきゃ食うしかない。食うんなら、うまい方がいい」

1:19:40頃 退職を決意した大悟が、社長の佐々木の元にやって来る。火であぶっ・・・たふぐの白子を食べる佐々木から、生き物が生き物を食べて生きていることを聞かされる。そして、生きていく限りは生き物を食べていくしかないことを語る。 ・・・
セリフ・名言 17 おくりびと

佐々木「うまいんだよなあ、困ったことに」

1:20:05頃 退職を決意した大悟が、社長の佐々木の元にやって来る。火であぶっ・・・たふぐの白子を食べる佐々木から、生き物が生き物を食べて生きていることを聞かされる。そして、生きていく限りは生き物を食べていくしかないことを語る。佐々木から白子を勧められた大悟は、舌鼓を打つ。大悟は納棺師を続ける決意をする。「うまいんだよなあ・・・
セリフ・名言 18 おくりびと

留男の父「ほほ笑んでいる顔を見て思い出したんです。おなごの格好してたって、やっぱあいつはおいの子だのうって・・・」

1:22:50頃 大悟が初めて納棺を手がけることになる。遺体が女性だと思っていた・・・大悟は、体を拭いている時に男性であることに気づく。遺族に確認の上、大悟は女性の化粧を施す。帰り際に、亡くなった留男の父親が述べる感謝の言葉。 ・・・
セリフ・名言 19 おくりびと

平田「ありがとの。また会おうの」

1:41:30頃 鶴乃湯のツヤ子が急死する。鶴乃湯の常連で火葬場の職員の平田が、・・・棺の扉を閉める時にツヤ子につぶやきかける言葉。このあと平田は、死についての考えを語り、多くの人々に「また会おうの」と声をかけてきたことを語る。 ・・・
セリフ・名言 20 おくりびと

平田「長えことここさいっと、つくづく思うのやの。死は門だなって」

1:44:00頃 鶴乃湯の常連である平田が、火葬場の職員であることが明らかになる・・・。鶴乃湯を手がけてきたツヤ子が急死する。ツヤ子の入った棺に火を付ける前に、平田がツヤ子の息子に語る言葉。ツヤ子の棺の扉を閉じる時にも、平田は「また会おうの」と声をかけていた。 ・・・
セリフ・名言 21 おくりびと

大悟「昔さ、人間が文字を知らなかったくらいの大昔ね。自分の気持ちに似た石を探して、相手に贈ったんだって」

1:46:50頃 ツヤ子の葬儀の後、河原にやってきた大悟と美香。大悟は1つの石を・・・美香に渡す。そして、父親から教えてくれた石文について話をする。美香は石を握って目をつむり、大悟にお礼を言うが、何を感じたかは言わない。そして美香は、大悟が持っている石が、音信不通の父親が石文としてくれた石であることに気づく。 ・・・
セリフ・名言 22 おくりびと

大悟「子どもを捨てた親って、みんなそうなんですか?だとしたら無責任すぎるよ!」

1:52:55頃 小さい頃に家を出たまま音信不通となっていた父親が亡くなったこと・・・を大悟が知る。父親にわだかまりを持つ大悟は、遺体を引き取りにいくこと拒否する。そんな大悟に、上村が子どもを捨てて家を出てきた過去を語り、最後に父親と会ってあげるように頼む。大悟は感情をあらわにする。だが大悟は、考えを変えて父親の元に向かうこ・・・
セリフ・名言 23 おくりびと

佐々木「おい、好きなの持ってけ」

1:54:40頃 音信不通となっていた父親の死を聞いた大悟は、ためらないながらも・・・遺体を引き取りに向かうことにする。そんな大悟に対し、佐々木がオフィスにある棺のうち好きなのを持っていくように話す。大悟は一番高い棺を持っていく。 ・・・
セリフ・名言 24 おくりびと

大悟「オヤジ・・・オヤジだ・・・」

2:03:45頃 大悟は、小さい頃に家を出た父親の顔を覚えていなかった。自ら父を・・・納棺する途中で、小さい頃の大悟が石文として渡した石を、父親が握っていることに気づく。さらに、父親の頬に綿を詰め、ヒゲをそった大悟は、小さい頃に見た父親の顔をはっきりと思い出すのだった。 ・・・
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