登場人物・キャスト　七人の侍

岡本勝四郎(木村功)

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岡本勝四郎は、野武士に襲われる村を守る若い侍である、映画「七人の侍」の登場人物。パリッとした身なりをしており、前髪はまだ下ろしていない。

勘兵衛の赤子救出を見て、門弟にして欲しいと頼むものの断られる。それでも、勘兵衛についていき、村を野武士から守る役目を引き受けた勘兵衛の侍探しに協力する。その際に、久蔵と侍の決闘を目撃し、それ以来久蔵に憧れを抱く。また、与平が米を盗まれたのを知った時には、何も言わずに金を渡す。「村には連れて行かない」と勘兵衛に言われるものの、農民や他の侍の説得で勘兵衛が考えを変える。その際には、喜びにあふれた表情を見せる。

村では、男性の身なりをした志乃と相思相愛の仲になり、米の飯を志乃に渡すなどの密会を重ねる。だが、志乃が体をささげようとすると怖気づいて、「弱虫！」と怒鳴られる。物見の野武士を発見した際には、あわてて勘兵衛に報告するする姿を他の侍や農民に見られて、野武士の到着が村に知れ渡ることになる。その後、野武士の銃を奪うために向かった久蔵の帰りを夜明けまで待ち、戻ってきた久蔵にあこがれていることを告げる。戦いでは伝令役を務めるほか、村に入った野武士を倒す役割を果たす。

決戦前夜には、命を失うかもしれない状況に置かれたこともあり、志乃と体を重ねる。だが、そのことを知った志乃の父万造が志乃を殴ったため、農民や侍たちの知るところとなる。決戦では、野武士を倒してぐったりとする姿をみせる。さらには、憧れの久蔵が撃たれたことに怒り、撃った野武士のいる小屋に向かおうとするものの、菊千代に止められる。最後まで生き残るが、やり場のない憤りから大声で絶叫する。

田植えをする農民たちを横目に、勘兵衛たちとともに村を去る。その時に、志乃とすれ違うものの、志乃は田植えに向かってしまう。

キャスト

岡本勝四郎を演じているのは、木村功。当時31歳頃。黒澤明作品の常連として知られ、「野良犬」(1949)、「生きる」(1952)、「蜘蛛巣城」(1957)などに出演している。

志乃「弱虫！侍のくせに！」

2:03:35頃父の万造によって無理やり髪を切らされ、男のフリをさせられた志乃・・・。だが、女性であることが勝四郎に知られてしまい、それ以来相思相愛の仲となる。勝四郎に身をささげようとする志乃だったが、勝四郎はためらう。そんな勝四郎への志乃の言葉。・・・

セリフ・名言 24 七人の侍

利吉「好きで一緒になったものを、グズグズ言うことはねえ！野伏せりにくれてやったのと、訳が違うぞ！」

3:12:10頃決戦前夜。勝四郎と志乃の関係を知った万造は、怒って志乃を殴る。・・・万造は、侍が娘に手を出すことを恐れて、志乃の髪を無理やり切って、男になりすまさせていたのだった。そんな万造を、女房を野武士に連れ去られ、砦で女房が死んでしまった利吉が一喝する。・・・

人物 13 七人の侍

志乃

俳優：津島恵子志乃は、万造の娘である、映画「七人の侍」の登場人物。侍に目をつけられることを恐れ・・・た万造によって、無理やり髪を切られて、男性になりすまさせられる。花を摘んでいるところを勝四郎に目撃され、「鍛えてやる」という勝四郎とつかみ合いになった時に、胸を触られて女性であることを知られてしまう。勝四郎とは相思相愛となり、密会を重ね・・・

キーワード 2 七人の侍

侍

「七人の侍」は、戦国時代を舞台に、野武士の襲来に困り果てた農民が、村を守るために・・・侍を雇うという話である。雇うと言っても村には余裕がなく、提供できるものは白米を腹いっぱい食べさせることだけである。最初に農民から頼まれた侍の勘兵衛は一度断るものの、侍たちに白米を提供するために農民たちがヒエを食べていることを知り、引き受ける・・・

人物 7 七人の侍

久蔵

俳優：宮口精二久蔵は、野武士に襲われる村を守る7人の侍の1人である、映画「七人の侍」の登場人物・・・。剣豪で、右眉の上には刀傷がある。勘兵衛は「自分をたたき上げることがすべての男」と評している。浪人との果たし合いに勝つところを勘兵衛と勝四郎が目撃し、勘兵衛に仲間に誘われる。村では、農民に竹やりの指南をする。雨の森で剣の練習をしている際・・・