登場人物・キャスト　もののけ姫

アシタカ(松田洋治)

重要な部分に触れている場合があります。

アシタカは、タタリ神による呪いを解く方法を求めて西へと向かう、映画「もののけ姫」の登場人物。大和の国との戦に敗れて東国に住むエミシの若者。長となるべく教育を受けて育った。だが、タタリ神となって村を襲うイノシシ（ナゴの守）の命を奪った時に、死に至る呪いを右腕にかけられたことから、呪いを解く方法を求めて西へと向かう。

鉄を作るタタラ場にやって来て、タタラ場の主であるエボシ御前と森を破壊するタタラ場を恨む山犬や山犬に育てられた人間サンとの戦いに巻き込まれる。ナゴの守に報復のために山の神のイノシシとエボシ御前たちと間で戦いが起こった際には、エボシ御前が留守となったタタラ場を侍が襲っていることを知り、エボシ御前に伝えに行く。さらに、傷つきタタリ神になりかけた山の神の乙事主に取り込まれそうになったサンを助けに向かう。エボシ御前が石火矢ではねたシシ神の首を、ジコ坊が首おけに入れて持っていこうとするのを追いかけ、シシ神に首を返す。

・相手を滅ぼすことは恨みを生むだけと考え、タタラ場と森、人間と動物たちが共存できないかを常に考えている。

・大きな角の生えたヤックルに乗って移動する。胸を撃たれて気を失ったアシタカをヤックルが心配そうに見つめ続けるなど、ヤックルとの間には強い絆がある。

・タタリ神の呪いがかけられた右腕は、時折うごめき出す。また、ナゴの守をタタリ神にした石火矢を撃ったエボシ御前に、アシタカの意思とは関係なく、襲いかかろうとする。弓矢で侍の首を飛ばす、飛んできた矢をキャッチする、ゴンザの刀をグニャグニャに曲げる、胸を石火矢に撃ち抜かれても死なない、開けるのに10人必要な思い門の扉を1人で開けるなど、呪いによって特殊な力を発揮する。最初は右腕だけだったアザは、映画の後半では体にまで広がっている。

・人間でありながら山犬に育てられたサンを気にかけ、エボシ御前との戦いをやめさせようとする。瀕死で倒れた際に、人間を嫌うサンに殺されそうになる。だが、サンに「美しい」と言ったことから、思いとどまったサンに命を助けられる。サンにはエミシの村を出る時に、アシタカを慕う娘からもらった小刀を渡す。シシ神が死んだ後は、アシタカはタタラ場、サンは森と別々の場所でともに生きようと告げる。

・タタラ場のトキからは「いい男だね」と言われるほど端正な顔立ちをしており、タタラ場の女たちに気に入られる。

アシタカ「好きにさせておけば悪さはしない。森が豊かな印だ」

0:23:35頃傷ついた2人の男を助けたアシタカは、男たちのすみかであるタタラ・・・場に向かうために森を通る。森の中には白く小さな謎の生物である木霊がいた。木霊におびえる男（甲六）に語るアシタカの言葉。木霊はこの後、シシ神から流れ出た黒い液体によって森が枯れていくと一緒に死ぬ、森が再生されると再び姿を現す。・・・

セリフ・名言 15 もののけ姫

トキ「あら！やっぱりいい男じゃない！」

0:32:50頃頭巾から顔を出したアシタカを見たトキの言葉。トキ以外の女たちも・・・同じ意見で、アシタカが女たちと一緒にタタラを踏む時には、裾を気にする女もいる。・・・

セリフ・名言 20 もののけ姫

アシタカ「そなたの中には夜叉がいる。この娘の中にもだ」

0:50:30頃エボシ御前の命を狙ってタタラ場にやって来たサン。サンとエボシ御・・・前の斬り合いを止めたアシタカとエボシ御前のやりとり。エボシは山の神を殺し、サンは恨みからエボシ御前の命を狙っており、互いに憎しみ合っていた。・・・

セリフ・名言 21 もののけ姫

アシタカ「これ以上、憎しみに身を委ねるな！」」

0:50:45頃サンとエボシ御前の斬り合いを止めたアシタカ。暴れるサンに噛まれ・・・た右腕から姿を現したタタリ神を見せて叫ぶアシタカの言葉。アシタカは、人間と山の神であるイノシシの憎しみの果てにタタリ神になったナゴの守によって、右腕を呪われたのだった。・・・

