耳をすませば

耳をすませば
公開年
1995年
製作国
日本
監督
近藤喜文
出演
(声)本名陽子、高橋一生、小林桂樹、立花隆、室井滋、山下容莉枝、佳山麻衣子、露口茂
「耳をすませば」は、スタジオ・ジブリが制作したアニメーション映画。柊あおいの漫画作品を原作に、近藤喜文が監督した。制作・製作総指揮・脚本を宮崎駿が担当している。本が大好きな中学三年生の月島雫と、バイオリン職人を目指す天沢聖司が、ひかれ合いながら成長していく姿を描く。ジョン・デンバーの曲「カントリー・ロード」を日本語訳した歌が使われている。

近藤喜文の初監督作であり、1998年に近藤は亡くなったため、唯一の監督作となった。また、日本映画で初めてドルビーデジタルが採用された作品でもある。配給収入は18億円を超え、1995年の日本映画の1位となった。劇場公開時には、CHAGE & ASKAの楽曲「On Your Mark」のプロモーション短編「On Your Mark」(宮崎駿が監督)が同時上映された。
人物 1 耳をすませば

月島 雫

俳優:本名 陽子 月島雫は、読書好きの中学3年生の少女である、映画「耳をすませば」の登場人物。図書・・・館員の父の靖也、社会人学生として大学院に通う母の朝子、大学生の姉の汐と、小さなアパートで暮らしている。読書が好きで、学校と市立図書館で多くの本を借りて読んでいる。親友は夕子で、男子の杉村とも仲がいい。 夏休み中に多くの本を読むことを目的と・・・
人物 2 耳をすませば

天沢 聖司

俳優:高橋 一生 天沢聖司は、バイオリン職人を目指している中学生である、映画「耳をすませば」の登場・・・人物。祖父の西が営む古道具屋「地球屋」にある工房で、バイオリン作りの練習をしている。中学を卒業したら、イタリアのクレモーナに修行に行きたいと思っているが、家族から反対されている。雫のことが以前から気になっており、雫に気づかれるために、雫が読・・・
人物 3 耳をすませば

西 司朗

俳優:小林 桂樹 西司朗は、天沢聖司の祖父で古道具屋「地球屋」を営んでいる、映画「耳をすませば」の・・・登場人物。戦前はドイツに留学していた。その時に、店に置かれていたネコのバロンの人形を気に入るが、バロンは修理に出している恋人の人形とセットのために売ってもらえなかった。だが、ルイーゼという女性が、修理から戻ってきた恋人の人形を買って、日本に・・・
セリフ・名言 1 耳をすませば

聖司「さて、どうしてでしょう?」

0:12:25頃 図書館で借りた本を学校のベンチに忘れた雫。ベンチに取りに戻ると・・・、1人の少年が雫の借りた本を読んでいた。少年は、雫の名前を知っていた。「どうして?」と聞く雫に少年は謎めいた答えをする。このセリフは、地球屋に忘れた父の弁当を少年が届けてくれた時、「どうして?」と聞く雫に、再び少年が使う(0:28:35頃)・・・
セリフ・名言 2 耳をすませば

雫「あーあ、せっかく物語が始まりそうだったのに・・・」

0:19:00頃 ある日、市立図書館に向かうために電車に乗った雫は、太ったネコが・・・乗っていることに気づく。雫の横に座ったネコは、雫と同じ駅で降りていく。図書館の方に向かっていくネコを追いかける雫。だが、信号待ちしている間に、ネコを見失ってしまう。本や物語が好きな雫の一言。・・・
セリフ・名言 3 耳をすませば

西「そうか、お嬢さんはドワーフを知ってる人なんだね」

0:26:10頃 一度は見失ったネコを再び見つけた雫。ネコを追いかけた雫は、丘の・・・上にある古道具屋「地球屋」を見つける。興味をそそられた雫が中に入ると、主人のおじいさんが声をかけてくる。古時計の修理を終えたおじいさんが時計を動かすと、オルゴールの音色とともに宝石を発掘するドワーフの人形が動き出す。物語が好きな雫はドワーフ・・・
音楽 1 耳をすませば

カントリー・ロード

「カントリー・ロード」は、1971年にアメリカの歌手のジョン・デンバーが発表した・・・曲。日本でのタイトルは「故郷に帰りたい」だった。1974年には、オリビア・ニュートン・ジョンがカバーし、ヒットした。「耳をすませば」では、オープニングでオリビア・ニュートン・ジョンの歌声が使われている。 コーラス部の後輩に贈るために、夕子・・・
音楽 2 耳をすませば

サントラ、スコア

「耳をすませば」の音楽を担当しているのは、野見祐二。発売されているサウンドトラッ・・・ク(サントラ)には、以下の曲が収録されている。 1. 丘の町 2. 猫を追いかけて 3. 地球屋 4. エルフの女王 5. 夏の終わり 6. 打ち明け話 7. 電車に揺られて 8. 丘の上,微風あり 9. エンゲルス・ツィマー(天使の部屋・・・
キーワード 1 耳をすませば

バイオリン、楽器

天沢聖司はバイオリン職人を目指しており、祖父の西のアトリエを借りてバイオリン作り・・・に励んでいる。中学を卒業したら、イタリアのクレモーナに修行に行きたいと考えている。だが、家族から反対されており、賛成してくれるのは西だけである。雫は、バイオリン職人を目指している聖司の姿に感嘆する一方で、目標のない自分を見つめ直すことになる・・・
キーワード 2 耳をすませば

読書、図書館、読書カード

大の読書好きの雫は、夏休みの間に大量の本を読むために、学校の図書館と市立図書館を・・・フル活用している。学校の図書館が閉まっている時に、保健室の高坂先生に頼んで開けてもらうほどである。自分が借りた多くの本の読書カードに、「天沢聖司」という人物の名前があることに気づき、興味を持つ。また、学校の図書館には「天沢文庫」から寄贈され・・・
キーワード 3 耳をすませば

古道具屋「地球屋」

「地球屋」は、雫が通う市立図書館の真上にあたる丘の上にある古道具屋。裏口やベラン・・・ダからは、町が一望できる。西司朗が1人で営んでいる。不定休で、開いていることの方が少ないという。電車に乗るネコの後をついていった雫が偶然見つけて中に入り、ネコの人形(バロン)に興味を持つ。また、城にあったという大きなからくり時計が動くところ・・・
作品一覧