キーワード 硫黄島、トンネル
硫黄島、トンネル
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硫黄島は、1945年2月から1カ月強の期間に渡って行われた大日本帝国軍と米軍の戦闘の場となった場所である。日本本土防衛の最後の砦と位置づけられていた。圧倒的な戦力差から当初は5日で終わると言われていたが、総司令官の栗林による洞窟に立てこもっての徹底抗戦によって長期に渡る戦いとなり、戦死・戦傷者数の合計ではアメリカ軍が日本軍を上回る激戦となった。
戦後の硫黄島は許可なしには立ち入れない場所となり、「硫黄島からの手紙」の撮影にあたっては、1日だけロケ撮影が許可された。栗林が砂浜で作戦を立てるシーンや、島の全体を映し出すシーンが撮影された。
「硫黄島からの手紙」の関連項目
人物 1
硫黄島からの手紙
俳優:渡辺謙
栗林忠道は、大日本帝国陸軍の中将である、映画「硫黄島からの手紙」の登場人物。実在・・・の人物である。「硫黄島の手紙」では以下のように描かれている。
かつてアメリカ駐在の経験があり、その時に贈られた拳銃(コルト)を大切にしている。アメリカ軍の将校に対し、「アメリカと日本は戦争をするべきではないが、戦いとなったら信念に従う」と・・・
人物 2
硫黄島からの手紙
俳優:二宮和也
西郷昇は、大日本帝国陸軍第312連隊の一等兵である、映画「硫黄島からの手紙」の登・・・場人物。かつては大宮でパン屋を営んでいたが、道具を供出させられたために廃業。妻の花子が妊娠中に召集令状を受け取り、硫黄島へと派遣される。娘の顔を見れておらず、生きて帰りたいと強く願っている。銃の扱いは下手で、戦闘では弾薬を運ぶ係を担当してい・・・
人物 3
硫黄島からの手紙
俳優:伊原剛志
西竹一は、大日本帝国陸軍の中佐である、映画「硫黄島からの手紙」の登場人物。バロン・・・西とも呼ばれていた実在の人物である。「硫黄島の手紙」では以下のように描かれている。
1932年のロサンゼルスオリンピックの馬術で、愛馬ウラヌスに乗って金メダルを獲得。カリフォルニアに住んでいたことがあり、流暢な英語を話す。メアリー・ピック・・・
人物 4
硫黄島からの手紙
俳優:加瀬亮
清水洋一は、大日本帝国陸軍の上等兵である、映画「硫黄島からの手紙」の登場人物。元・・・憲兵だったが、憲兵として配属されて5日目に、上官に命じられた犬殺しを実行しなかったことが発覚してクビになる。その後、兵士として硫黄島に派遣される。「アメリカ兵は腰抜け」といったこれまでに教わってきた言葉を鵜呑みにしていたものの、戦闘を通じて・・・
人物 5
硫黄島からの手紙
俳優:中村獅童
伊藤は、大日本帝国海軍の大尉である、映画「硫黄島からの手紙」の登場人物。栗林の考・・・えに反対の立場を取っている。アメリカ軍との戦闘では、摺鉢山から退却してきた西郷と清水を「卑怯者」と斬首しようとするが、栗林によって止められる。その後、栗林の命令に反して摺鉢山の奪還に向かおうとするが、米軍の攻撃を受けて退却。そこに合流した西・・・
その他の「硫黄島からの手紙」のキーワード
キーワード 5
硫黄島からの手紙
「硫黄島からの手紙」は日本側の視点で描かれているため、アメリカ兵は敵兵として以外・・・にはほとんど描かれていない。その中で、西が助けた若い兵士が持つ母からの手紙の内容が日本人と変わらないことが描かれている。また、投降した清水が、日本軍に狙われることを恐れた米兵によって撃ち殺される描写もある。栗林や西はアメリカに住んでいた時期・・・
キーワード 6
硫黄島からの手紙
「硫黄島からの手紙」では、戦局の悪化によって硫黄島への援軍は見込めないこと、陸軍・・・と海軍の対立、潔く玉砕することをよしとする士官と徹底抗戦を実行させようとする栗林の確執が描かれている。また、多くの外国で作られた日本を描いた作品とは異なり、日本人俳優が日本人の役を演じる、これまでにない作品となっている。
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キーワード 7
硫黄島からの手紙
西郷と同じ部隊となる清水は、元憲兵隊である。訓練を受けた場所や身のこなしで西郷た・・・ちは憲兵と気づく。かつてパン屋をしていた頃に商品を無料で持っていく憲兵に手を焼いた経験から、西郷は憲兵を嫌っており、清水のこともよく思っていない。だがのちに、清水は上官の命令通りに吠える犬を殺せず、5日で憲兵をクビになっていたことが明らかに・・・
キーワード 8
硫黄島からの手紙
西郷がかつて大宮で開いたのはパン屋である。物資がある時はカステラやアンパンなどを・・・作っていたが、憲兵によって商品をタダで持って行かれ、最後は道具を供出させられて廃業したことが西郷から語られる。またこの時の経験から、憲兵や元憲兵で同じ隊となった清水に対してよい感情を持っていないことが描かれている。
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キーワード 9
硫黄島からの手紙
硫黄島の戦いが勝ち目のないことを理解している日本軍の士官は、華々しく玉砕すること・・・を求めている。だが司令官である栗林は、1日でも長く硫黄島を守ることを考え、洞窟を掘って徹底抗戦を選択する。アメリカ軍が上陸した時には、栗林は守りきれなくなった摺鉢山の指揮官の足立から玉砕の許可を求められるが許可しない。だが、足立は栗林の命令・・・