名シーン紹介 カサブランカ

ラズロと一緒に去るようにイルザを説得するリック

重要な部分に触れている場合があります。

時間: 1:35:45頃

見どころ
・次から次に出てくる名ゼリフ
・トレンチコート姿のリック
・リックとイルザを真横から撮影したショット

ハンフリー・ボガートの代名詞にもなっているトレンチコート姿、連発される名ゼリフ、ボギーとイングリッド・バーグマンのコンビネーションを堪能できる。

リック、イルザ、ラズロ、ルノー署長の4人は、飛行場へやって来る。飛行許可を出させるために、フランス警察署長のルノーを脅し、一緒に連れてきたのだ。リックに愛を告白したイルザは、リックと2人でカサブランカに残るつもりだった。だが、ラズロと一緒に去るようにリックに言われ、イルザは動揺する。そんなイルザをリックは説得する。

「もし、ラズロと一緒に飛行機に乗らなかったら、君は後悔するだろう。今日じゃないかもしれない、明日でもないかもしれない。だが、すぐに後悔する。そして、残りの人生ずっとだ」
If that plane leaves and you’re not with him, you’ll regret it. Maybe not today, maybe not tomorrow, but soon, and for the rest of your life.

「俺たちにはいつもパリがある」
We’ll always have Paris.

「俺は大した人間じゃないが、この狂った世界では、俺たち3人の問題なんて、取るに足らないことだってことくらい分かる」
I’m no good at being noble. But it doesn’t take much to see that the problems of three little people don’t amount to a hill of beans in this crazy world.」

「君の瞳に乾杯」
Here’s looking at you, kid.

説得で使われるリックのセリフは名ゼリフが満載だ。「俺たちにはいつもパリがある」は、AFI(アメリカ映画協会)が2005年に選出した「名ゼリフ100」の43位に選ばれている。「狂った世界」は、パリでイルザが口にした言葉だ。「君の瞳に乾杯」は、「カサブランカ」の中で4回使われている、その4回目だ。

この時のリックはトレンチコートを着ている。ハンフリー・ボガートの代名詞とも言えるトレンチコートだが、どの作品でも着ているわけではないし、「カサブランカ」の中でも着ているシーンはごく一部だ。それでも、代名詞となっているところに、「カサブランカ」の影響力の大きさが分かる。

リックとイルザの会話の最初の方は、2人の姿を真横から撮っている。「カサブランカ」では、同じ構図でリックとイルザが撮影されているシーンがいくつかある。たとえ撮影の際に、バーグマンより身長が低かったボガートが台の上に乗っていたとしても、出来上がった映画では、ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンの2人が向き合う姿はまさに「絵になる」という表現がぴったりだ。

登場人物・キャスト

カサブランカ IMDb
人物 1 カサブランカ

リック・ブレイン

俳優:ハンフリー・ボガート リック・ブレインは、カサブランカの酒場「カフェ・アメリカン」の経営者。かつては闘・・・士としてエチオピアやスペインのために活動していた。パリでイルザと出会い恋に落ちるも、パリ陥落の日にイルザに去られ、その後カサブランカに落ち着く。ヴィクター・ラズロとともに「カフェ・アメリカン」にやって来たイルザと再会。過去を思い出し、苦悩す・・・
カサブランカ IMDb
人物 2 カサブランカ

イルザ・ランド

俳優:イングリッド・バーグマン イルザ・ランドは、ヴィクター・ラズロの妻で、リックの元恋人。パリで知り合いになっ・・・たリックと恋仲になるが、パリがドイツに迫って来た時に、リックの前から姿を消す。その後、カサブランカで酒場を運営するリックの前に、夫ヴィクター・ラズロとともに姿を現す。 リックの店を訪れた際には、サムを呼び、思い出の曲「時の過ぎゆくままに(・・・

セリフ・名言

カサブランカ IMDb
セリフ・名言 28 カサブランカ

リック「君は後悔するだろう。今日や明日ではないかもしれない。だが、すぐにだ」

1:36:45頃 一緒に飛行機でカサブランカを去るとイルザに話していたリック。だ・・・が、リックは最初からイルザとラズロを出国させるつもりだった。戸惑うイルザにリックが言うセリフ。ラズロの仕事(レジスタンス活動)の重要さを訴え、リックはイルザを説得する。 ・・・
カサブランカ IMDb
セリフ・名言 29 カサブランカ

