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バケモノ界、渋天街

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「バケモノの子」は、人間の世界とは別にバケモノたちが住む「バケモノ界」が存在するという設定である。バケモノ界には、さまざまなタイプの獣人が住んでいる。人間は闇を抱える危険があるため、バケモノ界に人間を住まわせることは禁忌とされている。各地を治める宗師と呼ばれる存在がおり、宗師はやがて神様となる。

人間界の渋谷に相応するバケモノ界の場所は「渋天街」と呼ばれており、ウサギの獣人が宗師を務めている。渋谷と同じようにすり鉢状の場所に10万ものバケモノたちが住んでいる。バケモノたちの生活は工業化されておらず、染め物、織物、鍛冶といった仕事をするバケモノたちの姿が見られる。刀を携帯するバケモノもいるが、宗師の命令で刀を抜くことは許されず、鞘と柄（つか）はヒモで結ばれている。また、巨大スタジアムも存在し、熊徹と猪王山の対決で使われる。

渋天街の描写にあたっては、実際の渋谷がモデルとなっている。高さは異なるものの道路の場所などは渋谷と同じように描かれており、熊徹と猪王山が路上で戦う場所はスクランブル交差点にあたるという。

「バケモノの子」の関連項目

人物 2 バケモノの子

熊徹

俳優：役所広司熊徹は、クマの容姿をしたバケモノ界の住人である、映画「バケモノの子」の登場キャラ・・・クター。類まれな怪力の持ち主で、猪王山とともに次期宗師候補の1人である。知り合いは少なく、多々良と百秋坊の他に親しい者はいない。また、粗暴な性格から弟子も子どももいない（かつて取った弟子は午前中で逃げ出してしまっていた）次期宗師を決める戦い・・・

人物 7 バケモノの子

猪王山

俳優：山路和弘猪王山は、オオカミの容姿をした渋天街の長である、映画「バケモノの子」の登場キャラ・・・クター。次期宗師候補の最有力とされている。心が広く、礼儀もわきまえており、多くの者たちから慕われている。一郎彦と二郎丸の2人の息子がいる。忙しくて子どもたちと過ごす時間をなかなか作れないものの、子どもたちからも尊敬されている。熊徹が人間・・・

人物 6 バケモノの子

宗師/卯月

俳優：津川雅彦宗師/卯月は、ウサギの容姿をした渋天街の長である、映画「バケモノの子」の登場キャ・・・ラクター。宗師を引退して神になることに決めたが、何の神になるかを決めあぐねている。次期宗師候補の1人である熊徹に対して弟子を取るように勧め、本来は人間をバケモノ界に入れることは禁じられているが、九太を弟子にすることを認める。また、熊徹に世界・・・

キーワード 11 バケモノの子

宗師

バケモノ界では、各地を宗師と呼ばれる存在が治めている。宗師はやがて神様となり、別・・・の者が宗師となる。渋天街の宗師はウサギの獣人であり、神様になることを決めるものの、8年に渡って何の神様になるかを決められずにいる。迷ったあげく、「決断力の神」となることに決める。熊徹や九太たちは、渋天街の宗師から招待状をもらい、世界中の・・・

人物 4 バケモノの子

多々良

俳優：大泉洋多々良は、サルの容姿をしたバケモノ界の住人である、映画「バケモノの子」の登場キャ・・・ラクター。熊徹や百秋坊とは旧知の仲。口が悪い。熊徹の弟子となった九太のことを最初は厄介者と感じており、覚悟がないなら人間の世界に帰るように言う。一方で、師匠として教え方が分からない熊徹には、かつての自分がどうして欲しかったかを考えるようにア・・・