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ヴィクター・ラズロは、レジスタンスの闘士のリーダーで、イルザの妻。収容所で死んだと思われていたが、生きていた。レジスタンス活動を継続するために、アメリカに渡ろうとしている。経由地のリスボンに向かうため、妻のイルザとともにカサブランカにやって来た。
ウーガーテから通行許可証を購入してリスボンに向かうはずだったが、ウーガーテが逮捕されたために入手できないうえ、ドイツ軍のシュトラッサー少佐に目をつけられてしまう。また、ウーガーテから購入するはずだった通行許可証を持っているリックから譲ってもらおうとするが、リックに拒否されてしまう。だが、最後はリックのはからいで、イルザとともにリスボンへと飛行機で飛び立っていく。
冷静に見えるが、うちに熱いものを秘めている。ドイツ兵たちが愛国歌「ラインの護り」を合唱するのに対して、「ラ・マルセイエーズ」をバンドに演奏させて自ら歌い、酒場の人々と大合唱になるシーンに顕著に現れている。