登場人物・キャスト　おおかみこどもの雨と雪

雨(西井幸人、加部亜門)

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雨は、花の娘で「おおかみこども」である、映画「おおかみこどもの雨と雪」の登場人物。花とおおかみおとこの長女として生まれ、自身も「おおかみこども」である。雨が降る日に生まれたことから、「雨」と名づけられた。虫や動物を怖がらないおてんばの姉の雪とは対照的に、幼い頃から臆病で体が弱かった。田舎の古民家に引っ越したときには、東京に帰りたがる姿を見せる。

雪が積もった日に、初めて獲物を取れると感じてカワセミに襲いかかるものの、川に転落してしまったところを、雪に助けられる。その日を境にして、変わっていく。自然観察員として働き始めた花と一緒に山に行くようになり、施設で飼われたおおかみを見たりする。

小学校に通う年齢となるが、徐々に学校には行かず、山に行くことが多くなる。1人で山に行くようになり、「先生」と呼ぶキツネから、山のことや狩りの方法などのおおかみとして必要なことを教わるようになる。そのことは秘密にしていたが、花にだけは教える。

おおかみとして生きる楽しさを知るようになり、人間として生きる決意をした雪とケンカになったりもする。10歳の夏に、「先生」が死にかけていることから、自分が「先生」のあとを継ぐことを決意する。そのことを知った花からは止められる。豪雨の日に山に向かい、追ってきた花が気を失っているのを見つけ、安全な駐車場まで運んでいく。目を覚ました花から戻ってくるように言われるが、おおかみとして山で生きる道を選ぶ。

・小さい頃は、物語で悪者として登場することが多いおおかみであることを嫌がって泣いたりもする。だが、雪が人間として生きようとするのとは対照的に、おおかみとして生きることを決意する。

キャスト

少年期の雨の声を担当しているのは、西井幸人。公開時17歳頃。渡辺修哉役を演じた「告白」(2010)などでも知られる。同時期の映画出演作には「悪の教典」(2012)、「鈴木先生」(2013)などがある。

幼年期の雨の声を担当しているのは、加部亜門。公開時9歳頃。

雨「みんなに嫌われて、最後には殺される。だったら僕・・・おおかみはイヤだ」

0:40:20頃おおかみこどもである雨は、姉の雪と異なり、体が弱くて臆病な性格・・・だった。そんな雨が涙を流しながら、母の花に訴える。おおかみであることを嫌がる雨だったが、成長にするにつれて、考えが変わっていく。・・・

セリフ・名言 16 おおかみこどもの雨と雪

花「雨、もう山に行っちゃダメ。いい？あなたはまだ10歳なの。子どもなの。たとえ、おおかみの10歳が十分な大人でも、あなたは・・・」

1:26:05頃山に住むキツネを「先生」として、おおかみとしての山での生活を学・・・んでいた雨。そんな雨の姿に心配している花。雨の言葉を聞いた花は、雨が人間としてではなくおおかみとして生きていこうとしていることに気づく。・・・

セリフ・名言 17 おおかみこどもの雨と雪

花「雨・・・どこかで震えてるんじゃない？帰れなくて・・・泣いてるんじゃ・・・。私が・・・守って・・・あげなきゃ・・・。私が・・・守って・・・」

1:40:25頃集中豪雨が降った日、山に入っていく雨に気づいた花は、雨を追いか・・・けていく。だが、バランスを崩して斜面から落ち、気を失ってしまう。気を失う前の花の言葉。花にとって、雨はまだ10歳のか弱い息子だった。・・・

セリフ・名言 19 おおかみこどもの雨と雪

彼「雨なら大丈夫だよ。大丈夫、もう大人だよ」

1:45:50頃集中豪雨の日、山に入っていった雨を追っていき、斜面から落ちて気・・・を失った花は、夢を見る。夢の中での「彼」とのやりとり。雨を心配する花に、「彼」は安心するように語る。このあと、花を見つけた雨によって、花は駐車場まで運ばれる。・・・

セリフ・名言 20 おおかみこどもの雨と雪

花「元気で・・・しっかり生きて！」

1:48:45頃雨を追って山にやって来た花は、斜面を落ちて気を失ってしまう。そ・・・んな花を見つけた雨は、花を抱えて安全な駐車場まで運んでやる。目を覚ました花は山へ向かう雨を止めるものの、雨はおおかみとなって山に去っていく。涙を流す花だったが、雨の遠ぼえを聞き、「しっかり生きて！」と笑顔で雨にエールを送る。・・・