登場人物・キャスト バケモノの子
九太/蓮(宮崎 あおい/染谷 将太)
重要な部分に触れている場合があります。
九太/蓮は、人間界とバケモノ界を行き来することになる、映画「バケモノの子」の登場人物。本名は蓮だが、バケモノ界では名を名乗らなかったために、9歳であることから熊徹に「九太」と名づけられる。両親の離婚後、9歳で母を交通事故で失う。親戚の家に引き取られることになるが、反発して家出。渋谷にいた時に、人間界に来ていた熊徹に声をかけられる。熊徹のあとを追いかけてバケモノ界に迷い込む。
弟子にするという熊徹の元から逃げようとするが、人間界への戻り方が分からない。また、誰も味方がいない中で猪王山と戦う熊徹の姿に強さを感じ、強くなるために熊徹の弟子となる。熊徹の教え方が雑なこともあり、熊徹との間には口論が絶えない。だが、熊徹の動きをまねすることで軽やかな動きを身につけ、熊徹の攻撃をかわせるようになる。熊徹には身のこなしを教え、熊徹からはパンチや剣などの攻撃を教わる。
8年がたち、たくましい青年に成長する。ある日、人間界に戻る方法を見つけ、図書館で楓という女子高生と知り合う。楓から勉強を教わり、すぐに学力をつけていく。大学受験を考えるようになり、住民票を調べに行き、父親の現住所を知る。父と再会を果たし、人間界に戻ることを考えるようになる。熊徹に相談しようとするが、熊徹が聞く耳を持たないためにケンカ別れしてしまう。
父と一緒に暮らそうとするが、自分の過去を「つらい」と決めつける言動に反発。どうして良いか分からず、心の中の闇が増幅していることに気づく。だが、楓と会って落ち着きを取り戻す。バケモノ界に戻り、熊徹と猪王山の新しい宗師を決めるスタジアムでの戦いを客席から見守る。劣勢となった熊徹に罵声混じりに檄を飛ばし、熊徹の勝利に貢献する。勝利した熊徹が、猪王山の息子である一郎彦によって剣で刺され、怒りに任せて一郎彦を殺そうとするがギリギリのタイミングで思いとどまる。
一郎彦が自分と同じ人間であることを知り、闇を抱えた一郎彦を止めるために渋谷に向かう。楓とともに渋谷から人気の少ない代々木に場所に移動し、一郎彦の闇を飲み込んだ上で自分が死ぬことで決着をつけようとする。そこに現れた多々良たちから、神となった熊徹の化身である剣を受け取る。剣を胸に吸い込ませ、熊徹の力も借りて一郎彦を倒す。その後、人間界に戻ることに決め、父と暮らしながら大学受験を目指す。
・白くて小さい謎の生物と出会い、「チコ」と呼んでかわいがる。熊徹を殺した一郎彦を怒りに任せて殺そうとした時には、チコが顔の周りで動いたため(と楓から贈られたしおりが目に入り)、われに返る。
・母がよく作ってくれたハム入りオムレツのことを思い出して涙を流す。その後、再会した父もハム入りオムレツを作ろうと話す。また、生卵は苦手だったが、熊徹の弟子になるためにがんばって食べる姿を見せる。
・人間界に戻った時に、図書館でハーマン・メルヴィルの「白鯨」を読む。幼い頃には、「白くじら」のタイトルの絵本版を持っていたことが描かれている。
・9歳時は宮﨑あおいが、17歳時は染谷将太が声を担当している。
「バケモノの子」の関連項目
セリフ・名言 1
バケモノの子
0:05:50頃
9歳の蓮は、一緒に暮らしていた母を交通事故で失ってしまう。離婚・・・していた父は姿を見せず、蓮は悲しみと怒りを感じている。引っ越しの日、親戚に引き取られることになった蓮だが、反発して家を飛び出すのだった。
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セリフ・名言 3
バケモノの子
0:26:15頃
人間を弟子にしようとした熊徹を、猪王山が止めようとする。そのこ・・・とがきっかけで、2人は道で戦いとなる。人望のある猪王山はヤジ馬からの応援を受けるものの、熊徹を応援する者はいない。1人でも戦う熊徹に、九太は強さを感じる。
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セリフ・名言 4