リック「俺たちにはいつでもパリがある」

1:37:00頃 ラズロとともに出国するように説得するリックとイルザのやりとり。・・・カサブランカでのリックとイルザは、パリでイルザがリックの前から姿を消したことから、常にギクシャクしていた。だが、前夜にイルザから事情を聞き、わだかまりは溶けて、かつての愛を取り戻していた。リックにとって、パリの思い出がどれほど大事だったこと・・・
カサブランカ IMDb
セリフ・名言 18 カサブランカ

リック「君の瞳に乾杯」

0:40:00頃 0:43:10頃 1:25:25頃 1:37:35頃 リックが・・・イルザに対して言う言葉。映画内で4回繰り返されている。直訳すると、「君を見ることに乾杯」という感じだが、日本では「君の瞳に乾杯」の意訳が有名。ちなみにこのセリフは、AFI(アメリカン・フィルム・インスティチュート)が2005年に選出した「名・・・

その他のシーン

シーン 6 カサブランカ

リックとルノーの友情の始まり

見どころ ・実は愛国者でもあったルノー ・捨てられるヴィシー水 ・「ルイ、これが・・・俺たちの友情の始まりだな」 リックとイルザの物語は終わり、リックとルノーの新しい友情が始まる。 イルザとラズロは飛行機に乗り込み、飛行機は滑走路へ向かう。そこに、ルノーからトラブルの連絡を受けていた、ナチスのシュトラッサー少佐がやって来・・・
シーン 1 カサブランカ

リックを”センチメンタリスト”と指摘するルノー

見どころ ・互いの本質を見抜いているリックとルノーの会話 ・ナチスへの意地を感じ・・・させるルノーの言葉と、相反する行動 アメリカ人のリックは、カサブランカでバーとカジノをやっている。怪しげなウーガーテからも信頼されており、ただ者ではない雰囲気を漂わせ、シニカルで謎めいてもいる。ルノーはカサブランカのフランス警察のトップだ・・・
シーン 2 カサブランカ

パリでの最後の時間

見どころ ・別れを決意して、涙目でぎこちない表情を見せるイルザ ・「crazy ・・・world」の伏線 ・「キスして。これが最後のようなキスを」 リックが回想する、イルザとのパリ最後の日の様子。ドイツ軍がパリに迫り、リックは当然のようにイルザと一緒に逃げ出そうとしている。イルザは、用事があるので駅で落ち合おうと言う。マル・・・
シーン 3 カサブランカ

素直になれないリック

見どころ ・未練に満ち溢れているが、素直になれないリック ・回りくどいイルザの説・・・明 ・頬で止まるイルザの涙 未練たっぷりだが素直になれず、イルザに冷たくあたる酔っぱらいのリックを見ることができる。 イルザとのパリの日々をリックが回想しているところに、当のイルザがやって来る。すでにかなり酔っ払っているリックはイルザに・・・
シーン 4 カサブランカ

リックに変わらぬ愛を告白するイルザ

見どころ ・あくまで冷たいリック ・リックに変わらぬ愛を告白するイルザ ・頬を流・・・れるイルザの涙 あくまでも冷たい態度を突き通すリックに、ついにイルザが折れる。 カサブランカから離れるための通行証を持つリック。ラズロに売ってくれと頼まれるも、リックは断る。理由を聞かれ、「イルザに聞け」とリックが答えたことを知ったイル・・・
ストーリー カサブランカ

ストーリー・あらすじ紹介

カサブランカのストーリー・あらすじ紹介。
人物 カサブランカ

登場人物紹介

カサブランカの登場人物紹介。
セリフ・名言 カサブランカ

セリフ紹介

カサブランカのセリフ紹介。
  • 作品

ロッキー2

公開年 1979年
製作国 アメリカ
監督  シルヴェスター・スタローン
出演  シルヴェスター・スタローン、タリア・シャイア
  • 作品

トップガン

公開年 1986年
製作国 アメリカ
監督  トニー・スコット
出演  トム・クルーズ、ケリー・マクギリス
  • 作品

ロッキー5/最後のドラマ

公開年 1990年
製作国 アメリカ
監督  ジョン・G・アヴィルドセン
出演  シルヴェスター・スタローン、タリア・シャイア
  • 作品

市民ケーン

公開年 1941年
製作国 アメリカ
監督  オーソン・ウェルズ
出演  オーソン・ウェルズ、ジョゼフ・コットン
  • 作品

シャイニング

公開年 1980年
製作国 アメリカ
監督  スタンリー・キューブリック
出演  ジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル
作品一覧