セリフ・名言 22 もののけ姫

アシタカ「そなたは美しい・・・」

0:55:10頃サンとエボシ御前の斬り合いを止めたアシタカは、石火矢によって胸・・・を撃ち抜かれながらも、気絶したサンを抱えてタタラ場から連れて出す。だが、アシタカは瀕死の状態で倒れてしまう。目を覚ましたサンは、アシタカを殺そうとする。その時のサンとアシタカのやりとり。「美しい」と言われたアシタカは、殺すのをやめ、シシ神の・・・

セリフ・名言 25 もののけ姫

アシタカ「呪いが我が身を食い尽くすまで、苦しみ、生きろと・・・」

1:10:00頃エボシ御前と戦い、仲間のナゴの守が殺された報復をしようとする山・・・の神であるイノシシたち。そんなイノシシたちに、ナゴの守にとどめを刺したのは自分であると話したあとのアシタカの言葉。・・・

セリフ・名言 28 もののけ姫

アシタカ「分からぬ。だがともに生きることはできる」

1:20:40頃アシタカは人間だが山犬のモロの君に育てられ、山犬として生きてい・・・るサンを助けたいと思っている。だが、アシタカにもサンを救う方法はわからない。そんなアシタカと、サンを育てたモロの君のやりとり。モロの君はアシタカを一笑に付すが、この後サンには「アシタカとともに生きる道もある」と話す。・・・

セリフ・名言 32 もののけ姫

アシタカ「違う！森とタタラ場、双方生きる道はないのか？」

1:45:00頃エボシ御がシシ神退治で不在にしているタタラ場を、侍の軍勢を襲っ・・・ていた。そのことをアシタカはエボシ御前に伝える。それを聞いたエボシ御前とアシタカのやりとり。アシタカは常に森とタタラ場がともに生きる方法を考えているのだった。・・・

セリフ・名言 34 もののけ姫

アシタカ「まだ終わらない。私たちが生きているのだから。力を貸しておくれ」

1:56:05頃シシ神の首を持って行ったジコ坊から首を奪い返そうとするアシタカ・・・は、サンに力を貸して欲しいと頼む。だが、動揺するサンは拒否し、アシタカの胸に小刀を突き立てる。だが、アシタカには刺さらない。その後、アシタカがサンを抱きしめて落ち着かせた後のやりとり。・・・

セリフ・名言 36 もののけ姫

アシタカ「シシ神は死にはしないよ。命そのものだから。私に生きろと言ってくれた」

2:06:55頃首を落とされたシシ神は山の生物の命を奪ったが、首を取り戻すと山・・・に新たな生命を与えた。新しく芽が吹き出た山を見たサンとアシタカのやりとり。シシ神は、アシタカにかけられた死に至る呪いを解いてくれていた。・・・

セリフ・名言 37 もののけ姫

アシタカ「それでもいい。サンは森で、私はタタラ場で暮らそう。ともに生きよう。会いにいくよ」

2:07:20頃アシタカはサンを助けようと考えていた。だが、サンの人間に対する・・・恨みは消えるものではなかった。答えは出ないものの、別々の場所で暮らしながらともに生きようと語る。・・・

キーワード 1 もののけ姫

エミシの村

大和との戦いに敗れた人々が500年に渡って生きているアシタカが住んでいた村。ヒイ・・・様と呼ばれる巫女が長老を務めており、将来アシタカは長となるはずだった。だが、村に向かうタタリ神を殺したアシタカが右腕に呪いを受けたことから、村を去り西へと向かう。呪われた者を見送ることは村のおきてで禁じられているが、アシタカを慕うカヤはおき・・・

キーワード 2 もののけ姫

タタリ神の呪い

アシタカはタタリ神を殺した時に右腕が呪われてしまう。右腕にはアザができ、やがて骨・・・まで達してアシタカの命を奪うという。呪いによってアシタカは強力の力を発揮するようになり、射た矢で兵士の首を飛ばしたり、10人がかりで開ける門の扉を1人で開けたりする。時折、アシタカの意思にかかわらず、動き出すことがある。アザは右腕だけだった・・・