登場人物・キャスト　そして父になる

野々宮良多(福山雅治)

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野々宮良多は、一流企業に勤めるエリートサラリーマンである、映画「そして父になる」の登場人物。新宿の大規模な再開発プロジェクトのリーダーを務めており、タワーマンションで妻のみどり、息子の慶多と暮らしている。仕事に忙しくて慶多をあまりかまってやれないでいるが、仕事のために仕方ないと思っている。慶多にはピアノを習わせ、私立の小学校に通わせるなど、英才教育を施すものの、おっとりとした性格で競争心のない慶多に不満を抱いてもいる。

慶多の出産時に赤ん坊の取り違えがあり、慶多が別人の子であることが発覚する。ショックを受けながらも、慶多が自分と性格が異なることから「やっぱり」とつぶやく姿を見せる。また、みどりに対して「母親なのにどうしても分からなかったんだ」と責めたりもする。

取り違えの相手である斎木家の雄大とゆかりの夫婦と面会し、血のつながった息子の名前が琉晴であることを知る。とりあえずショッピングモールで、家族同士で会うことになる。子どもたちはすぐに打ち解け合うものの、雄大はがさつな斎木家に反発を感じ、上司の何気ない一言もあり、慶多と琉晴の両方を引き取れないかと考えるようになる。病院との裁判を任せている知人の弁護士に、両方引き取る考えを話すが、否定的な答えをもらう。

その後、慶多と琉晴を週末に互いの家に宿泊させることになり、慶多には大人になるための“ミッション”と説明する。琉晴が宿泊に来た日には、仕事が忙しいために琉晴と過ごす時間を作れない。一方で、慶多が雄大になついていることを感じ取り、嫉妬心を抱く。また、雄大から子どもともっとふれあう時間を増やすように諭されて、不快感を抱く。ある時、斎木家の家計が苦しいことを知り、慶多と琉晴の両方を引き取る話をし、雄大とゆかりの怒りを買う。

もやもやを抱えながらも、慶多と琉晴を交換することになり、慶多には「戻ってきはいけない」と話をする。一緒に住むようになった琉晴となかなか打ち解けられず、琉晴が家出して斎木家に戻ってしまう。だが、自分も両親が離婚して離ればなれになった母に会いたくて家出したことを思い出す。

琉晴と徐々に打ち解けるようになる。琉晴が雄大やゆかりと会いたがっていることを知っても、琉晴の気持ちを受け入れるようになる。また、慶多が自分が知らないところで自分の写真を撮影していたことを知り、涙ぐむ。琉晴を連れてみどりと斎木家に行き、逃げ出した慶多に出来損ないの父親だったと話し、「ミッションは終わりだ」と宣言。慶多を抱きしめる。

・父親について、昔からの付き合いで弁護士の鈴本から「昔からファザコンだった」と言われる。その父親からは「これから琉晴はますますおまえに似てくる」と血のつながりの強さを語られる。一方で、継母ののぶ子からは、「血がつながっていなくても家族として生きていける」という話をされる。

・町の電気屋をしている雄大のことを当初は下に見ている。そんな雄大が故障したおもちゃを直すことを褒める慶多にいら立ちを見せる。また、琉晴から壊れたラジコンを直すように頼まれてもすぐに直せない。「今度家に帰ったらパパに直してもらう」と琉晴に言われ、意地になって直そうとする。

・雄大からは、子どもとふれあい時間が短いことを指摘され、琉晴と「たこ揚げをしてあげてくれ」と頼まれる。だが、一緒にたこ揚げをする時間を作らず、たこ揚げをして遊ぶ子どもたちを見た琉晴は家出をして斎木家に戻ってしまう。

・わざと赤ん坊をすり替えた看護師から誠意として贈られた現金を帰しに行く。その時に、血のつながっていない看護師の息子が継母を守ろうとする姿を見る。その後、継母ののぶ子に電話をして、過去について謝ろうとする。

キャスト

野々宮良多を演じているのは福山雅治。公開時44歳頃。本作で、日本アカデミー賞優秀主演男優賞に選ばれた。同時期の映画出演作には、「真夏の方程式」(2013)、「るろうに剣心京都大火編」(2014) 、「るろうに剣心伝説の最期編」(2014)などがある。

その他の「そして父になる」の登場人物・キャスト

人物 2 そして父になる

野々宮みどり

俳優：尾野真千子野々宮みどりは、野々宮良多の妻である、映画「そして父になる」の登場人物。良多とは・・・元同僚で、息子との慶多を出産する。慶多を出産した時に産後の出血がひどく、数日間にわたり意識が朦朧としていた。また、これ以上子どもが産めない体となった。良多の考えで、慶多にピアノを習わせ、私立の小学校に通わせるなど英才教育をさせるものの、みど・・・

人物 3 そして父になる

斎木雄大

俳優：リリー・フランキー斎木雄大は、群馬県で電気屋「つたや商店」を経営している、映画「そして父になる」の・・・登場人物。妻はゆかりで、息子の琉晴と大和、娘の実結の3人の子どもがいる。仕事に熱心ではなく、ゆかりからは冗談半分にいつも叱咤されている。一緒に風呂に入ったり、一緒に遊んだりと、子どもたちと一緒に過ごす時間を大切にしている。生まれて間もな・・・

人物 4 そして父になる

斎木ゆかり

俳優：真木よう子斎木ゆかりは、雄大の妻である、映画「そして父になる」の登場人物。雄大との間には、・・・息子の琉晴と大和、娘の実結の3人の子どもがいる。のんびりと電気屋の仕事をしている雄大や子どもたちを、時に言葉が荒い時もあるものの、大らかに包んでいる。弁当屋でパートをし、苦しい家計を切り盛りしている。取り違えが分かった後には、みどりと連・・・

人物 5 そして父になる

野々宮慶多

俳優：二宮慶多野々宮慶多は、良多とみどりの子として育った、映画「そして父になる」の登場人物。お・・・っとりと優しい性格で、競争心が小さい。私立の小学校の面接で、良多はそのことを長所と短所の両方であげる。良多の意向でピアノを習っているが、うまくなりたいという気持ちはなく、良多に褒めてもらえるために続けている。生まれた時に病院で取り違えが・・・

人物 6 そして父になる

斎木琉晴

俳優：黄升炫斎木琉晴は、雄大とゆかりの子として育った、映画「そして父になる」の登場人物。生ま・・・れた日の天気が良かったことから、琉球の「琉」と晴れの「晴」で琉晴と名づけられた。ヤンチャな性格だが、小さい時は1人で夜中にトイレに行けないくらい怖がりだった。だが、下の子ができてお兄ちゃんらしくなったとゆかりが語る。生まれた時に病院で取・・・