バケモノの子
0:29:40頃
猪王山と道で戦いになった熊徹は倒されてしまう。だが、ヤジ馬たち・・・がみんな猪王山の応援をする中、1人で猪王山と戦う熊徹の姿に、九太は強さを感じていた。熊徹に反発していた九太だったが、弟子になることに決める。
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セリフ・名言 14
バケモノの子
1:10:40頃
9歳の時にいなくなった蓮と再会を果たした蓮の父。蓮の父は蓮との・・・距離を縮めようとするが、きちんと話を聞く前から蓮の過去を「つらい」と決めつけられたことに、バケモノ界で必死に生きてきた蓮(九太)は反発を覚える。
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セリフ・名言 19
バケモノの子
1:31:15頃
一郎彦によって腹に剣を突き刺された熊徹は昏睡状態に陥る。人間界・・・に向かった一郎彦を追いかけようとする九太。九太が復讐に向かうと考えた百秋坊は、復讐を否定し、九太を叱る。だが九太は、復讐を考えていたのではなかった。
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セリフ・名言 25
バケモノの子
1:48:35頃
剣に化身した熊徹の力を借りて、一郎彦から闇を追い出した九太。気・・・を失っている一郎彦に九太が掛ける言葉。九太は、自分も一郎彦のようになってしまっていたかもしれないと感じていた。楓からもらっていたお守りのしおりを手首から取った九太は、一郎彦に渡してやる。
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その他の「バケモノの子」の登場人物・キャスト
人物 2
バケモノの子
俳優:役所 広司
熊徹は、クマの容姿をしたバケモノ界の住人である、映画「バケモノの子」の登場キャラ・・・クター。類まれな怪力の持ち主で、猪王山とともに次期宗師候補の1人である。知り合いは少なく、多々良と百秋坊の他に親しい者はいない。また、粗暴な性格から弟子も子どももいない(かつて取った弟子は午前中で逃げ出してしまっていた)次期宗師を決める戦い・・・
人物 3
バケモノの子
俳優:広瀬 すず
楓は、九太が出会うことになる女子高生である、映画「バケモノの子」の登場人物。渋谷・・・の図書館で勉強をしている。学校では1年生の時から無視されていたと語られるが、友人と話す姿も見られる。幼稚園から受験続きで、親に理解されていないと感じている。そのため、優秀な成績を収めて、学費免除で大学に行き、家を出たいと考えている。
図書・・・
人物 4
バケモノの子
俳優:大泉 洋
多々良は、サルの容姿をしたバケモノ界の住人である、映画「バケモノの子」の登場キャ・・・ラクター。熊徹や百秋坊とは旧知の仲。口が悪い。熊徹の弟子となった九太のことを最初は厄介者と感じており、覚悟がないなら人間の世界に帰るように言う。一方で、師匠として教え方が分からない熊徹には、かつての自分がどうして欲しかったかを考えるようにア・・・
人物 5
バケモノの子
俳優:リリー・フランキー
百秋坊は、ブタの容姿をしたバケモノ界の住人である、映画「バケモノの子」の登場キャ・・・ラクター。熊徹や多々良とは旧知の仲。僧侶であり、穏やかな性格。バケモノ界に迷い込んでしまった九太を助け、熊徹の弟子となったことに心配しつつも優しく見守る。弟子として必要な、炊事、掃除、選択といった家事を教え、九太の飲み込みの早さに感心する。・・・
人物 6
バケモノの子
俳優:津川 雅彦
宗師/卯月は、ウサギの容姿をした渋天街の長である、映画「バケモノの子」の登場キャ・・・ラクター。宗師を引退して神になることに決めたが、何の神になるかを決めあぐねている。次期宗師候補の1人である熊徹に対して弟子を取るように勧め、本来は人間をバケモノ界に入れることは禁じられているが、九太を弟子にすることを認める。また、熊徹に世界・・・